デジタルマーケティング研究機構、「Web人賞」はBASE鶴岡裕太氏、popIn西舘亜希子氏らが受賞【第9回Webグランプリ】
342社が加盟(2021年10月末現在)する公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、第9回WebグランプリのWeb人部門「Web人賞」の受賞者を発表した。
Web人部門では、「人」にフォーカスした賞として、優れたWeサイト、Webプロモーションにとどまらず、広くデジタルを活用したマーケティング、コミュニケーション等の原動力となった人物にフォーカスをあて、その功績を称えて表彰を行う。
第9回Webグランプリ Web人部門 受賞者一覧
青木 秀仁 氏(Shamrock Records株式会社)
2013年より「コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ」UDトークを開発。UDトークとは発話をリアルタイムで文字起こしし、デジタルテキスト化できるもの。オンラインコミュニケーションが重要となる昨今の状況においては、各種オンラインツールと連携し、オンライン配信イベントのリアルタイムキャプションや翻訳などで、幅広い人々とのコミュニケーションに貢献した。
足立 義則 氏(日本放送協会)
SNSから事件事故の一報やフェイク情報、トレンドなどをキャッチするSoLT(Social Listening Team)の立ち上げや、NHKのソーシャルメディアでの活動を通じて、一方通行ではない双方向のコミュニケーションモデルの構築に挑戦。デジタル時代ならではの傾聴を活用した報道とコミュニケーションのありかたを示した。
鶴岡 裕太 氏(BASE株式会社)
ネットショップ作成サービス「BASE」において、COVID-19の影響を受けた飲食店や小売店を早くから支援。ITやネットに詳しくない人にもわかりやすいシステムを基本無料で提供することで、ネットショップを始める敷居を下げた。また2020年2月には、いち早くアパレルブランドの代替生産先の紹介を行い、その後もネットショップ開設や集客、資金調達や入金迅速化などの支援を打ち出した。
西舘 亜希子 氏(popIn株式会社)
popIn株式会社は、インターネット上の誇大広告や差別的広告を配信停止する取り組みを行ったことで、日本でも社会問題化していたネット広告に一石を投じた。特にネイティブアドの領域において、停滞しているようにも見られていたネット広告健全化の議論が再活性化された。
米良 はるか 氏(READYFOR株式会社)
「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をビジョンに掲げ、クラウドファンディングサービスを10年にわたり展開。「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」や「令和3年8月豪雨災害 緊急災害支援基金」などの取り組み、また研究や医療の分野、アート・文化・芸術領域、ソーシャルセクターへの資金調達支援といった、経済合理性だけでは資金が届きにくい領域への支援など、デジタルを通じて社会活動を行った。
山田 進太郎 氏(山田進太郎D&I財団)
株式会社メルカリ代表取締役CEOである山田氏は、一般財団法人を設立し、ジェンダー・人種・年齢・宗教などにかかわらず、誰もが自身の能力を最大限に発揮できる社会の実現を目指している。その第一弾として、理系職種が男性に偏り、国内の女性エンジニア比率は20%に留まるなど、ジェンダーバランスが崩れている課題に注目し「高校入学時点で理系を目指す女性」100名に対して、奨学金を支給するプログラムを開始。業界のみならず社会全体のジェンダーギャップの解消を実現するために取り組んだ。
Web人賞選考委員会 選考委員
- 今田 素子 2013年Web人賞受賞
(株式会社インフォバーングループ代表取締役CEO) - 徳力 基彦 2007年Web人賞受賞
(ブロガー/noteプロデューサー) - 長谷川 敦士 2012年Web人賞受賞
(株式会社コンセント 代表取締役社長) - 平田 大治 2004年Web人賞受賞
(シックス・アパート株式会社 取締役CTO) - 安田 英久 2010年Web人賞受賞
(株式会社インプレス Web担当者Forum・ネットショップ担当者フォーラム編集統括)
Webグランプリ プロジェクト運営メンバー
- Webグランプリプロジェクトリーダー
新井 隆之(岩崎電気株式会社、デジタルマーケティング研究機構 幹事) - Webグランプリプロジェクト プロジェクトメンバー
西田 健(キヤノンマーケティングジャパン株式会社、デジタルマーケティング研究機構 副代表幹事)
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