リモートワークによる仕事の成果、50代は「変化なし」との回答多数で現実とズレ?【ネオマーケティング調べ】

新型コロナ拡大で広がった「ニューノーマル」の働き方、リモートワーク希望者が急増。

ネオマーケティングは、「リモートワーク」をテーマにした調査の結果を発表した。調査時期は6月8日~10日で、全国20~59歳男女から回答を得ている。

9割以上がリモートワークの継続を希望、通勤ストレス緩和が理由の7割

まずリモートワークの導入状況を聞くと、「今回初めて導入された」39.9%、「以前から導入されていた」17.8%で、導入率は合計57.7%。今後の利用意向については、「リモートワークをしたい」57.1%、「今回のような非常時にはリモートワークをしたい」34.1%で、合計91.2%がリモートワークの継続を希望していた。

 

次に、週5日勤務とした場合「リモートワークを実施した平均日数」を聞くと、「1週間のうち5日程度」39.8%が最多。「1週間のうち3日程度」18.0%、「1週間のうち4日程度」16.7%で、テレワークに振り切っている人たちが多数派だった。

 

「リモートワークのメリット/デメリット」を聞くと、メリットでは「通勤のストレスがない」69.5%、「感染リスクを防げる」61.4%、「以前より家事をするようになった」34.9%が上位。デメリットでは「家から出ないためストレスがたまる」30.6%、「社内コミュニケーションがとりづらい」30.0%、「気軽な相談や雑談ができない」26.2%が上位となっており、コロナ拡大抑止という本来の目的では無く、通勤やコミュニケーションなど、勤務様式や生活様式の変化に関心が集まった。

 
 

リモートワークによる仕事の成果、50代は「変化はない」との回答が多数

そこで「ストレス」に焦点を当てて質問したところ、ストレスが「減った」「やや減った」との回答は、「20代」52.7%、「30代」45.0%、「40代」42.8%、「50代」35.2%で、若年層ほどストレスの減少度が高い。

 

「リモートワークによる仕事の成果の変化」においては、「成果が出るようになった」「やや成果が出るようになった」が、50代は顕著に落ち込むことが確認された。“50代は、リモートワークでも変化なく成果を出せている”と考えることもできるが、実際には、自己評価と現実にズレがあると思われる。

 

なお、「会社のオフィスの必要性」については、「必要だと思う」36.5%、「どちらかといえば必要だと思う」44.0%、「どちらかといえば必要ではないと思う」13.8%、「必要ではないと思う」5.7%で、新型コロナウイルスがオフィスの在り方を考え直すきっかけになっていると思われる。

 

調査概要

  • 【調査対象】全国の20~59歳の男女
  • 【調査方法】ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」登録モニターへのWebアンケート。
  • 【調査期間】2020年6月8日~10日
  • 【有効回答数】1000名
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