テレワーク「希望していなかった」6割超だが「実際にやってみると良かった」は8割近く【スタッフサービスHD調べ】
スタッフサービス・ホールディングスは、「テレワーク導入後の働き方」に関する意識調査の結果を発表した。新型コロナウイルスの影響でテレワークを行った/行っている人に、導入後のメリットやデメリットなどを聞いた。調査時期は2020年5月1日~2日で、20歳~59歳の事務職400人が回答している。
テレワーク“希望してなかったが、やってみると案外良かった”
まず「新型コロナウイルス感染症拡大防止のためテレワークで仕事をする前に、自分からテレワークで仕事することを希望していましたか?」と聞くと、「希望していた」37.3%、「希望していなかった」62.8%で、もともとは希望していなかった人のほうが多かった。テレワークに対する自由意見では、「気分転換がなく効率が悪い」「細かい指示が出せない」といった理由があがっている。
そこで「実際、テレワークに切り替えてみていかがでしたか?」と聞くと、「良かった」32.0%、「どちらかといえば良かった」46.8%で、“希望してなかったが、やってみると案外良かった”というのが、全体の傾向となった。
次に「テレワークで感じたメリット/デメリット」を聞いた。まず「テレワークで感じたメリット」については、「通勤時間を有効活用できる」79.0%、「ストレスが軽減される」37.5%、「無駄な会議が減った」35.0%が上位。2位のストレスには、会社での対人ストレスだけでなく通勤ストレスをあげる人も多く、“通勤時間や満員電車の不満解消”がテレワークの圧倒的なメリットと言えるだろう。
一方「テレワークで感じたデメリット」については、「運動不足になる」46.8%、「社内コミュニケーションが減った」45.3%、「紙の書類のやり取りができない」40.8%が上位で、こちらはやや分散した印象。「勤務時間の線引きが難しい」29.0%、「仕事のオンオフがしにくい」26.8%といった意識面の課題にも一定数が集まっている。
自由意見では、メリットとして「終業後すぐに自分の時間になる」「化粧などの時間もなくなり朝ゆっくりできる」「感染の不安や、職場の人が咳エチケットを守らないことにイライラしない」「生産性がない、解決できない会議がなくなった」「休憩時間に家事をできる」といった意見があがっている。デメリットでは「腰が痛くなる」「会議での議論が難しい」「会社ほどスピード(通信速度)が出ない」「子供の勉強を見たりして、手が止まる」といった意見が見られた。
調査概要
- 【調査対象】新型コロナウイルスの影響でテレワークを行っている20歳~59歳の事務職(正社員/派遣スタッフ)男女
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査期間】2020年5月1日~2日
- 【有効回答数】400人
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