退職代行やむなし? 働き盛り世代で「退職を言い出しにくい」と感じる人は○%【mamori調べ】
「辞めたいのに退職すら言えない社会」ははたして健全なのか?という問い。
8:30 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
弁護士法人mamoriは、「退職」に関する調査結果を発表した。全国20~40代の男女550人が回答している。
関連記事
職場に対する不満や違和感を抱えている人が多数だが…
まず「今の職場を“辞めたい”と感じたことがありますか?」と聞くと、「何度もある」35.1%、「たまにある」31.3%、「一度だけある」5.8%で、7割超が退職を検討したことがあった。

一方で「退職の意思を伝えること」に対して「とても抵抗を感じる」29.1%、「少し抵抗を感じる」38.0%と、7割近くが抵抗を感じており、意思表示が大きな心理的負担となっていることが判明した。

その理由としては「人手不足や忙しさで辞めづらい空気がある」28.0%、「退職理由をうまく説明する自信がない」27.3%、「周囲に迷惑をかける・評価や人間関係が悪くなりそう」22.7%が上位を占める。職場の状況や人間関係など、複雑な要因が意思表示をためらわせる原因となっているようだ。

「退職代行」については、「利用したことがある」は2.2%にとどまる一方、「知っているが使ったことはない」54.4%、「聞いたことがある」31.8%と8割超が認知。「もしも退職で困ったら、どのようなサポートがあると安心ですか?」と聞くと、「特にサポートは必要ない」40.2%が最多だが、「匿名での相談ができること」11.8%、「費用が明確でわかりやすい」10.5%、「退職理由の代行・書類作成までしてくれる」9.8%といったニーズが浮き彫りになった。


調査概要
- 【調査対象】日本全国在住の20~40代の男女
- 【調査方法】Webアンケート(設問選択・記述式)
- 【調査時期】2025年7月22日
- 【有効回答数】550人
ソーシャルもやってます!