早期退職者の8割超が「後悔なし!」 転職後のキャリアへの影響は?【スタッフサービス・ホールディングス調べ】
スタッフサービス・ホールディングスは「新卒3年未満で正社員を退職した若年層の意識調査」を実施した。新卒で就職した会社を3年未満で退職した経験のある706人が回答している。
“3年は働け”はもう古い? 早期離職者の半数が「1年未満で退職」

まず、新卒で就職した会社の在籍期間を聞いたところ、合計で48.2%が「1年未満」と回答した。そのうち「半年未満」と回答した人は30.8%にのぼり、入社からわずか数カ月で離職する人も多いことがわかった。


初めて「辞めようかな」と思った時期を聞くと、「1カ月未満」が合計で32.9%にのぼった。また、どのような場面で「辞めようかな」と思ったかを聞くと、「オフィス内の職場環境や雰囲気を知った時」が23.3%で最も多く、ついで「オリエンテーション・研修」が17.2%となった。
早期離職に後悔はない? 8割以上が「辞めてよかった」と回答

退職理由について聞くと、全体では「上司や同僚との人間関係が悪かった」が26.3%で最多に。ついで「社風が合わなかった」が26.1%、「会社の将来に不安を感じた」が21.1%と続いた。

新卒で就職した会社を3年未満で退職したことについてどう思っているかを聞くと、「とてもよかった」が44.2%、「どちらかといえばよかった」が39.7%で、合計すると83.9%の人が退職したことをポジティブに捉えていることがわかった。
1社目の勤務年数、転職後のキャリアにどう影響する?

続いて、これまでの転職回数を聞いたところ、全体では69.3%が「1回」と回答。在籍期間別で見ると、「2年以上~3年未満」では「2回以上」が19.9%だったのに対し、「3ヶ月未満」では43.3%と大きな差が見られた。

転職で入社した2社目の会社での雇用形態を聞くと、全体では71.1%が「正社員」と回答。在籍期間別で見ると、「2年以上~3年未満」が2社目も正社員として働いている割合が最も高く、「半年未満」では「パート・アルバイト」の割合が高い傾向が見られた。

初めての転職活動時に活用したサービスとしては、「転職エージェント」が25.6%で最も多く、ついで「求人サイト」が21.4%となった。
調査概要
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査期間】2025年6月10日(火)~16日(月)
- 【調査対象】全国在住18歳~25歳男女(新卒で正社員として就職した会社を3年未満で離職経験がある人)
- 【サンプル数】706人
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