新入社員の「転職志向」が急上昇、「定年まで働きたい」は約2割にとどまる【東京商工会議所調べ】
Z世代の新入社員、約4人に1人が「チャンスがあれば転職したい」。
5/1 8:30 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
東京商工会議所は、「2024年度 新入社員意識調査」を実施した。2024年度の新入社員1,021名に対し、社会人生活や仕事に対する意識などを聞いている。
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24卒の平均内定取得企業数、文系は2.2社・理系は2.3社
まず、就職活動が順調だったかどうかを聞くと、順調だった・ほぼ順調だったの合計は62.2%となり、コロナ禍以降(2021年度~2024年度調査)で最も高い数値となった。
内定取得企業数(大学卒)の平均値を見ると、文系では2.2社、理系では2.3社となり、いずれも増加傾向が続いていた。
新入社員の「転職志向」が26.4%まで上昇
「定年まで働く」は21.1%に減少
就職先の会社でいつまで働きたいかという質問では、「定年まで」が21.1%となり、10年前(2014年度調査)と比べると14.0ポイントの減少。一方で「チャンスがあれば転職」は26.4%となり、この10年で14.5ポイント増加していることから、新入社員の転職志向の高まりがうかがえた。
社会人生活で不安に感じることを聞くと、「仕事が自分の能力や適性に合っているか」が48.9%で最も多く、ついで「上司・先輩・同僚とうまくやっていけるか」「仕事と私生活とのバランスがとれるか」と続いた。
また、理想の上司像について聞くと、「仕事の指導を丁寧に行うこと」が49.2%で、2位と10ポイント以上差をつけて1位に。以下「明確な理念や考えを持っていること」、「人間関係、チームワークを重視すること」と続いた。
調査概要
- 【調査期間】2024年4月2日~4月5日
- 【調査方法】Webアンケートシステムを利用
- 【調査対象】当所(事務局:人材・能力開発部 研修センター)が実施した新入社員研修の受講者1,021名
- 【回答数】957名(回答率:93.7%)
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