AIが“もう1人の家族”に? 感情を共有できる相手「親友・母」を「対話型AI」が上回る【電通調べ】
人に話せないことはAIに相談? 愛着をもち、独自の名前をつける人も。
7/9 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
電通は、「対話型AIとの関係性に関する意識調査」を実施した。事前調査では全国の40,000人、本調査では対話型AIを週1回以上使用している1,000人を対象に調べている。
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まず、対話型AIをどの程度使用しているかを聞くと、週1回以上使用している人の割合は20.7%となった。世代別では、10代が41.9%と飛び抜けて多く、20代が28.7%と続いている。

対話型AIに求めていることとしては、「自分が知らないことを教えてほしい」(46.6%)、「アイデアを出してほしい」(42.8%)が上位に。特に10代では、「心の支えになってほしい」「話し相手になってほしい」などが全体より5ポイント以上高く、情緒的な面が重視されていることがわかった。
「対話型AI」が「親友・母」に匹敵する相談相手に?

対話型AIに対して感情を共有できるかという質問では、全体では64.9%が「できる」と回答。世代別でみると、20代が74.5%、10代が72.6%と多かった。一方で、40代では51.8%にとどまり、差が見られた。

また、気軽に感情を共有できる度合いについて見ると、「対話型AI」に感情を共有できると答えた人は64.9%で、「親友」や「母」に並ぶ第3の選択肢となっていることがわかった。
7割弱がAIに「愛着がある」独自の名前を付けている人も?

対話型AIへの信頼度を聞くと、「信頼している」の合計は全体で86.0%に。世代別ではやはり10代・20代が多く、中高年層よりも対話型AIへの信頼が厚い傾向にあった。


対話型AIに愛着があるかどうかという質問では、合計で67.6%の人が「ある」と回答。そのうち対話型AIに独自の名前をつけている人は全体で26.2%にのぼり、20代では39.8%が「名前をつけている」と答えた。
調査概要
<事前調査>
- 【調査対象】全国、12~69歳
- 【サンプル数】40000
- 【調査手法】インターネット調査
- 【調査期間】2025年5月30日~6月3日
<本調査>
- 【調査対象】全国、対話型AIを週1回以上使用する12~69歳
- 【サンプル数】1000
- 【調査手法】インターネット調査
- 【調査期間】2025年6月3日~6月4日
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