同じ若年層でも、「給与」が理由で仕事を辞めたいのは「Z世代」「ミレニアル世代」のどっち?【スタッフサービスHD調べ】

「Z世代」「ミレニアル世代」「就職氷河期世代」「バブル期世代」を比較。ストレス発散法に世代差。

スタッフサービス・ホールディングスは、働く4世代「Z世代」「ミレニアル世代」「就職氷河期世代」「バブル期世代」を対象とした調査の結果を発表した。各世代1,000人ずつ、計4,000人が回答している。

同社の創業40周年を記念して企画されたもので、第一弾発表の今回は「仕事の本音」がテーマで、仕事を辞めたい理由、ストレス発散方法、社内の謎ルールなどに関する内容となっている。

4世代の定義

Z世代・ミレニアル世代と就職氷河期世代・バブル期世代との間にギャップ?

まず「仕事を辞めたいと思ったことがあるか」を聞くと、Z世代:80.4%、ミレニアル世代:87.8%、就職氷河期世代:89.2%、バブル期世代:88.4%で、すべての世代で8割以上の人が、「仕事を辞めたい」と思ったことがあった。

仕事を辞めたいと思ったことがあるか

「仕事を辞めたい!と思った理由」を聞くと、全世代合計では 「人間関係」35.0%、「給与」23.3%、「仕事量」21.8%がトップ3だった。 世代別で見ると、Z世代のみ「給与」が1位で、他世代は「人間関係」をあげている。若年層として並べて語られることが多い「Z世代」「ミレニアル世代」だが、仕事への想いには、微妙な差異が見られる。また上年代があげる「人間関係」も、「就職氷河期世代」は“上と下との板挟み”、「バブル期世代」は“出世の遅れ(同期とのギャップ)”と、さまざまなようだ。

仕事を辞めたい!と思った理由

「仕事のストレス発散法」では、Z世代・ミレニアル世代では「家族・友人と話す」「食事」、就職氷河期世代・バブル期世代は「食事」「旅行」「飲酒」が比較的上位だった。やはり美味しい食事や楽しい会話は、最高のストレス解消になっている。

ミレニアル世代男性の5位に「ゲームをする」が全世代で唯一ランクインしており、世代的な特徴になっている。バブル期世代女性の5位「会社の同僚と話す」も他世代には登場しない。

また就職氷河期世代・バブル期世代の男性は全体的にスコアが低く、そもそもストレスが少ないか、あるいはストレス発散法を持っていないのか、気になるところだ。

仕事のストレス発散法

職場とはいったい?……横行する謎ルール

「働きたい職場の条件」を聞くと、これは全世代で「給与が高い」が1位となった。特に若い世代ほど比率が高い。続いて2位は、Z世代・ミレニアル世代は「有給が取りやすい」、就職氷河期世代・バブル期世代は「人間関係が良い」となった。

働きたい職場の条件

なお「職場の謎のルールやしきたり」に対する自由回答では、以下のような驚きのしきたりがあがっている。御社でも似たようなルールがないか、ぜひ振り返ってみてほしい。

  • 賞与が支給される際には、創業者の自宅へ出向き、御礼を申し伝える。
  • 書類や備品が紛失するたびにチェックシートが増えていく。やがて、そのチェックシートがきちんと作成・保管されているかを確認するチェックシートが登場。さらには、そのチェックシート…と無限スパイラル状態に。
  • お金を数えるときに、枚数・金額が合うたびに 「ピシャリ」と言うルールがある。
  • 社員同士すれ違うときは、立ち止まって敬礼。
  • 毎朝雨でも、外でラジオ体操。
  • 電話にはジェスチャー付きで応答。
  • 社員食堂にはサラダバーしかない。
  • スケジューラーの予定は印刷して読み上げ。

調査概要

  • 【調査対象】全国の就業者で以下の4世代に該当する人
    ・Z世代(1996年~2005年生まれ、調査時点での16~25歳)
    ・ミレニアル世代(1981年~1995年生まれ、調査時点での現在26~40歳)
    ・就職氷河期世代(1971年~1980年生まれ、調査時点での41~50歳)
    ・バブル期世代(1961年~1970年生まれ、調査時点での51~60歳)
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2021年9月11日~13日
  • 【有効回答数】4,000人(各世代1,000人ずつ)
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