20代のUIターン転職希望者が増加、半数以上が「3か月以内」の転職を希望【学情調べ】
学情は、「UIターン・地方への転職」について、20代転職希望者の意識調査を実施した。同社の20代転職サイト「Re就活」登録会員から回答を得ている。
UIターン希望者の約6割、「3か月以内」の転職を希望
まず「UIターン・地方への転職」についてアンケートを実施(4月24日~5月1日、有効回答数361名)。その結果、2月に実施した同種調査より14.3ポイント増の36.1%が「UIターンや地方での転職を希望する」と回答したという。そこで、「UIターンを希望する」とした289名に追加調査を行っている(6月5日~6月10日)。
「UIターン・地方への転職の希望時期」を聞くと、「すぐに、できるだけ早く」がもっとも多く38.8%、「1~3か月以内」19.7%と合わせて、58.5%が“3か月以内のUIターン転職”を希望していた。
そこで「UIターンや地方への転職を希望する理由」を聞くと、「地方や地元に貢献する仕事をしたいと思うようになったから」43.6%、「もともと地元に戻ることを予定していたから」34.2%が上位となった。一方で、「テレワークなど場所を選ばず仕事ができる働き方が増えたから」26.6%、「感染症の拡大などで、都市部で働くことにリスクを感じたから」19.4%といった回答もあり、新型コロナウイルスの影響により、早期のUIターンを考え始めた転職者も一定数存在していそうだ。
ただし「都市部で働くことにリスクを感じたから」という回答は、5月の調査では42.3%と高い値を示していたが、ほぼ1か月で22.9ポイントも減少している。“コロナが沈静化した”と見るにはまだ早いタイミングであり、“リスクは都市部に限らず、過度に危険視するのは無意味”といった意識面の変化が推測される。
さらに、「UIターンや地方への転職において当てはまるもの」として、重視している意識を聞くと、「自分の時間を大切にしたい」73.0%が最多。「地元の人との人間関係を大切にしたい」37.7%、「地方や地元の人のためになる仕事をしたい」32.9%の倍近い数字となっている。地方貢献を理由にあげる人が多いが、“自分の時間を大切にしたい”という意識があり、それを叶えたい考えが働いているようだ。
調査概要
- 【調査対象1】転職サイト「Re就活」を来訪した登録会員
- 【調査方法1】サイト来訪者にアンケートのポップアップを表示し、「UIターン・地方での転職」に関する調査を実施
- 【調査期間1】2020年4月24日~2020年5月1日
- 【有効回答数1】361名
- 【調査対象2】上記アンケートで「UIターンを希望する」とした来訪者
- 【調査方法2】サイト来訪者にアンケートのポップアップを表示
- 【調査期間2】2020年6月5日~6月10日
- 【有効回答数2】289名
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