15 years 7ヶ月 ago
見ているだけで目が痛くなるウェブデザインを30サイト、厳選して紹介。金曜午後の気分転換に。とは言え、ウェブデザインにこだわりがある方は、決して一人では見ないでください。 — SEO Japan
2010年、それ程お金をかけなくとも、最低限のレベルでデザインされたウェブサイトを作ることはできるようになった。WordPressや無料テンプレートを利用すれば、プロのウェブデザイナーでも文句を言えないレベルのサイトを作ることは難しくない。理由は不明だが、そんな現代のウェブデザインの常識を覆すようなサイトが、今でも存在する。
ここではネットワーク回線を無駄にしているとしか思えない最悪のウェブサイトを30、厳選して紹介したい。
先に注意しておきたい。リンクをクリックして後悔しても文句は言わないでほしい!真剣な話、発作のある方は見ない方が良い。これらのサイトがどのような発想でデザインされたのか私には全く理解できない、としか言いようがない。
(註:画像の上のURLをクリックすると別ブラウザーで実際のサイトが見れます。アニメーション多用、画像以上に強烈なサイトが多いのでご注意を。)
http://www.paperrad.org/
私はMIAのファンだ。この上下の2サイトはどうも同じデザイナーによる仕事のようだ。彼がデザインする時に酔っ払っていたのか、眠かったのか、それとも怪しげな薬を飲んでいたのかは分からない。
http://www.miauk.com/
Evangel Cathedralと言う教会のサイトだが何かのメディケーションがいるのではないだろうか。確かに盛り上っているサイトではあるが。
http://www.evangelcathedral.net/welcome.htm
別の教会のサイト。この背景アニメには思わず薬を飲みたくなってしまうかもしれない。イエス・キリストが彼らにこんなデザインをさせているのだろうか?
http://www.dokimos.org/ajff/
このサイトに関しては「凄い」と言うしかない。2コラムや3コラムのレイアウトがあるなら5コラムのレイアウトに躊躇する理由はない。9種類のナビゲーションだって問題ない。
http://www.havenworks.com/
時々、思うことがある。ウェブデザイナーは自分の作ったサイトをアップした後にちゃんと確認しているのだろうか?
http://home.texoma.net/~jimg/welcome.html
ひどいサイトだが、素晴らしい商品だ!空気でふくらむ教会なんて。僕の誕生日まで後6か月もあるのが待ち遠しい。
http://www.inflatablechurch.com/
結婚式の花嫁衣装。人生の記念日の衣装選びを誰にお願いしたいだろうか?クレイジーとしか思えない人がデザインしたサイト。何かこのサイトをちゃんと見るためのプラグインが必要なのだろうか。そうに違いない。
http://yvettesbridalformal.com/
激しすぎる色は目に痛い。子供も怖がる。テキストをハイライトしないと何と書いてあるのかも分からなかった。まだ制作中のようだが、全部0にしてやり直すことをオススメする。この会社の社員だったらデザイナーを訴えることを考えるかもしれない。
http://home.comcast.net/~dmaneyapanda/zugorific/personal2.html
リンク切れもひどいが、背景の画像の意味が理解できない。サイトでは音楽を流すことができ曲まで選べるようになっている。僕は使わないけど。
http://ronoslund.com/
1ページにTABLEを何回使えるんだろうか?こんなにたくさん使える。
http://www.huntgraphic.com/moto.htm
前のサイト程、インパクトはないが、このサイトもひどい。しかも無料の壁紙素材まで提供している。誰かがプロモーションに役立つと教えたのだろうか。
http://members.tripod.com/fuzzymartian/
モノトーンのロボットの声が迎えてくれる派手なだけの意味が無いサイト。多分、会社に不満を持っていた元社員がデザインしたのかもしれない。画面を動き回るテキストと画像についていくので精一杯だ。
http://www.esupersoft.com/lips/
ウェブについて学ぶ時間は全く無い位、この西バージニア州の警官たちは仕事をしているのだろう。。。
http://www.martinsburgpd.org/
コンバージョン率改善のスペシャリストに言わせないでおこう。1ページに全商品を掲載するべきじゃない、なんて幻想かもしれない。レイアウトが崩れていても、画像がおかしくても。
http://www.arngren.net/
このリストで一番悪いサイトじゃないのは確かだが、コンピューターの修理屋なんだよね。確かに、デザインは気にする必要はないのかもしれないが。
http://home.comcast.net/~computerphysicians/
目にうざわりなこのサイトだけど、最後の犬の写真には和んだ。ウェブよりワンちゃん!
http://frnz.de/
デザインが悪いサイトと言う訳じゃないし、Flashで凝って綺麗にデザインされているサイトなのだが、一体どこをクリックすればよいか分からない。さらに見た目は良いけど中身は無い。
http://www.jacksonsofpiccadilly.co.uk/main.htm
「Wizzards Tatto」と言うタトゥー屋だが、そもそもウィザードのスペルが間違っている(「wizzard」ではなく「wizard」)。デザインもなかなかスゴイ。スペルミスされそうだし、ビジュアルセンス的にも僕の右腕にタトゥーを入れる気にはどうしてもならなかった。
http://www.wizzardstattoo.com/
この人はウェブデザイナーらしい。彼がウェブデザイナーなら、僕は脳外科医だ。
http://www.webking.com/computer-services/index.html
このサイトの何に関するサイトなのか、誰か分かる?僕はひたすら混乱している。
http://bremen.weltregierung.org/abstraktindex.html
誰かが怪我をしたシマウマをベースにしたカラースキームが魅力的と教えたのだろうか?
http://www.izzza.com/
ドイツの効率性と独創性とは少し違う。1ページにより多くの要素を置くことが効率性なら話は別だが。。。クレイジーなドイツ人に何か特別な発想があったのだろうか。
http://www.ingenfeld.de/
最低限の文字しかないサイト。写真が全てを語ると思っているのかもしれない。見ている間に何故か不安になるサイトだ。このトラックに轢かれそうな気分になったのかもしれない。
http://www.mccormickrecovery.co.uk/
もっとフレームを、もっとテーブルを、もっと明るい色を、もっとマーキーを、もっとGIFアニメを!
http://www.fabricland.co.uk/
実はこれはSEO Bookのアーロン・ウォールが最初に作ったサイトなのだ。誰だって0から始まる。最も、僕が最初に作ったサイトはネットから削除したけど。
http://www.newnavy.us/
このサイトの広大なホワイトスペースに勝てるのは、彼らのビルのデザイン位だろう。
http://cbm-eureka.com/
カイロプラクティックのサイトだが、この崩れたレイアウトを見ていると、彼らに僕の背骨のゆがみを正しく矯正してくれるとはどうしても思えないんだ。
http://www.proactivechiropractic.org/
参考にさせてもらった下記のサイトにも感謝したい!
Good Web Practices
Blogstorm
この記事は、datadialに掲載された「Website FAIL – 30 Web Designs That Will Hurt Your Eyes」を翻訳した内容です。
はい、リンクベイトでした。この記事紹介して、ブックマークやリツイート数が少なかったら逆に恥ずかしい 汗 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
ソーシャルメディアに関する人気ブログ「Social Media Explorer」から、ツイッターを活用したマーケティングの4つのスタイルを紹介。事例と共に非常に分かりやすくまとめられています。ツイッターを始めようか悩んでいる企業さんは是非。 — SEO Japan
ツイッターに関するマーケティングは、ソーシャルメディア関連のテーマで、最もよく話題に上がるトピックの一つに数えられる。ソーシャルメディアの純粋主義者たちは、相変わらずツイッターでマーケティングを行うことは出来ないと主張している。そんな中、デルは、ツイッターで650万ドル以上の売り上げを上げている。ツイッターの正しい使い方や誤った使い方などは存在しない ― いかなるメディアにもいかなるアイテムに対しても、必要不可欠なオーディエンスが存在するのだ ― ツイッターが会話に特化したプラットフォームだと私は思う。
ツイッターをマーケティングのプラットフォームとして利用している人達を、主に4つのマーケティングスタイルのタイプに分類することが出来る点に私は気付いた。それぞれが大勢のフォロワーやオーディエンスを抱え、(そして恐らく)成功を収めている。私の説明には主観的な意見も含まれるが、単に批判しているわけではない点は留意してもらいたい。そのため、ツイッターでのマーケティングに利用するスタイルのアドバイスとして受け取ってもらいたい。
ツイッターのマーケティングスタイル
1. カンバセーショナリスト
カンバセーショナリストとは、ビジネスのためにツイッターを使うという明白な理由があるユーザーのことである。しかし、ビジネスのための明確な動機やコール・トゥ・アクションを必死になって作るのではなく、通常のおしゃべりに参加する傾向が見られる。多くのフリーのコンサルタントやオピニオンリーダーはこのカテゴリーに入る。ジェフ・リビングストン氏の新しい企業、ゾエティカは、同氏のツイッターでの存在感によるメリットを享受しているのだろうか?それは間違いないだろう。リビングストン氏はゾエティカのサービスのリンクや宣伝をミックスしているのだろうか?それはない。同氏は、純粋に興味を持って会話に参加しているだけである。職業上のメリットは間接的であり、追跡するのが難しいが、存在することは確かである。
例
@Geekmommy
@AmberCadabra
@shashib
@unitedlinen
2. カンバセーショナル・マーケッター
カンバセーショナル・マーケッターは、カンバセーショナリストとは若干異なり、実際に明記している人もいるほど、ツイッターを利用する明確な目的を持っており、恐らく、カンバセーショナリストよりも頻繁に自分のブログへのリンクを張っているだろう。また、ニュースレターや書籍に関する情報を定期的に伝えているのではないだろうか。さらに、会話にも定期的に参加しており、ユーザーは彼らがビジネスのためにネットワークを使っていることを忘れてしまうようなカジュアルな雰囲気を作っている。その典型的な例が、プロブロガーのダーレン・ラウズ氏だ。同氏は、気さくで積極的に交流を行っている。しかし、このエントリを投稿している時点の最新の20本のつぶやきを分析すると、ProBlogger.netへのリンクが6本以上あり、4本には同氏のサイトのジョブボードへのリンク、2本は個人のブログへのリンクが張られていたことが判明した。自己宣伝的なスパムだと考える人もいるだろう。しかし、ラウズ氏はもとより、ラウズ氏のオーディエンスはすべてのリンクを楽しんでいる。
例
@delloutlet
@meijer
@briansolis
@mcdonalds
3. セールスマン
50%以上を宣伝目的で利用し、その分会話が少ないのが、セールスマンの特徴だ。ソーシャルメディアのユーザーの中には、このようなタイプの人たちは、ソーシャルメディアのオーディエンスに対する誠意が足りないと言う人もいるだろう。しかし、私はそうは思わない。ツイッターには、まずは宣伝を行うものの、交流も行い、興味深いリンクやその他の価値のあるコンテンツをアプローチの一環として提供する企業や個人が多数存在する。マイケル・シュテルツナー氏は、私の仲の良い友人の一人であり、ソーシャルメディアに関するブログ(同氏はオンラインマガジンと呼んでいる)、ソーシャルメディア・エグザミナーを支える人物である(@smexaminer)。シュテルツナー氏のツイッターのアカウントでは、ウェブサイト、そして、サイトを離れ、同氏の事業である提携先のセミナーのための宣伝が優先的に行われいる。このアプローチは、ソーシャルメディアの純粋主義者の間では人気がないが、優れた製品が存在する場合、宣伝目的のツイッターのアカウントにもオーディエンスがついている。
例
@jcpenney
@phoenixsuns
@chrysler
@newyorker
4. スパマー ブロードキャスター
訂正: エジソン・リサーチおよびブランドサヴァンドットコムのトム・ウェブスター氏に“ブロードキャスター”の方が適切だと提案していただいた。私もそう思ったので訂正させてもらった。
私は“スパマー”という用語を利用することに躊躇した。しかし、適切だと思ったので利用した。まずはこれらのアカウントに対してスパマーと言う用語を使うことに批判めいた意味はない点を分かってもらいたい。これは、彼らのストリームを基にした事実である。彼らは宣伝の目的のみにツイッターを利用し、会話には参加しない傾向が見られるのだ(RT、@repliesなど)。しかし、だからと言って必ずしも悪いわけではない。例えば、ジョージ・ステファノプロス氏は(@GStephanopoulos)会話には全く参加せず、ABCニュースと同じようなスタンスでツイッターを利用している。しかし、160万人のユーザーが同氏のつぶやきをチェックしている。同氏は有名人なので、良い例ではないかもしれないが、クーポンを入手するため、そして、新製品の情報等を得るために、スパムメールを喜んで受け取る何千人もの(もしくはそれ以上の)ファンを抱える企業も存在する。その一例として下記に、ルイビルにあるラファティーズレストランを挙げよう。このアカウントは完全なスパマーだが、地元で食事を取りたいときのために、特別な飲み物を販売していたり、イベントがある際のことを考えて、私はフォローしている。
例
@nbc
@raffbreck
@tide
@usweekly
さて、皆さんのツイッターへのアプローチはどのカテゴリに分類されるだろうか?1つ目と2つ目は良いが、後者2つは受け入れられないだろうか?それとも、3つ目と4つ目に当てはまり、うまくいっていることを証明するスタッツを持っているだろうか?コメント欄で皆さんの体験談を聞かせてもらいたい。そして、そのアプローチのメリットとデメリットを挙げてほしい。まだアプローチを確定していないなら、どのアプローチを取り入れようと思っているか、そして、その理由を聞かせてもらいたい。
いつものように、コメントは大歓迎だ。
この記事は、Social Media Explorerに掲載された「Four Styles Of Marketing On Twiteter」を翻訳した内容です。
ツイッターを既に始められている方も自分はどれかな、、、と改めてあてはめてみたくなりますね。ちなみにSEO Japanは運営責任者の滝日がツイッターをしていますが、個人的な話も含めつつもSEO Japanの新着記事のPRがメインになっていますしカンバーセショナル・マーケッターと言う位置づけですかね。適度に他の方との会話もするようにしていますし、ブロードキャスターに成りきらないように気をつけています。PR+ブランディングが目的であれば、この路線が(上手に行えば)一番効果的とは思いますが、いかがでしょう。
滝日の場合は、知り合いにほぼ限定していることもありフォロー数が少ないのですが、フォロー数を最低限にしてどこまでフォロワー数を増やせるか試している所もあり(意味があるのかも不明ですが)、ご了承くださいm(_ _)m。
ちなみに「Social Media Explorer」は初の記事配信ですね。紹介遅れていましたが、新たに翻訳記事配信の許可を得ましたので今後定期的に紹介していきたいと思います。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
サーチエンジンランドから、SEOにもPPCにも参考になるGoogleを活用したキーワードリサーチの方法を紹介。日本語でも活用できるノウハウですね。 — SEO Japan
数年前、遥か彼方の惑星では、人々がキーワードの密度を最適化していた。しかし、関連性のアルゴリズムが改善されると、その惑星の人々はキーワードの密度からキーワードの多様性へと狙いを変えていった。ページ上で密接に関連するキーワードの幅広いネットを網羅することで、毎月検索される数十億のキーワードの幾つかに対して、上位のランキングを獲得する確率が高まるからだ。
投稿ボタンをクリックする前に、私が利用しているお気に入りのキーワードのリサーチツールの一つが、グーグルの検索結果だ。これを一目見れば、すぐに以下の点を把握することが出来る:
人々が検索している関連するキーワード
競合相手が最適化している関連するキーワード
グーグルが好む関連するキーワード
Google Suggest
グーグル・サジェストは検索クエリを、クエリに含まれる、人々が検索している他のキーワードをリストアップすることで、クエリを自動的に完成させようとするサービスである。
以下の2枚のイメージにキーワードの間に幾つかの関連するパターンが見られる点に注目してもらいたい。これらのキーワードは以下の作業に適したキーワードと言えるだろう…
ページのタイトルに含める、もしくは
ページの宣伝文句に含める、もしくは
よりターゲットを絞った奥行きのあるページを作る際のインスピレーションとして利用する
また、これらのキーワードは、誰かが実際に検索しているキーワードであり、グーグルが選択してエンドユーザーに表示しているため、グーグルは関連性があると考えている。そのため、この提案を見た人々の中には、提案されたキーワードを実際に検索する人もいるだろう。
グーグル・サジェストは、関連する検索データをリアルタイムで取り込む。そのため、たった数秒間でキーワードの複数もしくは単数の共通のバリケーションを比較することが出来るのだ。
格付けされた検索結果のページタイトルを分析
すべての競合相手が抜け目のない検索戦略を採用するわけではないものの、検索に関する知識を豊富に持っている競合相手は、キーワードおよびキーワードの修飾句を直接ページのタイトルに利用することがある。彼らのリサーチを分析し、自分のサイトに役立てよう。
また、アドワーズ広告のコピーをチェックし、彼らが売り込むオファーやアイデアの内容を調べることも可能だ。これらの広告は誰にアピールしているのだろうか?彼らのオファーを目立たせ、十分にクリック数を稼ぎ出し、広告の購入を継続することが出来るほど十分に収益を上げることが出来ている理由は何だろうか?
関連する検索
検索結果の一番下に、通常、グーグルは関連する検索クエリを表示する。
左側のオプションパネルに、グーグルはワンダーホイールのオプションを用意しており、キーワードのバリエーションをクリックすると、さらに掘り下げて検索を行うことが出来る。
左側にはさらに別の関連する検索のオプションが用意されており、付加的なキーワードがリストアップされている。
さらに一歩踏み込む
幸いなことに、上述の機能(もしくはそのバリエーション)の多くは、大半の検索エンジンでも用意されており、ビング、アスク、そして、ヤフー!から関連するキーワードのアイデアを手に入れることが出来る。検索エンジンが、検索者に一貫性のあるキーワードのセットを与えて検索させようとしている理由は以下の通りだ:
マッチするページが少ないため(そして、その多くが検索スパム)、ロングテールのオーガニックな検索の関連性を得るのが難しい
コアとなるキーワードに関する検索ばかり行われている場合、重要なキーワードの入札に広告主が簡単に加わることが出来るようになる。
上述した2通りの理由があるため、私は検索エンジンが関連するキーワードを検索者に提案する取り組みを今後も積極的に実施すると思う。
ある競合相手の戦略を堅実に真似することで効果があることに気づいたなら、そのサイトをチェックし、Xenu Link Sleuth等のツールを使って、ウェブサイトをクロールし、見逃している可能性があるその他の良い部分も調べよう。
また、コンピートドットコム等から、競合相手のリサーチデータをダウンロードし、キーワードをランクチェッカーに入力し、上位にランクインしているか、もしくは、これらのキーワードをターゲットに絞ったコンテンツを作成する必要があるかどうかを確認する手もある。
この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「3 Ways To Use Google’s Search Results For Keyword Research」を翻訳した内容です。
This article on Columns: 100% Organic – Search Engine Optimization Tips - first appeared on Search Engine Land.
© Copyright Third Door Media, Inc. Republished with Permission.
かなり具体的で参考になるアドバイスでした。Google自身もウェブマスターに役立つツールや情報をできるだけ提供していく、と言うスタンスのようですし、せっかくの無料ツール、活用したいですね。
そういえばこの記事はサーチエンジンランドに掲載されていますが、執筆者はSEO Bookのアーロン・ウォールがゲスト投稿しています。流石に、内容の濃い記事でした。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
若干20歳のスーパーアフィリエイター、ViperChillのグレン君がアドセンスで稼ぐ方法を伝授してくれました。1日2万円と言うのが努力次第では届きそうな数字でリアリティありますね。さて、毎回情報を出し惜しみしないことで知られるグレン君ですが、今回はいかに?! — SEO Japan
ウェブサイトの売買については最近ここにもよく書いており、、私も多くの時間を費やしてきた。私が定期的にウェブサイト売買マーケットをチェックするのは、購入して改善することのできるサイトを見つけるためだけでなく、新しいウェブサイトやトラフィックのソース、お金を稼ぐ方法のアイデアを得るためでもある。
私が自分のウェブサイトを持って3年近くになるが、その主要な収入源はGoogleアドセンスだった。しかし、最近になって、そのサービスから1日に50ドルも集める素晴らしいサイトを見つけたのだ。私は全くもってアドセンスのエキスパートではないが、簡単に利益を増やす方法が分かり、何週間にもわたって様々な戦略をテストした。
今回ここで紹介する変更のおかげで、私は継続的に50ドルから150ドル以上、いい日には200ドル以上を得ることに成功したのだ。ちなみにそのサイトでは、アドセンスよりも稼げる(1日400ドル!)アフィリエイトを見つけたので、アドセンスは使っていない。
しかし私は今回のテストを通して多くのことを学んだ。その知識は将来買うか作るかする新しいサイトに生かすことができるし、もちろん私が学んだことをここで共有するつもりだ。
1. 目立ち過ぎるとクリックされない
あなたがこれまでに「おめでとうございます!あなたは、私たちのウェブサイトの100万人目の訪問者です」というバナーや、美しい女性が全面に載ったオンラインゲームEVONYの広告や、Chikitaの広告に載ったダレン・ロウズ(Problogger)の顔を見たことがあれば、目立つことが多くのクリックを獲得する秘訣だと思ったかもしれない。画像やフラッシュ広告ではそうかもしれないが、これはアドセンスには当てはまらないのだ。
何らかの目立つもので訪問者の注意を引くと、そこから2つうちどちらかのことが起きる。彼らがするかもしれないことの最初の1つは、私たちの多くがオンラインバナーに対して持っている“盲目さ”が理由で、無意識にその広告を無視することだ。もう1つの可能性は、ユーザーはその広告に意識的に注意を払い、自分が興味のあるものかどうかを決めるのだ。
この2つ目の選択肢によってクリックを獲得しいくらかの利益を得ることができる中、私は、その広告がサイトの一部のように見えれば広告はもっと高いCTR(クリック・スルー・レート/クリック率)を獲得できるということに気が付いた。私が買ったサイトは、サイト全体の背景は白だったが、広告の背景色には濃いグレーを使っていた。背景色を変えただけでCTRがおよそ2%から確実に3.5%にまで上がったのだ。
去年のいつだかにGoogleは、表示する広告内のフォントの種類やテキストのサイズを変更できるようにした。私は、そこでミディアムサイズのVerdanaを使い、サイト内のフォントもCSSで微調整して全く同じに見えるようにした。これによって、CTRは4%を超えた。つまり、このたった2つのシンプルな変更が、サイトが生み出す収入を簡単に倍にしたのだ。
2.目的地ではなく、リソース源になる
あなたがサイト上に置いたどんな広告でも、見た人をあなたのサイトから離脱させてしまうということを覚えておかなければならない。もしあなたが常連の読者を持った人気ブログを作ろうとしているのなら、全ての空きスペースを広告で埋めるのは得策ではないかもしれない。コンテンツ内に広告を置けば、サイトの下の方の右端に置いた広告よりも断然多くのクリックを獲得することができるが、それはつまりあなたがより多くの訪問者を“失う”ことでもあるのだ。
私の経験上、アドセンスで多くのお金を稼いでいるサイトは、検索エンジンからのトラフィックを受け、ユーザーが求めていることの全部ではなくその一部だけを提供しているようなサイトだ。もし、サイト訪問者に彼らが求めているもの全てを提供してしまえば、もう彼らは広告をクリックして別の場所に行く必要は全くなくなるのだ。
これから紹介するその他の微調整によって、私はサイトのCTRを8%まで上げることができたが、それ以上にはならなかった。やろうと思えばできたのだが、私は訪問者に何らかの形で真の価値を提供したかったのだ。もしあなたが、ユーザーにサイトにずっといてもらいたいとか彼らが求めているもの全てを提供したいと思っているのなら、アドセンスはあなたにぴったりの収益戦略ではないかもしれない。
私は、ViperChillを世界でトップのマーケティングブログにしたいと思っているし、そのためには私はこの業界にいる他のブロガーよりも良い記事(少なくとも私がそう思うような)を書く必要がある。私は定期的に他のウェブサイトにもリンクを張っているしこれからもそうするつもりだが、同時に私がここで書いているトピックの種類の“ソース元”にもなりたいのだ。
もし私がサイトのいたるところにアドセンスを置けばお金は稼げるだろうが、私自身の価値の妥協と遅い成長という犠牲を払うことになる。アドセンスで多くを稼ぐためには、あなたのサイト内でユーザーが必要なもの全てを用意するよりも、ユーザーがそのトピックに関する情報をさらに見つけるために先に移動し続けたいと思うようなリソースを作る必要がある。
スティーブ・パブリナは、自己啓発をテーマにしたディスティネーションサイト、つまりユーザーにとって最終到達地となるサイトになりアドセンスで1日に1,000ドル以上を稼いでいて、このルールには当てはまらない例だ。彼は去年のある時期にサイト内から全ての広告を削除した。しかし彼がサイト上にアドセンスを設置した時、トラフィックは多くの人が予想したほどには下がらなかったのだ。
3.利益に貢献するのは、トラフィック?
アドセンスを使うと、訪問者に広告をクリックさせるか、コスト・パー・インプレッション(CPM)を元にした広告表示のどちらかによってお金を稼ぐことができる。たくさんのクリックやインプレッションを獲得するには、たくさんのトラフィックが必要になる。
自動車保険や中皮腫のニュースやクレジットカードのレビューといったニッチな分野では、クリックごとにお金を稼ぐことができる。これらの業界では、多くの人が通常1クリックで5ドル位を得ているとレポートしている。これはかなり大きな数字だ。しかし、これらの業界で多くのトラフィックを獲得するのは簡単なことではない。
一方、私がいるような分野では、1クリックで0.2ドル以上を得ることはできない。なぜなら、広告主がトラフィック獲得のためにそんなに多くを支払いたいと思っていないからだ。クレジットカードや自動車保険を探している訪問者は、最終的には大きな額を支払うため、これらの業界では広告主は対象トラフィックを獲得するのにいいお金を払う意思があるのだ。
アドセンスでお金を稼ぐこととは、トラフィックとあなたの分野のことをシーソーのように考えることができる。多くのトラフィックを獲得するがクリックごとの金額は少ないのか、他の方法に転換し、トラフィックは少ないがクリックごとの金額が大きいか。例えば、Myspaceのレイアウトテンプレートを配布しているサイトで1日に100ドルを稼ごうと思ったら、読者からのアドセンスのクリックはそんなに大きい金額ではないため、大量のトラフィックが必要になってくる。
自動車保険の分野で100ドルを稼ぐのにはその10分の1のトラフィックでできる。なぜなら、クリックごとの支払いがもっと大きいからだ。トラフィックは重要だが、それが全てではない。どの分野であるかは関係なく、日常的に相当なアドセンスからの収入を得るには、どちらも多くなければいけないのだ。
4.大きな長方形と横並びのリンクユニットが効果的
長年、私はいつも大きな長方形がアドセンス広告で一番パフォーマンスがいいと聞いてきたし、私自身の経験もそれに完全に一致すると言うしかない。たくさんの異なる広告の形式をテストしたが、これよりもいいクリック率のものはない。
もちろん、このアドバイスに盲目的に従うより、自分のサイトデザインを見てどこに広告を置くのがいいか考えることも重要だ。大きな長方形を置いても、その場所に前からあったものよりも目立ち過ぎてしまい、うまくいかないケースもあるかもしれないのだ。その場合、私が考える2番目にパフォーマンスのいい広告の種類は、横に並んだリンクユニットではないかと思う。
アドセンスを設定する時、テキスト広告にするかイメージ広告にするか、その両方にするかを選択することができる。私は、一貫してテキスト広告が一番いいことが分かっている。それは、イメージ広告は広告っぽすぎるからという単純な理由だ。前に言ったように、多くの人は無意識にそれを無視するのだ。
大きな長方形は、コンテンツのトップの左側のコーナーに置くのが一番いいと私は思っている。ここに置くとサイトの一部分っぽく見えるのと、そこが訪問者の目が最初に行く場所のためクリックする可能性が高いのだ。横並びのリンクユニットが多くクリックされるのは、それがもう1つのナビゲーションバーのように見える時か、コンテンツのど真ん中、つまりユーザーが実際に他のリンクを探している場所にある時だ。
後者の例としては、RapidShare検索エンジン、MP3リンクを提供するブログ、無料のPDFリソースや何らかの形でユーザーにダウンロードさせるものが挙げられるだろう。私のサイトはこれらのどの業界(大抵は相当汚い世界だと思っているが)にも入っていないが、何らかの形でユーザーにリンクを探させている。
5.コンテンツの中か、隠すか
何年にもわたって(今でも)私がアドセンスで多くを稼いでいない理由は、サイト訪問者に多くを提供しないつかの間のリソースよりも、デスティネーション・サイトを作る方が好きだからだ。最近、この2つのうまい組み合わせを見つけ(ちょうど1日に350ドルが期待できるサイトを買ったばかりだ)、多くを学んでいる。
コンテンツの中にあることとは、コンテンツの真ん中に横並びのリンクユニットを置いたりしてテキスト広告をテキストの中に混ぜること、または縦方向のバナーを記事の右側に置くことなどを意味する。これはかなりうまくいく傾向があり、多くのアドセンス発行元が使っているアプローチだ。
しかし他の選択肢として、あなたのコンテンツを“隠す”ことで、アドセンス広告がユーザーがまさに捜していたもののように見せることもできる。私はこの手法に、人気サイトFlippaを見ている時に出くわしただけなのだが、もしあなたが(ユーザーがページをスクロールダウンする前に)一面を飾れるほどの重要な関連コンテンツを持っていなければ、アドセンスのクリック数は多くなるだろう。
これは不正行為のボーダーラインではあるが、私はあなたがオンラインでお金を稼ぐのを助けたいだけなので、これも1つの方法だと今は言っておく。この戦略を自分のウェブサイトに導入するかどうかはすべてあなた次第だ。
6.最後のヒント
私はこの記事を、アドセンスでもっとお金を稼ぐためには絶対に必要ではないけれど知っていると便利な小さなヒントで締めくくろうと思う。
もしあなたがブロガーであれば、よりお金を稼ぐためにフィード向けのアドセンスを使用する
1ページに最大3つの広告ユニット、3つのリンクユニット、2つの検索ボックスの使用が可能
広告の近くにイメージを置くとクリック数が増えるが、近すぎるとアドセンスの利用規約に違反するので要注意
自分で広告をクリックしないこと。Googleはバカではない。
フッター内の横方向のアドセンスバナーはうまく機能する。サイトの一番下までたどり着いたユーザーは、大抵は何かもっと情報を探しているのだ。
免責事項:ここで読んだことを導入する前に必ずアドセンスの利用規約を読むこと。
私にとっては、アドセンスでほとんどの収入を得るサイトを構築することは、単純にお金儲けのサイトを作ることだ。世の中にはたくさんのツールが出回っていて、それらは時に便利で、(YouTube変換や、他の国での検索結果をチェックできるプロキシなど)アドセンスを通じてサイトを収益化し、ユーザーにも真の価値を提供する。
大体の場合、アドセンスでお金を稼ぐサイトは単純にアドセンスを通してお金を稼ぐように作られている。多くの場合、アドセンスを通してお金を稼ぐ価値のあるサイトは、関連のあるアフィリエイト提供を見つければ、もっと多くのお金をかせぐことができることが分かった。私が購入したサイトもそのケースだ。
あなたももし何か他にヒントを知っていたら、是非コメントに残して欲しい。
この記事は、ViperChill : Viral Marketingに掲載された「6 Vital Lessons from a $200/day Adsense」を翻訳した内容です。
相変わらず実際の経験に基づいた実用的なアドバイスが満載の記事でした。我々もアドセンスやアフィリエイト等の収入をメインにしたサイトを幾つか運営していましたが(最近は余りしていませんが、数年前まではかなりやりこんでいました)、ここに書かれているアドバイスは日本であっても、ほぼ通じると思います。
「ディスティネーションサイト」でなく「リソースサイト」の方がアドセンスでは儲かる、と言うのは、つまりコンテンツを充実させたサイトより、他のサイトへのリンク集等の方が稼げる、と言うことで、どこか悲しい現実ですけどね。リソースサイトを作ってSEOで上位表示させれば、上手くやればそこそこのお小遣い稼ぎにはなる訳ですし、だからこそ余り内容の無いサイトが、検索結果に多数表示されてしまうのですけどね。
最も、最近は検索エンジンのアルゴリズムは大分進化してきましたから、内容の薄いサイトはどれだけ過激なSEOを行っても以前ほど上位表示されなくなりましたが。リソースサイトであってもユーザーにとって本当に有益なサイトを作ることが今後はより重要になるかとは思います。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
このSEO用語が日本で紹介されるのは多分初めてかと思います。2010年春、「コンテンツミル」、つまり「コンテンツ製造工場」と言う感じでしょうか。なんとなくスパムチックな印象を受けますが、米国ではこの手法で年間数百億円売り上げている会社もある程で。米国でSEOのみならずネットビジネス全体でも話題になっているこの用語。久々に登場した大型バズワード、ネットに関わる人なら知っておきたい。 — SEO Japan
SEO Bookのアーロン・ウォールがSEOに関する人気No.1の掲示板フォーラム「ウェブマスターフォーラム」の管理者テッドスターに行ったインタビュー(近日中に翻訳記事配信予定)の中で、テッドスターがコンテンツミルについて話していた。
コンテンツミルとは一体何だろうか?
コンテンツミルとはチープなコンテンツを配信するサイトのことだ。コンテンツは、ユーザーによって投稿されたものもあれば、お金を払って作られたものもあれば、この2つを組み合わせたものもある。ミル(製造工場)という用語は明らかに蔑んだ言葉であり、コンテンツが検索エンジンに供給されているに過ぎない点、そして、通常は質が低い点を示唆している。
チープなコンテンツを配信しているサイトの中には、価値を与えているサイトもあるが、それは読む人に左右される。例えば、フォーラムをコンテンツミルと考えることが出来る。チープ且つユーザーが生成したコンテンツは、関心を持たないビジターにとっては何の価値もない。しかし、コミュニティの熱心なメンバーによって定期的に情報源が更新される点を考慮すると、まったく価値がないと言い切ることも出来ない。
尋ねる相手によって答えは変わってくるだろう。
アーロン・ウォールも言っているように、2010年、コンテンツミルが大流行している。それではもう少し詳しく見ていこう。
SEO業者がコンテンツミルに関心を持つ理由
コンテンツミルが注目されているとは言え、アイデア自体は特に新しいものではない。実は正当なSEOの戦略であり、何年も前から利用されている。
キーワードをリサーチする
キーワードに関するコンテンツを作成する
コンテンツを投稿し、検索エンジンの結果ページで上位にランクインさせる試みを行う
上記のステップを繰り返す
広告収益よりも低い価格でページを配信することが出来るなら、そのプロセスを何度も何度も繰り返そう。それで充分だ。また、アドセンス、アフィリエイト、同様のページを収益化する手段を考慮しよう。ディマンド・メディア(註:eHowというユーザーが作成したハウツービデオを何万本も集めたサイトを運営)は多額の収益を上げている。
コンテンツミルの問題点
コンテンツミルの問題点は、コンテンツの生産コストを予測される収益よりも低くするために、劣悪なコンテンツを作成するサイトのオーナーがいることだ。通常、彼らはユーザーからの無償の投稿を呼び掛ける。
劣悪な例で言えば、Q&Aサイトで、質問を投げかけ、意見を持った人々や情報通の人々のコミュニティが2円足らずの価値の答えを提供するケースが続出している。不幸にも、多くの答えは2円の価値もなく、その結果、読者に対する価値のほとんどないページ、または全くないページが作成される。皆さんもこのようなページを見たことがあるだろう。なぜなら、この類のページは、充分なオーソリティレベルを持つドメインで投稿されている場合、上位にランクインすることが多いためだ。
マハロのようなサイト(註:様々なトピックのページを大量作成し、大半の情報を外部サイトから流用しているサイト。日本でもお馴染みのエンガジェット等を運営していたブログネットワークの会社をAOLに25億円で売却したジェイソン・カラカニスが起業。)は、ページの生成を自動化しているだけにとどまらず、関連する質問のページを自動的に作成している。一体どこまで行けば気が済むのだろうか。
反対に、コストが高く、プロのライターがお金をもらって作成する、調査が行き届いた内容が充実したコンテンツを投稿するサイトもある。要するに、従来型の投稿モデルだ。一般的には、この類のページはエンドユーザーに対して高い価値を与えると言われているが、検索エンジンはこの質の高いページとゴミのようなページの違いを判読することが出来ない。そのため、コンテンツミルが充分なオーソリティを得ているなら、ゴミのようなページが昇格していくだろう。
当然ながら、その中間も存在する。
テッドスターも述べているよう。
「問題はフリーランスのコンテンツの提供者が必ずしもジャンクを与えているわけではないことだ。私の知る限り、両者を分類することが出来るセマンティックな処理技術はない。少なくともアルゴリズムに頼らず、これがどれだけ早く、そして、どれだけ効果的に抑制されるかを予測するのは難しい。この種のスペースを埋めるためのコンテンツはユーザーの役に立つのだろうか? 少なくとも間違いなく私の役には立たない。そのため、グーグルのレーダーには映っているはずである。」
コンテンツミルの未来
テッドスターの意見は的を射ていると私は思う – このようなサイトはグーグルのレーダーに引っ掛かっているはずだ。なぜなら、ジャンクな、質の低いコンテンツはエンドユーザーの役に立たないからだ。
この問題を解決するのは至難の業だ。簡単ならばとっくにグーグルが解決しているはずだ。しかし、グーグルは低い価値のコンテンツの中でも最低のコンテンツをある時点で追放するのではないだろうか。コンテンツミル戦略を採用しているなら、もしくは今後利用するつもりなら、このような結末に対する準備を整えておくべきだろう。
将来、軽蔑の言葉としてコンテンツミルが利用されることはなくなるだろう。コンテンツミルが質を重視するようになると私は思うからだ。
既に述べたように、質を独断で定義するのは難しい。客観的に計測することは出来ないだろう。なぜなら、ある人にとっては関連性があることも他の人にとっては関連性がない可能性があるからだ。IQ(information quality)の分野から、グーグルのアプローチに関する手掛かりを得ることが出来るかもしれない。IQは情報システムの管理におけるリサーチの形式であり、とりわけ情報の質に対応している。
彼らが利用するメトリクスを幾つか利用する:
オーソリティ- オーソリティとはソースの専門性もしくは権威を意味する。作家やパブリッシャーの評価と考えよう。法律もしくは政府系の情報を利用する際は、ソースが公式の情報の提供者かどうかを考慮する。
範囲 – 範囲はソースがトピックについて調査している範囲のことだ。期間、地理、関連性の管轄および範囲、もしくはさらに限られたトピックを考慮する。
構成および組織- 構成および組織は、情報のソースが有する特定のメッセージを一貫性を持ち、論理的に、順次に提示する能力に関係する。
客観性 – 客観性は、ライターが事実を解釈もしくは分析する際に述べる偏見もしくは意見を意味する。説得力のある言葉の利用、ソースのその他の意見の提示、情報および広告を提供する理由を考慮する。
妥当性 – 幾つかの情報の妥当性は、情報が持つある程度の明らかな事実に関連する。
独自性 – 情報の既知の“独自性”とは、直観的な概念だが、情報の発生点だけでなく、提示される方法、人々に与える印象も仄めかす。私たちが処理するすべての情報の本質は、大部分がこれら2点と一致する。
適時性 – 適時性は、投稿時の情報の新鮮度を意味する。投稿および改訂の日付を考慮する。
再現性
知っている用語はあっただろうか?検索業界は専門用語で溢れているので、ある程度は知っておいてもらいたい。しかし、グーグルがすべての局面を見ていると言うわけではない。あくまでも、ページランクをはじめ、同様のコンセプトを採用してきたと言う意味だ。
ありきたりのSEOの理論では、グーグルはオーソリティに的を絞る戦略等を利用して、この関連性の問題を解決しようとしてきたと結論づけるだろう。信頼性の高いオーソリティサイトは信頼性の高いコンテンツを投稿しているに違いないと言う前提があるからだ。そのため、オーソリティが高いドメインは、オーソリティのレベルが低いサイトよりも有利になる。しかし、この状況は長くは続かないだろう。なぜなら、オーソリティを持つという点に関して、信頼性の高いソースの中には、自動生成されたゴミのようなコンテンツを配信しているサイトもあるためだ。グーグルは、恐らく構成のメトリクスにも注目するようになるだろう(まだ注目していないなら)。
当然ながら、これは推測である。
そのため、「このページは人間の検査をパスするか?」と言う経験則をしばらく利用すると良いだろう。組織に関して、人間の閲覧者にとってジャンクと映るならば、そして、構成に関してジャンクのように思えるなら、恐らくそれはジャンクであろう。そして、グーグルはこの類の情報をアルゴリズムに与える。2007年のグーグルの品質評価者の文書を読めば、グーグルの編集上の方針が何となく分かるだろう。
この記事は、SEO Bookに掲載された「Are Content Mills the Future of Online Publishing? What Comes Next?」を翻訳した内容です。
いかがでしたでしょうか?改めてコンテンツミルを簡単にまとめると:
1. 効率的な方法で(一般ユーザーに無料で、または格安で一般ユーザーやフリーランスの方に)検索ニーズ、ユーザーニーズのあるコンテンツを数万単位で大量に生成する。
2. 1つのサイトに数万のコンテンツを集約して掲載。全コンテンツを徹底的にSEOを施し、検索エンジンでロングテールワードで検索時に上位表示させる。
3. サイトにコンテンツ連動型広告を掲載してそこから収益を得る。
と言う手法になります。書いてみると「それだけのことか」と思われるかもしれませんが、上にも少し出てきましたが、例えばハウツーもののビデオ映像を配信しているeHowはフリーランサーが格安価格(1本数千円とか)で毎月1,000本以上のビデオを投稿しており、数万本の様々な超ニッチ分野のビデオが掲載されており、細かなロングテールワードでGoogleで上位表示される結果、月間トラフィック数千万人、年間で数百億円の収益があるとかないとか言われています。この規模で無くともGoogle経由のロングテール重要にマッチしたQ&Aサイトや、特定ジャンルのニッチ情報集約サイトを格安で作成してコンテンツ連動型広告で収益を上げているサイトが増えているようです。本格的に取り組むにはそれなりの資本も必要そうですし、誰もが使える手法ではありませんが、「SEOの考え方や手法を、サイト構造のみならず収益構造やビジネスモデルから徹底的に活かしたサービスモデル」と言えるでしょう。
ここで問題になっているのは、より多くのトラフィックを得るために、コンテンツを検索ニーズに応じて細分化し、内容が薄いコンテンツを大量に作成し、掲載している点です。完全に「質より量の世界」なんですよね。量の分だけ、サイトのページ数が増え、ロングテールワードで検索時に上位表示される確率が増え、トラフィックが増える。ただし、余りに細分化されているため、必ずしもユーザーにとって望ましいコンテンツが無かったり、コンテンツを格安で大量生成する手法を取っているため、コンテンツの品質が低い場合も多い。検索エンジンも状況は理解していますが、コンテンツの品質を判断するアルゴリズムは非常に難しいのも事実ですし、また仮に大半が品質は必ずしも高くないコンテンツであっても、他に同種のコンテンツが無ければ何も無いよりは良いのでしょうし、当然中には質の高いコンテンツがあるケースもあり、完全に排除するのも支障があるでしょう。
非常に難しい問題ではありますが、今後このようなサイトが多数出てくる中で、自然淘汰されていく気もしますが。。。もちろん圧倒的な勝ち組サイトが出てきてしまうかもしれませんが、それはそのサイトが勝ち組としてより魅力的なサイトやコンテンツ作りに力を入れていくかもしれませんし、ネットビジネスの進化の過程では許される自然な流れの気もします。
日本で言えば例えばユーザーがレシピを投稿するクックパッドにしても、あそこまで成功し、皆が頼りにするレシピサイトになると思っていた人はそこまで多く無いとは思いますし。他の大手食品メーカーのレシピサイトに比べれば質より量重視の側面はあるかもですが、あれだけ圧倒的なレシピが溜まるとその中で良いレシピコンテンツも数多く存在するわけで。実際の人気を見れば一目瞭然ですが。コンテンツミルの問題を突き詰めて考えると、UGC(ユーザー生成コンテンツ) vs マスメディア生成コンテンツの議論になってきますね。
日本で同種のサイトと言うと上記のクックパッドも近いと言えば近いのですが、最近のサイトで言えば、nanapiなども近いかもしれません。ただ記事の品質はかなり意識して高く保たれているようなので(投稿数も自社投稿含め1,000本強ですし)コンテンツミルサイトと呼ぶのは失礼な話かもしれません。逆にこのレベルのサイトならGoogleの意向問わず、中長期的に生き残っていくと思いますが。
Q&Aサイトも日本では大手がある程度マーケットを仕切っていますしね。そのサイトがコンテンツミルかはともかく(最近そうなりつつある気もしますが・・・)、SEO的にはQ&Aサイトにやらせ投稿をしてトラフィックを得ると言う使われ方が増えているとは思います。
こうして考えると、まさにコンテンツミル、と言うサイトは日本に存在しないとも思います。品質を無視すればオールアバウトは近い部分があるかもしれませんが。一般人、セミプロにコンテンツを作成してもらい、サイトの情報量を増やすことで検索エンジンのヒット率を高めて大量のトラフィックを集めて収益化しています。トラフィックのために作られた無駄なコンテンツが多すぎる、と言う批判も一部にあった気はします。ただそれ以上に有益な記事が多数掲載されていますし、長年に渡って多くの人に活用されているわけですから、コンテンツミルと呼んでは失礼すぎますかね。
後ははてなキーワードなどもそれに近い部分があるかもしれません。ページ大量生成と検索エンジンからのトラフィックをベースにした広告収益と言う意味では一緒ですし、コンテンツを自ら作っていた訳ではない点など、記事にあったマハロに近いですかね。以前に比べると検索結果の上位に表示される確率が落ちた気がするのですが、どうでしょうか。最も最近ははてなブックマークニュースで独自のまとめ記事を多数作られており、高品質の記事を多数配信しています。
話をコンテンツミルに戻しますが、記事でも紹介されていますが、そもそもSEOの手法であったロングテールや特定のユーザーを狙ったマイクロサイト構築の手法を大掛かりなレベルでビジネスに活用したモデルがコンテンツミルとも言えます。日本でも昔からアフィリエイターが特定のジャンルのマイクロサイトを立ち上げて収益化している例は数多くありますし、SEO会社がSEO目的でキーワードに特化したマイクロサイトを作ることも普通に行われてきました。最近は一部の大手サイトでも集客数アップの目的で行っているロングテールレベルでの大掛かりなマイクロサイト制作を行っています。規模は違えど、どれも考え方としてはコンテンツミル的発想(自らお金をかけてコンテンツを作成し、そこから得るトラフィックを収益に変える)ですよね。
米国でも様々な意見があるコンテンツミルですが、サイトのサービスモデル自体にSEO、特にユーザーニーズからキーワードリサーチ、ロングテール対応を導入し、ビジネスを0から作っていくチャレンジ精神と実行力は流石アメリカ。ネットビジネスに関わる者として見習いたい部分は多いですね。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
SEO by the Seaのディープな記事第一弾です。ヤフーの特許を分析することで、ヤフーが時間や季節、そしてユーザー利益を活用していかに最適な広告や情報を配信しようとしているかと言うことが理解できます。特許と言っても解説は分かりやすく説明されています! — SEO Japan
毎月30億回以上の検索クエリが入力されるヤフー等の検索エンジンは、調査対象として魅力的であり、検索ログが受け取るデータを分析したくなる。このデータを見れば、異なる時間帯、そして、異なる時期において、人々が何を検索する傾向があるのか特定することが出来るかもしれないからだ。また、検索エンジンを通して、これらの検索を行っているのが男性なのか女性なのか、どこで検索が行われているのか、そして、実際に手にした情報以外にどのような情報が提供されていたのかについて把握することが出来るときもある。
このような分析を行い、データを集めることにより、情報を求める人々のために表示する広告やその他のコンテンツの中で、検索者に何を見せるのかを判断する材料が手に入る可能性があるのだ。
先月ヤフーが取得した特許には、検索エンジンが時間の経過と共にデータを集め、場合によっては10年以上遡り、ヤフーおよび広告を表示するパブリッシャーのページ上でユーザーに見せる広告、そして、ケースバイケースでその他のコンテンツを判断する仕組みが描写されている。以下にこの特許に関する情報を掲載する:
広告の一時的なターゲティング
発明者: アナンド・マーダヴァン氏およびシャム・カプール氏
譲渡先: ヤフー
US 特許 7,672,937
取得日: 2010年3月2日
申請日: 2007年4月11日
要約
広告等のコンテンツの一時的なターゲティング。ターゲティングは時間帯、時期、季節、休日を基に行うことが出来る。
また、以前の検索履歴を活用し、ターゲティングに利用する特定のコンセプトに対する現在の人気を特定することも、そして/または、今後の人気を予測することも可能。
ヤフーは検索エンジンで検索が行われるとスポンサー付きの広告を検索結果と共に表示しており、さらに、パブリッシャー・ネットワークを通してパブリッシャーのウェブサイトでも広告を提供している。広告は検索した際の検索クエリ、もしくは、パブリッシャーのページのコンテンツを基に掲載される傾向がある。しかし、検索クエリもしくはコンテンツとマッチする広告がない場合はどうなるのだろうか?
これらのページ上に広告を掲載する際に、異なる時間帯や時期における興味に関する情報は役に立つのだろうか?
もしヤフーが時間を割いて人々が検索する際に用いるクエリの用語を分析し、これらの検索におけるパターンを見つけ出すことが出来るなら、夜には不眠に関する製品や記事を探す傾向、朝には株価に関する情報を探す傾向が判明するのではないだろうか。また、検索エンジンはハロウィーンが間近に迫るとコスチュームやキャンディーに関するクエリが用いられる点を特定するだろう。
もしヤフーがリアルタイム、もしくはほぼリアルタイムでクエリを分析することが出来るとするなら、数時間のうちに特定のクエリの人気が急激に上昇すれば気付くはずである。この特許によると、検索エンジンは最大で10年前に遡り、休日や季節に関連するトレンドを記録することが可能なようだ。
時間、日付、もしくは季節を基に広告やそのほかのコンテンツをターゲットに選ぶことで、そして、特定の期間の過去の閲覧や検索の履歴を分析することで、ターゲットを絞る際に最も人気/関連性が高いであろうトピックやアイテムを推測することが出来る。
トピックの一時的な人気を特定するために過去のユーザーのデータを利用する
この特許によると、ユーザーの行動に関連する広範な情報を検索ログのデータベースで探し、表示する広告やその他のコンテンツを決める際に役立つコンセプトやトピックを特定するようだ。検索エンジンはこのプロセスを広告のターゲティング以外の目的でも利用する可能性があるが、特許には主に広告の選定に利用すると記載されている。
このターゲットメソッドで分析される可能性がある、ユーザーのデータのタイプを幾つか挙げていこう:
検索 – 検索クエリは時間が経つと、人気が高まる可能性のあるトピックを示唆するパターンを示す。
ページの閲覧 – ブラウザーが表示もしくはスクロールオーバーするページおよびページ上のアイテム。
製品のクリック – クリックされた広告、そして、閲覧された製品ページ。
購入履歴 – 製品やサービスの実際の購入履歴。
ユーザーの入力 – ウェブサイトに入力する情報の類。
ユーザーのプロフィール – オンラインプロフィールを作るために入力する情報。性別、誕生日、場所、趣味など。
また、オンライン上のアクティビティに関するその他の情報源も考慮されているようだ:
トピックやコンテンツの人気を特定する入力の種類として、追加的な情報が利用される可能性もある。例えば、ニュース、ブログ、娯楽サイト等は特定のコンセプトの人気を予測する上で役に立つデータを得ることが出来る可能性がある。
例えば、履歴データが、ニュースの中でハリケーンの話題が上がるたびにユーザーが保険のコンテンツを閲覧していることを示唆している場合、ニュースでハリケーンが出てくると保険が人気の高いコンセプトになることを物語っている。
同様に、ブログや、映画、テレビ番組等の娯楽サイト、もしくはスポーツ関連のサイトもまた、トレンドのコンセプトを特定するためのデータを加える。そして、最も話題に上がったトピックを特定するために、娯楽に関するニュースやブログはモニタリングされる。
結論
ヤフーが1ヵ月で30億回ものクエリを受けている点を最初に述べたが、このデータはタパス・カヌンゴ氏のホームページに掲載されているものだ。同氏は、同氏が取り組んだヤフーのスニペットの生成プロセスによって、1ヵ月で約30億ものスニペットが表示されるようになったと説明している。
これほど多くの検索を分析すれば、人々がある時点で興味を持った事柄に関する情報を豊富に得ることが出来るだろう。常識でも、晩秋から冬にかけて雪かき用のシャベルに対する関心が高まり、晩春から夏にかけて水着に関する関心が高まることは推測できる。
しかし、その他のトピックや関心を含むパターンを明らかにする可能性を秘める、数時間もしくは数十年間に及ぶ大量のデータを手に入れることで、検索者の興味を掻き立てるアイテムに関する鋭い見解を得ることが出来るかもしれない。この情報を用いて、広告をターゲティングすることで、ページ上のコンテンツ、もしくは検索で使われたクエリに表示する妥当な広告がない場合に表示する広告がクリックされる確率は高くなるのではないだろうか。
この情報を他の用途に利用することが出来ると私は思うが、このエントリで取り上げた特許には、その他の可能性については深く語られていない。
この記事は、SEO by the Seaに掲載された「A Time and Season for Search: How Data Mining Can Influence Search Advertising」を翻訳した内容です。
ヤフークラスになれば、当然の技術とも思える特許ですが、確かにこの毎月30億回と言う検索クエリーはグーグル以外は入手できない貴重なデータですよね。先日のSMXでもヤフーはマイクロソフトと比較してもはるかに多くの検索クエリのデータを過去分含め持っているので、そのデータがBingに活かされればBingの品質ももっと上がるのでは、と言う意見が出ていました。今後、このようなヤフーやグーグル、マイクロソフトの特許を解説する記事を定期的に配信していきたいと思います! — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
言われてみると、余り深く考えずに使っていたことってありますよね。この記事タイトルを見て、自分たちが普段やっていることが正しいのかどうか、確かめてみたくなりました。 — SEO Japan
リンクにtarget=”_blank”を使用し、そのリンクを新しいウィンドウで表示してサイト上に訪問者をキープしておくようにするサイトはますます多くなっている。
実を言えば、私もこれを使っている。なぜなら、訪問者はそれらのリンクを新しいウィンドウで開くFireFoxブラウザを使用していると想定しているからだ。
しかしこれは本当に賢いやり方なのだろうか?
Target=”_blank” を使っても良い時、使うべき時とは?
リンクをどう開きたいかは訪問者に決めさせるというインターネット倫理の基本原則がある。そのため、(特に)対象読者が技術的に洗練されたユーザー(例えばSEOの読者)であるときは、彼らは新しいウィンドウを好まないことを言っておく。彼らは、好きな時に新しいウィンドウを表示したり、表示しないようにしたりする方法を知っているのだ。
この属性を使用してもいい(使用した方がいい)ケースとは、
PDFドキュメントにリンクするとき。主な理由は、初めて開く場合にはブラウザがプラグインとPDFを読み込むのに時間がかかることが多いからだ。(つまり、ドキュメントの読み込みの間に、現在のページにある情報をもっと読んでもらうことができる)
訪問者にダウンロードしようとしているファイルのタイプとリンクがどう開くかを教えることも賢明だ。
<a href=”document.pdf” target=”_blank”>Document</a> (PDF 13K, new window)
無関係のデータで話の流れを止めるような追加情報やヘルプファイルなどの“補足的な情報”へのリンク
Target=”_blank” に対抗するその他の方法
JavaScript VS “target=”_blank”
Target=”_blank” は常に新しいウィンドウまたはタブを元のサイズと同じ大きさで開くため、特にユーザーがクリックした後に少し目を離したりすると、非常に分かりにくい場合がある。JavaScriptを使用した方法では、ウィンドウのサイズも指定できるので、親ウィンドウも後ろに見ることができて、新しいウィンドウがとても分かりやすい。
もちろん、この方法はJavaScriptが無効になっていれば使えない。さらに、検索ロボットにこのページがクロールされなくなる。
Target=”_blank” VS Target=”new”
素晴らしい説明がここに載っている: ターゲット値に_blankを使用すると、毎回新しいページを産み出すことになるが、_newを使用すると1つの新しいウィンドウが産み出され、その後にクリックされたターゲット値が_newのリンクは全て最初に産まれたウィンドウ上に置き換わって表示される。
target=”_blank”を使用した場合 :
Google | Yahoo
target=”_new”を使用した場合 :
Google | Yahoo
もっと知識を深めるために:
様々なターゲット属性について説明した素晴らしい参照ソースもチェックして欲しい。
また、こちらを見るのもお忘れなく – HTMLのターゲット属性の対象。
この記事は、Search Engine Journalに掲載されたAnn Smartyによる「When (Not) To Use Target=”_Blank” Link Attribute」を翻訳した内容です。
これが絶対に正しい使い方、と言うのは無いのかもしれませんが、確かになんでもかんでも外部リンクは target=”_blank” と言うのは考えものかもしれませんね。SEO Japanは外部リソースへのリンクは基本、 target=”_blank” ですが、、、密かにうっとおしいと思っている読者の方もいらっしゃるかもしれません。この記事の反響が大きければ考えてみるとしますか。いずれにしても何らかのルールは設けて徹底することが重要ですよね。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
既に話題になっているニュースですが一応。スタバやヴァージンアメリカが最初に広告主だそうです。 — SEO Japan
「Twitterで本当にお金儲けはできるのか?できるのならどうやって?」という湧き上がる疑問に、ついに答えるようなものをTwitterは明らかにしようとしている。新しいTwitterのビジネスモデルは、広告をTwitterの検索結果やTwitter.com上のユーザーフィード、ゆくゆくはTwitterのサードパーティクライアントに表示するという「Promoted Tweets」を頼りにしたものだ。
つまり、もしあなたがTweetDeckや他のモバイルやデスクトップ上のTwitterアプリを使っているのなら、毎日ツイートと共に表示される広告を見ることになるのだ。Twitterの「promoted ads」は、初めはTwitter上で実行された検索結果でのみ表示される。
今から数時間後にこの広告システムが始まると、Twitter上で実行した検索結果のトップに1つの広告が表示されることになる。この広告は通常のツイートの形態をしているため、Twitterの広告モデルからのツイートだと気が付かないかもしれないので、リツイートや返信をする時は注意が必要だ。
最初の試みとして、スターバックス、ブラボ、ヴァージンアメリカなどがこの「Promoted Tweets」を実施する。これらの企業はTwitterのヘビーユーザーで、このサービスをコミュニケーションメディアとして使用している。
「私たちは、Twitter上に既に顧客を持っている企業の会話をもっと強調するようなことをしたかった」とTwitterのCOOであるディック・コストロ氏は言う。
さて、あなたの見解はどうだろう?Twitterはこれで成功し、ついにお金儲けのマシンになることができるのだろうか?
この記事は、Search Engine Journalに掲載されたArnold Zafraによる「Suddenly Twitter Has a Business Model, Tweet Ads」を翻訳した内容です。
流石に最初から一流広告主を抑えていますね。果たして成功するのかどうか見守っていきたいと思います。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
毎回、濃い内容の記事で知られるSEO by the Seaのビル・スラウスキがブログ記事を書く際に使える14の手法を教えてくれました。1つ1つは短いですが、全体を通して見るとかなり参考になりそうです。 — SEO Japan
あなたはどのようにブログ記事を始めるだろうか?あなたの記事の書き方のパターンに従う?それともあなたが書くことの表現の仕方と読者に働きかける方法をミックスさせる?
あなたも使えるかもしれないくつかのアプローチを紹介しよう:
1. ジャーナリストが良く使う逆ピラミッド型スタイルを使用する。まず、一番重要な言葉を記事の最初に持ってきて、「誰が」「何を」「どこで」「いつ」「どのように」のような典型的なジャーナリストの質問に答えていくのだ。
2. 初めに記事の背後にある重要な事実や意見を言う前に、読者の注意を引くような話や秘話、ケーススタディなどを持ってくる。
3. 驚くような統計や、反応を引き出すような統計、もしくはその両方を使う。
4. 質問と回答形式を使って、一連の質問とその答えを提供する。一番重要な質問と回答から始めるのがいいかもしれない。
5. 物語や歴史に沿って、物事の始まりから始め、徐々に進んでいく。
6. 学校で学んだような従来型の小論スタイルで、意見や一連の構想の基礎を固めてから結論を提示する。
7. 他の誰かのブログ投稿やニュース記事などを参照し、その一部分または全部に賛成することから始め、その理由を説明する。
8. 読者にある仮説事項を想像してもらったり、ある記憶を思い出してもらう。
9. 率直な質問、それは有意義で、時に誇張的で、コメントや議論を引き出すための策略としての役割の可能性もあるものを使用する。
10. 特定の人に向けて、その人たちに対して書く。
11. 読者が知らないあなた自身についての何かを公開する。
12. あなたの投稿の核となるコンセプトを説明した定義を持ってくる。
13. あなたが書きたいことについてのある側面を強調した写真やイラストを使う。
14. これまでの経験や教育(またはその両方)に基づいた題材に関するのあなたの専門知識の基礎になるものをいくつかのを並べる。
あなたはどんな風にブログ記事を始めますか?
この記事は、「SEO by the Seaに掲載された「How do you start a blog post?を翻訳した内容です。
バリエーションが豊富で参考になります。それぞれの方法に沿って毎日記事を書いていくことも十分できそうですね。SEO by the Seaは今後本来の濃い記事コンテンツを配信していく予定ですのでご期待ください! — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
SEO業界の有名人、マイケル・ウルフがGoogleの様々なサービスを取り上げ改善してほしい項目を25出してくれました。ヘビーユーザーの方はどう思われるでしょうか? — SEO Japan
私はグーグルに対して厳しい見解を示すことで名が通っている。しかし、私はグーグルが提供するサイトやツールを頻繁に利用するユーザーとして意見を述べているのであり、やみくもに批判しているわけではない。パワーユーザーであるがゆえに、ツールの改善につながりそうな分野のユニークな考えが浮かんでくる。あくまでも建設的な批判である。なぜなら、私のエントリは組織内に“広がっていく”ことがあるからだ。
Google Apps for Domains
Gmailやグーグル・ドックスには、多数の優れた機能が導入され、興味深い取り組みが行われているが、グーグル・アップス・フォー・ドメインズには反映されていない。例えば、グーグル・クロームのGmailチェッカー・エクステンションをドメインに利用したいなら、コードをいろいろいじくりまわすしか手はない。
Gmail
利用するフィルターの数を増やしてもらいたい。現在は最大で20個~30個まで増やせる(私は実際に限界に達し、すべて削除しなければならなくなった。そして、1から作り直した)。また、コピーを複数の送り先に転送したい。例えば、旅行のレシート/旅行プランをエバーノートとトリップイットに転送させてもらえるとありがたい。
件名もしくは本文を選択/ハイライトし、“フィルター”をクリックしたことがある場合、記入したFromフィールドから始めるのではなく、代わりに選択した記入済みのフィールドから始めさせてもらいたい。
時間を設定してメールを送らせてもらいたい。現在、私はレターミーレイターを利用している。私は自分自身にBBCするのを忘れた場合、送ったこと自体忘れてしまうのだ。
Google Docs
多くのユーザーがグーグル・ドックスが公の場でインデックスすることが可能になると言う告知に懸念を抱いている。なぜなら、外部のウェブサイトから文書にリンクを張られる可能性があるからだ。リンクを張る文書をユーザーが選べるようにしてもらいたい。もしくは、ユーザーにすべての文書のインデックスをブロックする、共通の“無効”スイッチを与えてもらえるとさらに助かる。さらにグーグル・アップ・フォー・ドメインズの顧客に当該のドメインの文書をすべてブロックする機能を与えてほしい。
オフラインでスプレッドシートの作成および編集をさせてもらいたい。NYからベガスやカリフォルニアに移動する際に、スプレッドシートを使って仕事をしたかったものの、出来なかったことが数えきれないくらいある。
クリーンなHTMLをエクスポートする機能なんてどうだろうか?現在、既存のエクスポートの質は、マイクロソフトのワードのHTML文書並みに劣悪であり、不要なタグが文書の“ウェイト”をさらに増やしている。
自分のアカウントに対するデフォルトのフォント/サイズを指定させてほしい。私が神経質なだけかもしれないが、アリアルとヴァーダナ以外は受け付けられない。毎回ニュータイムズローマンやセリフ等のフォントでスタートしなければいけないのは、トイレの便座を毎回上げたままにする迷惑なルームメイト並みに腹が立つ。
Google Reader
グーグル・リーダーを、グーグルコンタクトのアドレスブックだけでなく、グーグル・アップス・フォー・ドメインズのアドレスブックとも連動させてもらいたい。
フォルダー内のすべてのフィードの更新を指定した期間、一時的に止めたい。大きなプロジェクトに取り掛かるとこもあれば、バケーションに出掛けることもある。常にチェックする必要のあるフィードもあるが、それほど頻繁にチェックしなくてもよいフィードもある。
複数のツイッターのアカウントに共有させてほしい。私は複数のアカウントを持っており、トピックを基に異なる場所に転送したい。
Google Contacts
グーグル・アップス・フォー・ドメインとグーグル・コンタクトを連動させてほしい。現在、この2つのサービスは個別に提供されており、グーグルのサービスで両者にアクセスすることが出来るときもあれば、出来ないときもある。
コンタクトに関連する写真を持ち、グーグル・シンクを利用しているときは、写真を引き込み、アカウントにマッチさせてもらいたい。
プロフィール/コンタクトの共有プログラムを選択することが出来るようにしてもらいたい。もし誰かがeメール、電話番号等を変更したら、集中型の共有プロフィールで変更し、連絡先を知っている人に情報が自動的に贈られるようにしてほしい。
Google Chrome
マルチブラウザーのパスワードをシンクする機能 – 絶対必要だ。ラップトップとネットブックを持ち、パスワードを移動中に必要としているのは私だけではないはずだ。ラストパスを利用することはある程度可能であり、加えてロボフォームを利用出来るようにしたいという声が上がっている–この願いを叶えてもらえないだろうか。
複数のブラウザーでのエクステンションのシンク。エクステンション、セッティング、そして、カスタマイゼーションをブラウザー間で移動したい。
プレーンテキストとしてコピペしたい。ワードプレスやグーグル・ドックスを含む多くのサービスが、フォント、カラー、サイズ、スタイルを持続する機能を持つ。フォーマッティングをしない状態でペーストしたい。CTRL+SHIFT+V よろしく、@mattcutts。
キャッシュのサイズをゼロに設定することが出来るようにしてもらいたい。わざわざスピードアップしなくてもよいと思っているかもしれないが、私のISPは安定性に欠けており、キャッシュを一掃することでこの問題を99%の確率で解決することに気付いたのだ。
Google Voice
皆さんも望んでいるはずだ。このサービスをiPhoneでも利用する方法を考案しよう。役人のゴタゴタには付き合ってられない。
Feedburner
メール内のエントリの順番を特定させてもらいたい。後入れ先出しがいつも最善だとは限らない。先入れ先出しの選択肢も欲しい。
YouTube & ユニバーサル検索
ユニバーサル検索で信頼性の高いサイトからの動画のみを表示したい点は理解している。しかし、ユーチューブのページのランクを上げてもあまりコンバージョンには影響しない。rel=canonical等を導入し、ユーチューブの動画を使って本当にランキングを獲得したいページに導きたい。
Google Search
検索に対してグーグルが導入する機能をすべて無効に出来るオプションが欲しい。&PWS=0 フラッグを使ってパーソナライズドサーチを無効にすることが出来るが、他のアイテムはすべて行き当たりばったりである。これらすべてがPODだと考えている点はお見通しだ。しかし、目障りなときもあるのだ。私は、マットのように、いつもスッキリとしたURLを好むだけである。
Google Tasks
繰り返しのタスク機能を用意してほしい。毎週もしくは毎月実施するタスクがあるので、この機能があればスケジュールを練り直す手間が省ける。
Google Alerts
「新着情報があるたび」以外の通知について、時間を特定したい。現在、「1日ごと」を選ぶと、フィルターを作成してから、もしくは最後に修正/更新してから24時間後に通知される。
Picasa Web
写真の共有/保護については、必要に応じて妥当な設定が用意されているものの、この設定を説明する用語が分かりにくい。試行錯誤してやっと理解することが出来た。コンピュータに疎いおばあさんにも分かるように説明してもらいたい。皆のためにひと肌脱いでもらいたい。
コメント募集中。提案があれば、コメント欄で発表してもらいたい。全く関係のないコメントは容赦なく削除させてもらう。
この記事は、「Michael Gray Graywolf’s SEO Blogに掲載された「25 Things I’d like to See Google Fixを翻訳した内容です。
いかがでしたか?!ちなみに英語版記事のコメント欄ではマット・カッツもコメントしていました。「プレーンテキストのコピー&ペーストは、既にできる。 -v じゃなくて –v でフォーマッティングをしない状態でペーストできる。」と言うことでした。クロームを使っていないのでイマイチ意味不明でしたが・・・汗 使っている方なら理解していただけることを期待します。。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
飛行機で国内国外を飛び回っているベンチャー企業のCEOがキャビンアテンダントに学んだビジネスのヒントとは?意外と役に立つアドバイスが満載かも。 — SEO Japan
ここ数年間、私は飛行機で旅をすることが多かった。そこで私はキャビンアテンダントに注意を払うようになった。彼女たちの行動は当たり前のように思われるかもしれないが、実際とてもスマートなのだ。
ここではビジネスについて彼女たちから学べることを紹介しよう:
カスタマーサービスが重要
まず飛行機に乗ると、挨拶をされることに気がつくだろう。そして自分の席に向かい、荷物をしまおうとすると、キャビンアテンダントがやってきて助けが必要であれば手伝ってくれる。
それに加え、飛行機が離陸すると、飲み物と軽食であなたを満足させてくれる。
それでも十分じゃなければ、あなたは席を離れずして欲しいものをリクエストすることができる。ただ“呼び出し”ボタンを押すだけで、キャビンアテンダントがやってきてご用は何かと聞いてくれるのだ。
では、彼女たちがこんなことをする目的は何なのだろうか?もしあなたが満足すれば、また同じ航空会社を利用する可能性が高いのではないだろうか?顧客の満足はリピート客を意味する、それはつまり航空会社により多くのお金が入るということなのだ。
客はそこまで賢くない
飛行機が離陸する前にキャビンアテンダントがすることと言ったら何だろうか?それは、飛行機が離陸するまえにあなたがしなければいけないことを1つ1つ指示することだ。
例えば、シートベルトを締めさせるために通路を通り、機内の気圧が上った場合のために酸素マスクの付け方を教える。そして最悪の場合に備えて、救命胴衣の付け方と使い方を教える。
あなたはもうキャビンアテンダントが教えてくれることを全部知っているかもしれないが、他の人がそうとは限らない。ビジネスにおいても、適切な指示とユーザーが混乱した場合のドキュメントが必要だ。これは、客があなたの製品やサービスを最大限に活用していることを確実にするために良い方法だ。
選択肢があることが必ずしもいいとは限らない
飲み物のサービスでは、キャビンアテンダントは通常どのドリンクの用意があるかを教えてくれる。複数の選択肢はあるが、その数は限られている。例えば、もしジュースが飲みたいのであれば、選択肢はオレンジかリンゴジュースのどちらかしかない。
キャビンアテンダントが何百種類もの選択肢を与えないのには理由がある:
選択肢の増加はコストの増加を意味する – 12種類のソーダを買うよりも12パックのコーラを買う方が安い。
時は金なり – もしあなたが誰かに100の異なる選択肢を与えたら、そこから選ぶのには時間がかかるかもしれない。反対に、2つの選択肢だったら、選ぶのはもっと簡単になる。
少ない方がいい –選択肢を多く与えすぎることは、満足度を高めることにはならないことは証明されている。
もし、あなたが利益率を増加させ、客にもっと満足してもらいたいのであれば、選択肢を多く与えすぎてはいけない。Craigslistのような一部の最も成功しているビジネスは、いたってシンプルである。
時に厳しくあるべき
もしあなたも私のようなギークなら、飛行機の離陸前には携帯でメールをチェックしたいだろうし、恐らく飛行中もメールを送ろうとするのではないだろうか。
挙句の果てに、高度10,000フィートまで待てずにノートパソコンを広げてしまうかもしれない。
もしこれらのルールを1つでも破れば、フライトアテンダントはすぐにあなたのもとにやってきて、それが禁止されていることをやんわりと伝えるだろう。もし、それでもあなたが言うことを聞かなければ、もう一度戻ってきて今度は厳しい口調で伝えるだろう。そしてこの時点で、あなたはこれを守らなければ一体どんなことが起こるのだろうと恐ろしくなり、ついに言うことを聞くのである。
ビジネスにおいては、常に客にあなたの上を歩かせることはできない。客を満足させたいのは山々だが、いつも客が正しいわけではないことを理解しておく必要がある。そして、もし1人でもあなたの上を歩かせてしまうと、他の人も同じことをするのを止めることはできないのだ。
最高の売り込みは、売り込みに見えない
私はいろいろな航空会社を使用するが、客により高いものを勧めるという点では、アラスカ・エアラインが一番だと思う。キャビンアテンダントがあなたの気が付かないうちにより高い方を勧めている例を紹介しよう。
ファーストクラス – ファーストクラスでの飛行にはたくさんのサービスが付いてくるが、安くはない。例えば、アラスカ・エアラインのファーストクラスの乗客は無料の食事とポータブルムービープレイヤーが与えられる。私のようにエコノミー席で飛ぶことになった場合は、追加料金を払わなければ食事もポータブルテレビも与えられない。このことをスピーカーで大々的にアナウンスして、追加料金を払わなければいけないエコノミーの乗客が、ファーストクラスの乗客は無料の食事とポータブルテレビが与えられることを知らせているのだ。
無料招待旅行 – 私が見てきた中で最も成功しているものの1つに、アメリカ大陸内の無料招待旅行がある。これを獲得するために必要なことは、アラスカ・エアラインのクレジットカードに申し込むだけだ。アラスカ・エアラインはあなたに無料招待旅行をくれるが、クレジットカード会社が登録客ごとにアラスカ・エアラインにお金を支払っているため、彼らもあなたでお金を稼いでいるのだ。
無料は有料に切り替え可能 – ホライズン・フライトのキャビンアテンダントは一般的に1種類のビールとワインを無料で提供する。もし他のブランドのアルコールが欲しければ6ドル支払わなければならない。キャビンアテンダントは高いランクのお酒を買うように強く勧めることはないが、私が気付いた最近の傾向は、二流のお酒を無料で飲んでいる人も、次に飲み物のカートが来た時には“良いもの”を手に入れるために6ドル支払うということだ。覚えておいて欲しいのは、お酒を飲む場合、通常は1杯だけでは終わらないということ。
客により高いものを勧めようとするなら、賢くやらなければいけない。もっとお金を払うように押し勧めるのではなく、だんだんと慣れさせるのだ。あなたが提供している追加の製品やサービスを彼らに買ってもらえるように、そのトライアルを客に提供するのも悪くない。
小さなことが人の満足を継続させる
私が今まであった中で一番のキャビンアテンダントがいたのは、JetBlueフライトだった。彼はたまたま男性だったのだが、離陸から着陸まで、客を楽しませ、本当にほとんど全ての乗客が笑顔だった。
飛行機が離陸する直前、彼はほとんどのキャビンアテンダントがいつも言うような基本的なことを全て言った後、ラスベガスまでのフライト時間は2時間30分ですと伝えたのだ。問題は、機内にいた全員がラスベガスではなくロサンゼルスに行くつもりだったことだ。彼の言葉で乗客は一瞬パニックになったが、彼が冗談だと言うと皆笑い始めた。
その上、私たちが着陸した時に他の飛行機がそのゲートにまだいたため、10分余分にシートに座っていなければならなかった。この場合、乗客は怒ることが多いが、このキャビンアテンダントが、ロサンゼルスからは毎日何便の国際便が飛んでいるか、といったトリビアクイズを出し始めたのだ。乗客が適当な数を言い始め、数秒後にはみなそれに調子を合わせ始めた。
もっと事態が悪くなったのは(良くなったとも言えるが)、飛行機がゲートに到着する前に理由もなく電気が落ち、パイロットが飛行機を再起動しなければならなかったのだ。その時にそのキャビンアテンダントが最初に言った言葉は、“これが空の上で起こらなくて良かった”だった。そして皆また笑い始めたのだった。
あなたも客を楽しませたいのなら、小さなことに注目するのがいい。完璧な製品やサービスも素晴らしいが、こんな風な人間的な接触が大きな違いを生むのだ。
結論
ハーバード・ビジネス・レビューを読むのもビジネスを学ぶ上で素晴らしい方法だが、方法はそれだけではない。あなたの周りを見回してみて欲しい。あなたが当たり前だと思っていることがビジネスについて多くを教えてくれるだろう。
キャビンアテンダントから何かを学べるなんて思ったこともなかったのではないだろうか?私もなかった。だから、どんな人も軽く見ることはやめよう。もしかしたら5歳の子どもからだって学べることがあるかもしれない。
この記事は、Quick Sproutに掲載された「What a flight attendant taught me about business」を翻訳した内容です。
最初はどんな釣り記事かと思いましたが、読んでみると納得。確かに、どんな業界、仕事であっても、普遍的に共有できることと言うのはあるでしょうし、特にサービスが重要視される仕事からは、「ネットサービス」とか言う割には技術や機能優先で、ついサービスを軽視しがちなこともあるネット業界は学べることは多いかもしれませんね! — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
え、Googleがイギリスの会社を買収するのって初めてだったんだ?と言う事実に驚きました。このPlink、しかも社員が2人しかいない会社のようですが。。。その真意はいかに。 — SEO Japan
Googleは以前から新規事業の買収に熱心なことを疑う人はいないと思うが、面白いことに、イギリスを拠点とした新規事業を買収するのはこれが初めてなのだ。今回、Googleはモバイルビジュアル検索の新規事業であるPlinkを買収した。もちろん、この買収は最低でも毎月1社を買収しようというGoogleの狙いの一部分である。
モバイル向けビジュアル検索エンジン「Plink」は、博士号の学生マーク・カミンズとジェイムス・フィルビンによって設立された。その最初の製品はPlinArtと呼ばれるもので、有名な芸術作品や絵画の写真を分析して認識するビジュアル認識ツールだ。友達と写真を共有することもでき、ユーザーはPlinkartから与えられた情報を通じて、それを購入することもできる。
開発者によると、Plinkartはサービス開始後6週間で50,000回以上もダウンロードされているということだ。
GoogleがどうやってPlinkをGoogleの製品とサービスに統合するのかを考えたいところだが、実はGoogleはそんなことは考えていないようである。この買収の目的はマンパワーの移動、つまりGoogleはカミンズとフィルビンに、Googleが以前に発表したビジュアル検索プロジェクト「Googleガジェット」を担当して欲しいのだ。
Googleの人々は、この二人の開発者が100,000ドルの賞金を獲得した「アンドロイド・デベロップ・チャレンジ」の開催中にPlinkにかなり感銘を受けたことは明らかだ。それ以来、その賞金はPlinkの資金の源になっている。
この記事は、Search Engine Journalに掲載されたArnold Zafraによる「Google Made its First UK Acquisition, Plink Mobile Visual Search」を翻訳した内容です。
なるほど、そういうことですか。2人が優勝したコンテストはGoogleが主催したものなのでしょうか。多分そうなのでしょうけど。こういう手法で優秀な人材を獲得していく、と言うのもまたアリですよね。
マイクロソフトが全盛期だった90年代に、競合他社のキーマンを超高額で引き抜く手法で(&自社のビジネスに生かす、または最悪飼い殺しでも競合が伸びないのでOK)大ブーイングを受けていた時代があったと思いますが、Googleのやり方ははるかにスマートですね。Googleも世界最強の帝国を築きつつあること(マイクロソフト以上になるかも?)には変わりは無いのですけど。。。今後のAppleとの戦いが正念場ですかね。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
とある米国の新聞業界系のカンフェレンスにて、グーグルのエリック・シュミットが、まさかの発言をしてしまったようです。 — SEO Japan
新聞業界のカンフェレンスにて、Googleのエリック・シュミットが失言をしてしまったようだ。それが彼の真意なのか、新聞業界の重鎮たちへのサービストークだったのかは、誰にも分からないが。
このレポートによると、エリック・シュミットはブロガーを侮辱するかのような発言をしたようだ :
(新聞業界の)皆さんが行っていることはアートだ。新聞記者や編集者の価値に疑いの念を持ったことがあるなら、世の中に溢れているブログを見ればいい。それだけで疑いは晴れるだろう。
この発言は、世界中の何千万人のブロガーを侮辱する発言であることは間違いない。
エリック・シュミットが、グーグルのアドセンス広告を掲載している何千万人のブロガーの存在を忘れていたかどうかは定かではない。同時に、グーグル自身も複数のブログを自ら運用している。我々サーチエンジンジャーナルもグーグルに関する多数のニュースを掲載し、シュミット氏の会社を称賛してきたブロガーである。
我々の努力が、侮辱に値するとはとても思えない。
この記事は、Search Engine Journalに掲載されたArnold Zafraによる「Ouch! Google CEO Eric Schmidt Insults Bloggers」を翻訳した内容です。
エリック・シュミット、言っちまったな、、、と言う感じですか。セルゲイ・ブリンやマット・カッツならともかく、彼であれば少し本音も入ってそうな所が怖いですね。。。政治家だけでなく企業のCEOも失言注意です。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
海外で人気の検索広告管理ソフト「ワードストリーム」のスタッフが、顧客の膨大なデータを元にビッグワードとロングテールの効果を比較分析。検索広告を活用している人は一度読みたい! — SEO Japan
検索広告キャンペーンにおいて、ロングテール・キーワードの実用性(もしくはその欠落)に焦点を置く戦略の人気は浮き沈みが激しい。しかし、PPCにロングテールを活用する手法を取り上げる戦略が再び脚光を浴び始めているようだ。それにしても、これだけ多くの議論が行われているにも関わらず、大半の人々が焦点を当てるべきある重要な“違い”を見過ごしている現実はいただけない。
まずキーワードと検索クエリはまったく別物である。キーワードとは広告主が購入する商品であり、一方の検索クエリは検索エンジンに実際に人々が入力する言葉を意味する。この違いは重要だ。なぜなら、検索クエリは、通常、キーワードよりも遥かに長いテールを含み、検索エンジンのクエリデータを見つけることに多くの価値が見出されているためだ。
私たちはこの点をさらに深く掘り下げ、検索広告アカウントにおけるヘッド、ミッドレベル、そして、ロングテールの検索クエリのパフォーマンスを精査するため、ワードストリームのクライアントのアカウントをランダムにサンプリングし、全体の費用やコンバージョン数、そしてコンバージョン毎の費用を分析した。その結果、とても興味深いことが判明し、“検索数の多いキーワードを並べただけだよ。ロングテールなんてものは眉唾さ”と主張する「ビッグワード」派の人たちと“クリックの頻度が少ない方が価値は高いのさ”と言い張る「ロングテール」派の人たち、両方にとって、都合の悪いデータが出てきた。
コストを減らしトラフィックを増やす検索クエリとは?
私たちは、約1,500万回のインプレッションおよび100万ドルの投資に値するデータの分析を行った。以下はデータの特筆事項である:
調査した広告主は、リードジェネレーションやeコマースの企業がランダムに選ばれ、規模も異なる。
一連の広告に対する投資額、コンバージョン数、コンバージョン毎のコストを分析した。
データをクエリ毎のクリック数を基に分類した: 300+、100-300、6-100、0-5。
このアクティビティはすべてグーグルのアドワーズ広告で行われた。
また、長期のアカウントと新しいアカウントを慎重にミックスし、私たちのソフトウェアがキャンペーンを構築する仕組みによる影響をあまり受けないように工夫した。
さらに、検索広告キャンペーンが数千億円規模の産業である点にも注目しておきたい。ただし、このサンプルの量が最も正確なデータを得ることが出来る量だと断言することは出来ない。それでも、とても興味深い見解を幾つか得るには十分であった。
まずは、ヘッド、ミッドレベル、そして、ロングテールの用語に対する投資の分布を見ていこう:
この分析の興味深い点は、対象アカウントへの投資の大半が、ロングテールの検索クエリに向けられていたことだ。アカウントにおける検索クエリの総数は、キーワードの総数よりも4対1の割合で多かった。
このデータが検索者の意図の分布に関する誤解を生み出す。多くの広告主がトラフィックの大半は少数のビッグワードによってもたらされると思っているが、現実には、彼らは予算の大部分をロングテールに費やしているのだ。
次に、同じセグメントのコンバージョンの分布を見てみよう:
このデータは最初の一連のデータと一貫性があり、これらの広告主がコンバージョンの大部分を0-5クリックのクエリから得ていることを示している。さらに、このデータセットに対するコンバージョンの90%は、円グラフにあるように1-100クリックでもたらされていた。
このデータセットにおける、ヘッド、ミッドレベル、そして、ロングテールのクエリ全体におけるコンバージョン毎のコストは注目に値する:
6-99クリックでのコンバージョン毎のコスト(CPC)は、競争が激しいクエリのCPCの半分以下であり、その一方で、とりわけボリュームの少ない用語(0-5)はCPCが6-99クリックの区分の3分の2ほど高かった。
このクエリのデータが意味することは?
このデータが意味することは以下の通りだ:
検索クエリのロングテールには非常に大きな価値がある
クエリのデータにはキーワードのデータよりも長いロングテールが見受けられる
ROIを高くするためには、ネガティブなキーワードを見つけ出し、より具体的な検索クエリを効果的にターゲットに絞ることが重要である
私たちが実施した分析で判明した重要なポイントを次にリストアップする:
ロングテールには価値がある。 0-5クリックおよび0-100クリックのクエリがコストの大半を占めている事実、そして、これらの企業のコンバージョン全体を考慮すると、検索クエリのロングテールが多くのトラフィックを呼び込み、また、ポテンシャルが高い点は明白である。
クエリデータに対する見かけ以上に長いロングテールが存在する。 キーワードの総数がクエリの総数の約4分の1になったのは、“隠れている”ロングテールの検索クエリが単一のキーワードに包まれているためである。広告主のアカウントにざっと目を通しただけでは、大半のトラフィックが短いキーワードの羅列によってもたらされていると思うかもしれない。しかし、実際には、幅広くマッチした一連のキーワードは、具体的にマッチし、人気が低いクエリと競り合っている。
ネガティブなキーワードにも価値はある。 最後のポイントは、0-5クリック対6-100クリックのコンバージョン毎のコストの矛盾がもたらす事実だ。0-5クリックは、広告主全体におけるコストおよびコンバージョンの大部分を占めていたが、6-100のセグメントのコンバージョン毎のコストは遥かに低かった。
理論上では、0-5セグメントの方が言葉やフレーズのバリエーションの具体性は高いはずである。そのため、このセグメントをターゲットに選び、コンバートを狙うべきである。ギャップはどこにあるのだろうか?
0-5セグメントの結果が比較的乏しくなった主な理由は、クエリが具体的にターゲットを絞っていないためである。その多くは、遥かに広範なキーワードにマッチしている人々に積極的にインプレッションを勧めている結果である。また、多くの関連性のない用語がこれらの広範なキーワードに含まれている。そのため、入札しようとしていることを人々が理解していない用語をターゲットの具体性に欠ける広告にマッチさせているため、コストが上昇しているのだ。
検索クエリのデータとロングテールを何に活かせばいいのか?
このデータがすべての広告主の当てはまるわけではないが、ネガティブなキーワードの発見と実装を組み合わせる戦略的なアプローチの必要性は明らかになったはずだ。そして、具体的な検索クエリの発見、分類、そして、ターゲティングの重要性が改めて浮き彫りになったと言えるだろう。
この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Short Vs. Long Tail: Which Search Queries Perform Best?」を翻訳した内容です。
最後のまとめでもう少しアドバイスが欲しかった気もしますが、、、この種のPPC広告の管理ソフト会社が実データを公表してくれる例は余りありませんから貴重な情報でした。結論から言うと、ロングテールは重要!と言うことなのでしょうけど、SEO Japanを読まれてる方でしたら当然の認識かと思います。もちろん、全ての業種業態に当てはまる訳ではありませんが。。。 こういった統計データをもっと各社出してもらえると、特に業界別のデータを出してもらえると、広告主も他社の状況が分かっていいのですけどね。 — SEO Japan
15 years 8ヶ月 ago
CrazyEggのCEOによる、SEOの記事。ネットサービスの起業家がSEOを体系的に理解していることに驚きです。と言うか、今の時代、これ位は当然でしょうか。とりあえず読んで基本を確認したい。しかしテククランチのSEOに彼が関わっていたとは知りませんでした。。。その手法はいかに?! — SEO Japan
ウェブサイトを検索エンジンに最適化したいだろうか?
15 years 8ヶ月 ago
ブログ記事のリツイート状況が一目で分かるTopsyウィジェット。SEO Japanでも活用していますが、双璧の人気を誇るTweetmemeと比較した記事がありましたので紹介します。 — SEO Japan
特定の記事ページをツイートしてもらえるようにすることは、今ではトラフィック獲得や口コミ効果のための重要な方法の1つとなった。
この施策に使用するものとしては、Tweetmeme ボタンが最も人気が高いと思うが、最近では、同様のサービスであるTopsyを使用しているブログも多く見かけるようになってきた。
では、この二つのTwitterボタンの違いを比べてみよう。
Tweetmeme
Topsy
Tweet カウント
あり
あり
Tweetの作成場所
ポップアップ
新しいタブ
Twitter 認証
あり(なしに設定も可)
なし
ショートコード
あり
あり
ワンクリックTweet
あり
なし
ローディング時間
Topsyの方が短いように思えるが、詳しい検証の必要あり。
Wordpress プラグイン
あり
あり
Tweetのステイタス
Retweet / Tweeted
なし
ページのRTランク
なし
あり
外観
TweetmemeのWordpressプラグイン:
Tweetmeme プラグインには、いくつかカスタマイズできるオプションがあり、ボタンの設置場所や外観を設定できる。
ボタンを表示するページの設定
設置場所:コンテンツの前か後ろ(または両方)か、ショートコードを使用するかどうか
スタイルのカスタマイズ(フローティング、マージンなど)
ボタンの種類を選択(標準サイズまたはコンパクトウィジェット)
ソースの設定(実際のTweetでRT@の後に表示されるTwitter名)
URL短縮化の選択
TopsyのWordpress プラグイン
Topsy のプラグインはより簡単で多くのオプションが用意されているようである。
Topsyボタンは、ショートコード[ topsy_retweet_small ] または、 [ topsy_retweet_big ] を使用することによって、記事上のどこにでも挿入できる。
ボタンの設置場所やスタイルは、使いやすい表によって管理でき、ページごとにそれぞれカスタマイズすることが可能。
ソースとボタンの名前の設定
カラースキームの選択
さて、あなたのお好みはどちらだろうか?
この記事は、Search Engine Journalに掲載されたArnold Zafraによる「Topsy Button versus Tweetmeme Button」を翻訳した内容です。
記事を見る限り、Topsyが後発かつその分機能が豊富なんですかね?SEO Japanも幾つか比較して何となくTopsyを選びましたが。。。何が決め手だったかは思い出せませんが 汗 導入は簡単だったと思います。
いずれにしても一目でリツイートの状況が分かりますし、読者の方も簡単にツイートできるので便利ツールとして重宝してます。日本語もほぼ問題なく動くようですし(たまにツイート状況ページのブログ記事名が文字化けするようですが)、ブログを運営されている方にはお勧めのプラグインです! — SEO Japan
15 years 8ヶ月 ago
デペッシュ・モードって懐かしいですね。え、彼らがネット活用して再結成したの?(解散してないかもですが)とか思ってしまいましたが真相はいかに。 People are Peopleでも久しぶりに聴きながらどうぞ。 — SEO Japan
先月、オースチンの街をSXSW(註:毎年行われているネットを活用することでも有名な音楽イベント)。の仲間達と歩いていた時、誰かが私にポップミュージックを例えにした次のコピーブロガーの記事はいつなのかと聞いてきた。
「どんなのがいいか?」 と私が尋ねると、
「デペッシュ・モードの曲は無理だよな」 と彼が挑戦してきたので、
「もちろんできるさ」と私はすかさず返し、
「あの黒ずくめの衣装の奴らだぜ!」と彼は言った。
さて、テキサス州オースチンの素晴らしい街の景観について語るのではなく、世界で最も人気の高いエレクトロニックバンド、デペッシュ・モードが教えてくれる効果的なオンラインマーケティングの手法について話すことにしよう。
People are People (人は皆、人)
People are people (人は皆、人)
So why should it be (それなのになぜ)
You and I should get (あなたと私は)
Along so awfully (仲が悪くなければいけないのか)
オンライン市場で成功はしたいけれど、人間心理的なことには関わりたくないって?でも、悪いが、基本的に全てはそこにかかっている。人を動かすものは何かを理解してそれに沿って進めること、それが一番うまくいくのだ。さらに、社会心理学を勉強すればソーシャルメディア的なものの意味も分かるようになる。
Never Let Me Down Again (2度と僕をがっかりさせないで)
I’m taking a ride with my best friend (僕は親友と一緒にいる)
I hope he never let’s me down again (もう二度と彼が僕をがっかりさせないことを願って)
He promises me I’m as safe as houses (彼は約束した、僕はとても安全だって)
As long as I remember who’s wearing the [...]
15 years 8ヶ月 ago
日本でもサイト売買のマーケットプレースが幾つかありますが、米国では昔からドメイン売買やサイト売買がごく普通に行われてきました。とは言え人と人との取り引き、時にトラブルが起こることもあるでしょう。SEO Bookのアーロン・ウォールが正しくサイトを売るためのアドバイスを教えてくれました。 — SEO Japan
透明性が重要な時
不要で、どうでもいいサイトを売ろうとしているなら、隠し事をせずにオークション等のサイトで出来るだけ高額で売りつけようとしても構わない。しかし、成長著しいサイトを持ち、入札戦争を引き起こすために投資業者に連絡を取るならば、何もかもさらけ出すのではなく、透明性を多少制限したほうがよいだろう。成長著しい分野の成長著しいサイトを運営し、サイトを買おうとしている企業が1社しかないのなら、透明性はネガティブな効果をもたらし、不利に働く。
ウェブサイトの購入オファーを偽装: その仕組み
ここ数日間、ある企業が私たちが運営する4つのウェブサイトの1つに妥当な金額のオファーを出してきた。この会社は、現金が私の口座に振り込まれるまでは私が分析データを提供しない点、そして、検索結果から多くのデータを推測することが出来る点をよく心得ていた。彼らがこのウェブサイトを購入しようとするのはこれで5回目であり、毎回、上述のポイントを私たちは説いてきた。
この企業のスタッフが“この金額に納得できるなら、同意書を送りましょう”と言ったので、私は了承した。すると彼は“分かりました。それでは適正評価書を作成し、同意書に記入するため、すべてのスタッツにアクセスさせてください”と言ってきた。
ここが苦しいポイントであり、問題でもある。
なぜだろうか?
データは貴重
データは貴重である。成績のよいサイトを買えるだけの資金を持ち、そのウェブサイトの詳細を調べさせ、購入オファーを持ちかけてくる企業/人物は必ずと言っていいほど、他にも同じようなサイトを持っている。すべてのデータを“売るために”与えてしまうと、サイトは弱体化し、誰も買い手がつくなくなってしまう可能性がある。
既に同じ分野で他のサイトを運営していることが分かっているなら、ろくでもないオファーのためにわざわざ自分の会社の蓄えを減らす必要はない。
ミルクを無料で手に入れられるのになぜ牛を買うのか?
すべてのビジネスのデータを欲しがる人々は、独占的な取引を望み、分析データを奪おうと試みる一方で、あれこれ考えたり、議論したり、価格を変えたりする。しかし、“君は世間知らずの間抜けだ、もっと自分自身に敬意を払ったほうがいいよ”、これが彼らの本音だ。
さらに彼らのセリフは続く。“あなたのサイトを$xxで買いましょう。どうですか?それではデータをすべて渡してください。そうしたら、驚くぐらい低い金額でオファーを出し、もっと間抜けな売り手から同じようなサイトを買います。私たちは市場価格よりも遥かに低い価格で買うんですよ!心配しないでください。頂いたデータはあなたに不利になるように使わせてもらいます!”
彼らがオファーを出すと言えば、オファーを出すだろう。彼らがデータを盗むことを望めば、彼らはデータを盗むだろう。しかし、調査を行ったうえでオファーを出しているなら、データを手に入れてオファー価格をつけ直す必要はない。 – 要するにこれは詐欺である。
ビジネスの相互関係 : 入門編
卑屈な業者は他人を信頼しない。なぜなら、すべての人間が同じように卑屈だと考えているからだ。そこで、このようなオファーに利用することが出来るテストを紹介しよう。“あなたの分析データをすべてもらえるなら、すぐにでも私の分析データをあげましょう”と伝えてみよう。もし彼らが不当だと主張するなら、それはこっちのセリフだと言ってあげよう。
私たちはページタイトルを変更するべきだとクライアントに伝え、その結果、瞬く間に数百万ドルが事業に転がり込んできたことがある(そして、コンサルタントとして私たちは僅かの報酬を得た)。しかし、皆さんのサイトを購入しようとしている競合者がいるなら、彼らは皆さんのサイトの良い点を探し出し、単純に真似するはずだ。彼らのドメインが遥かに知名度が高い場合、トラフィックを大幅に奪われてしまう。無償で提供してしまうのだ。
私たちの競合者の中にもある分野で私たちの戦略をそっくりそのまま真似ていたサイトがあった。しかし、彼らは何度となく誤ったキーワードのバリエーションや修飾語句を選んでいた。無料でデータをあげてしまえば、推測する必要はなくなる。そうなると、彼らは軍資金を投入し、息の根を止めに来るはずだ。
NDA契約が紙くずにすぎない理由
このような企業の中にはプロを自負する組織もあり、彼らの守秘義務契約書にはある程度の価値があると言えるだろう。しかし、実際にはどうだろうか?皆さんは、自分の会社のスタッフ全員合わせた人数よりも多くの社内弁護士を抱えている大企業と法廷バトルを繰り広げられるだけの資金を持ち合わせているだろうか?このようなバトルに買ったところで、ROIはあまり期待できないのではないだろうか?そもそも勝てる見込みはあるのだろうか?実際に自分のデータが使われた点を証明することが出来るのだろうか?どれだけの時間、労力、そして、ストレスをその法廷バトルに投入することになるのだろうか?
ウェブサイトを購入する理由
誰かがサイトを買うために近付いてきたら、何か理由があるはずだ。戦略的な価値なのかもしれないし、現状に価値を加えることが出来ると感じ、相乗効果を期待しているのかもしれない。例えば、ヤフー!、イーベイ、アマゾン、グーグル、バンクレイト、モンスタードットコム、ウェブMD等の大手企業の場合、彼らは…
購入したウェブサイトを強化するため、PRを実施する機会に利用する
自らのネットワークに統合し、マーケットのシェア率を上げ、価格をコントロールする
自らのネットワークでクロスプロモーションを実施する
当該のサイトのオーディエンスに対して他の選択肢をクロスプロモーションする
コアのブランドと関連付けたくない方法でマーケットに影響力を及ぼすきっかけとして使う
ブランドを弱めることなくマーケットの幅を広げる
などなど
今まで通り運営するつもりで新たに企業を買収する人はほとんどいない。収益を基にドメイン名を購入する人も滅多にいない…そのドメインの展開のポテンシャル、そして、マーケットの成長 + チャンスをベースにドメインを購入するのだ。
成長におけるリスクはあるのだろうか?もちろんだ。投資に失敗しない投資家はどんなことを気にしているのだろうか?そのリスクはサイトの購入価格の値引き対象となる…結局、将来のマーケットの成長およびサイトの成長は、サイトが売却された後に買い手に委ねられるわけではないのだ。
私自身、ウェブサイトの購入で損をしたことはある。当然だ。しかし、平均すると得をしている。価値を加える方法について優れたアイデアを持っているなら、完璧なデータがなくてもウェブサイトを購入することが出来る。何度か損をしても、優れたサイトを幾つか手に入れ、そのサイトを乗りこなすことが出来れば、最終的には利益を上げることが出来るだろう。
ディスカウント: 過去の収益
ウェブサイトの的確な収入とキーワードのデータを無料で得る試みは、搾取以外の何ものでもない。これらの情報を与えてしまうと、買い手にはレバレッジを与え、売り手を弱い立場に追い込む。こうなると購入は、戦略的な価値よりも、売値を収入の何倍にするかに焦点が集まるが、売値が購入の“理由”になることは滅多にない。
防衛目的の購入なのだろうか?すぐにシナジー効果が期待でき、戦略的な価値が加わる購入なのだろうか?彼らは自分よりも多くのデータを持ち、近い将来マーケットの成長を見込んでいるのだろうか?
例えばユーチューブのような戦略的な購入の場合、「過去の収益額を2倍にした金額、10億ドルで売却しましょう」と言うことにはならない。企業が重要なウェブサイトを購入する際は、1年、2年、3年、4年、5年程度の収益の倍の額を提示し、オーナーを侮辱するようなことはなしない。S&P 500の企業では、15倍もしくは16倍で取引することが常識になっている。サイトのオーナーから見れば、オーガニックな検索トラフィックを増やし、新たな収益システムを構築して、コンバージョン率を改善することが出来る強固な戦略を持っているなら、6年、7年、8年、9年、10年の倍では不十分である。
仮に、株価収益率の30倍で取引している企業が、6倍でサイトを購入したいとオファーを出してきたとしよう。すると、彼らは、ディスカウントを求め、結局3倍の価格…つまりマーケットによる当該の企業に対する1/10の金額でサイトを購入する。そのため、マーケットでのポジションが急激に変化し、収入の削減率が高くなる。
もし、彼らが支払いの一部を一年間出し惜しみしたら、サイトの一部を将来の収入で支払うことになり、実際に支払われる倍数はさらに低下し、 – たった2倍になる!!!!
WMWに掲載されていたマキシミリアノス氏のコメントには、「すべてのデータを渡せ、そうしたら最低の倍数を提案するよ」 アプローチが買い手候補にとって不利な理由が説明されている:
私はサイトを維持することにし、ほぼ放置状態で自動運営モードにした。9年前のことだ。現在、このサイトは当時売却しかけた金額以上の収入を1ヶ月で稼ぎ出している。売却がうまくいかなかったことが、逆にプラスに働いたのだ。
検索マーケットでは、ランクを少し上げるだけで、トラフィックが莫大に増加する。
数ヶ月ごとに100%増加しているサイトを、過去の*たった*数倍の金額で売却するなど、もってのほかである。売ってしまう人はバカとしか言いようがない。30x P/E率の企業が、30x倍で取引することなど考えられない。投資家たちは過去のデータを見ているからだ。
サイトを売却するときは、自分よりも買い手の方がマーケットのデータを豊富に持っていると仮定する必要がある。恐らく、資金も多く持っているだろう。彼らにサイトの具体的なデータをすべて与えてしまえば、サイトの価値を低下させてしまうだけでなく、交渉を優位に進めることは出来なくなるだろう。
過去の失敗から学ぶ
しかし、とても多くの人々が愚かにもデータを渡してしまう。私もその一人だった。業界内での友人だと思っていた人物が、あるプロジェクトの提携に対する価格をオファーし、集められるだけデータを集めた揚句、*指定した金額*で取引を辞退したのだ!彼らは流動資本が足りなかったと主張したが、同時期に私たちが所有する他のサイトにもオファーを出していたのだ(私たちが所有している点に気づかず)。この人物の名前を出すことなく、上述した内容を掲載しただけで、私たちのフォーラムの別のメンバーがこの人物が誰だか見破っていた。*なぜなら、この詐欺師はまったく同じことを彼に対しても行っていたからだ*。
この人物は私の友人のサイトも数年前にコソコソとかぎまわっていた。そこで私はこの人物の友人に彼の怪しい行動について尋ねてみた。すると、“彼は僕の友達だけど、信頼しない方がいいよ”という返事が返ってきた。もっと早く知っておきたかった。しかし、このエントリを投稿することによって、実はサイトにまったく関心を持っていない、インチキの投資家や怪しい企業がもらたす被害状況に歯止めがかかることを願う。
自分のドッグフードを食べるのか?
もし誰かが、データを略奪するのは適正評価もしくは購入プロセスの一環だと言ってきたら、このエントリのリンクをその人物に送り、私が話したがっていると伝えてもらいたい。
そして、私の主張が間違えているかどうか尋ねてほしい。間違えていないと言ったら、先に彼らの企業データをすべて提供してもらおう。交渉はフェアでなくてはならない。
彼らが情報を共有してくれなかったら、私に連絡を入れてほしい。正しいことをさせてもらう…
アップデート
これ以上ウェブマスターが利用されるのは見たくない。残念ながら、状況は予想以上に悪化しているようだ。このエントリを投稿した後、ありとあらゆる分析データを手渡すことなく、サイトを売却するためのアドバイスを求める電子メールが幾つか送られてきた。私たちに連絡を取りたいなら、「seobook@gmail.com」宛てにメールを送ってもらいたい。状況を確認した後、私たちに何が出来るか考えてみよう
この記事は、SEO Bookに掲載された「A Few Warnings When Selling Online Business Websites」を翻訳した内容です。
確かに通常ビジネスを売却する場合は、上でアーロンが説明しているような査定が行われる訳ですが、ウェブサイトの場合は、売る側がその種の知識に疎いこともあったり、逆に買う側は詳しくともできるだけ安く買おうと考えますから、他のビジネスと比較してウェブサイトの売却金額が低すぎるケースも多々あるのでしょうね。
日本の場合は、こういった話になる前に、そもそも売りに出されているサイトの質が米国と比較しても低いケースが多い気はしますけども。実際のビジネスでもそうと思いますが、米国程、自分で、自分たちで立ち上げたサイトを簡単に人に売る、言ってみれば「売り抜ける」こと自体余りしませんよね。特にサイトが一定の収益を上げていたり成長過程にある場合は。結果的に、売上げも無くどうしようもなくなったサイトが多く売りに出ておりそもそも魅力的なマーケットプレースができてない気はします。もしくは逆に適当に作ったサイトを短期的なスパム手法で検索順位を上げて素人を騙して売り抜けようとする詐欺的なパターンか。これは日米問わず常にいますけど。
サイトの売買行為を推奨する訳ではないですが、ウェブサイトやウェブビジネスの1つのゴールとして、ある程度成長した時点で、よりそのビジネスの可能性を引き出してくれそうな相手に適正な価格(=上記でアーロンが話しているようなビジネスとしてまっとうに査定された価格)で売り抜ける、と言う選択肢はあるとは思います。最近で言えばTwitter関連のプチサービスが大手に買収されるケースが米国では増えていると思いますし。そういう環境が出来上がることで、より多くの新しいチャレンジに取り組む人が日本でも増えてくるのではないでしょうか。
ちなみに最後の犬の写真は多少グロ入ってますが、
入れないと見出しとの整合性が取れないので(「自分のドッグフードを食べるのか?」あえて残しました。。。m(_ _)m — SEO Japan
15 years 8ヶ月 ago
Google、Twitter、Facebookと正に旬な3サイトを第三者によって測定されている統計データから比較。いかにそれが当てにならない数字なのか読んでいて少し怖くなるかも?長いのですが、少なくとも後半の「ツイッターはTwitter.comではない」「リファラー VS アップストリームのトラフィック」は読むべし! — SEO Japan
最近、ヒットワイズが、ある統計データを公開した。この統計データによると、ニュースサイトにトラフィックをもたらす点においては、グーグルとツイッターをフェイスブックが上回るようだ。私はこのデータが誤っていることを祈りながら、もう少し詳しく調べてみた。すると、さらに統計データ全体を精査する必要性が出てきたのだった。
ヒットワイズのブログのエントリには、先週、“ニュース & メディア”カテゴリへの“アップストリーム”のアクセスに対し、ツイッターが得た割合はたったの0.14%であり、フェイスブックとグーグルに大きく水をあけられていた点が挙げられていた。このエントリによると、3つのサービスが占める割合はそれぞれ以下のようになる:
フェイスブック: 3.64% ニュース & メディアのサイトへのアクセスが3番目に多かった
グーグル・ニュース: 1.27% 11番目
ツイッター: 0.14% 39番目
グーグル・ニュース VS グーグル
グーグル・ニュースに関して、納得がいかなかった1つ目の点が、 — フェイスブック全体に対し、グーグルはほんの一部しか取り上げられていなかった点だ。これではフェアな比較とは言えない。フェイスブックがフェイスブック・ニュースと言うエリアを用意していないならば(当然だが、そんなものはない)、トラフィックの供給源として比較を行うなら、フェイスブック“全体”とグーグル“全体”を比較するべきではないだろうか。
ニュースサイトへのトラフィックの供給源として、グーグル“全体”とフェイスブックを比べると、天と地の差がある。ヤフー!とMSNにおいても同じことが言える。グーグルの全てのドメイン(あるいはヤフー!もしくはMSNのドメイン)からのニュースサイトへのトラフィックをカウントすると、統計データは以下のようになる:
グーグルのサイト 20.16%
ヤフー!のサイト 18.92%
MSNのサイト: 8.76
フェイスブック: 3.64%
ヒットワイズはニュース & メディアのサイトへトラフィックを供給していたサイトの上位100サイトをチェックし、それからグーグルやヤフー!やMSNが運営しているサイト全てを加え、上述の“全体”のデータを得ていた。トップ3のサイトはそれぞれ「グーグルが所有するサイト」、「ヤフーが所有するサイト」、もしくは「MSNが所有するサイト」としてリストアップされていたが、フェイスブックには同様の措置が取られていなかった。しかし、フェイスブックは事実上全てをFacebook.comで運営しているため、フェイスブックのデータもまたフェイスブック“全体”に該当するのかもしれない。また、MSNにBingを含むマイクロソフトが所有するサービスが含まれているかどうかは明記されていない。
ヒットワイズは、数字と“ランキング”を以下のような各企業のメインのドメインを基に計上していた:
Google.com, 16.50% ランク1位
Yahoo.com, 9.40% ランク2位
Facebook.com: 3.64% ランク3位
注記: 以前、統計データにはグーグルが11.03%でヤフー!が10.98%と記載されていた。これらの統計データはニュースサイトに両サイトがもたらしたトラフィックのデータではなかった— 実は私が求めているのはこのデータなのだが— しかし、その代りに全てのサイトからのグーグルとヤフー!へのトラフィック、もしくは、両サイトが全てのサイトに送るトラフィックが示されていた。そのため、ヒットワイズから明確な答えを得るまで、エントリのタイトルを「あやるやな統計データ : グーグルはニュースでフェイスブックを圧倒 & ツイッターを正確に計測することは無理なのか?」から、「あやふやな統計データ : フェイスブックはニュースでグーグルを圧倒したのか?ツイッターを正確に計測することは無理なのか?」に変えざるを得なくなったのだ(註:日本語記事の題名は変更しています)。その後、彼らは正確な統計データを届けてくれた。その統計データを参考にすると、どうやらグーグルはニュースの供給源としてもフェイスブックを私が思っていた以上に圧倒していたことが判明した。
グーグル・ニュースはグーグル・リーダーではない
前回の統計データを見て、フェイスブックがグーグルに対抗する新たなニュース“アプリ”だと思ったなら、ヒットワイズの別のエントリにも同じようなことが掲載されているのでチェックしてもらいたい。このエントリは、グーグル・ニュースを閲覧する人々よりも、フェイスブックのユーザーの方がニュースサイトに対して“忠誠心が高い”と主張していた。ヒットワイズ曰く:
フェイスブックのユーザーの78%は、3月6日までの一週間で上位5つの出版社のサイトを再び訪問していた(以降、再訪問者と記載する)
グーグル・ニュースのユーザーの67%は再訪問者であった
フェイスブックのユーザーの77%は上位5つの放送メディアのサイトの再訪問者であった
グーグル・ニュースのユーザーの64%は上位5つの放送メディアのサイトの再訪問者であった
「フェイスブックのビジターは何度も何度も戻って来る」というヘッドラインは、ヘザー・ホプキンス氏が、フェイスブックはウェブで最大規模のフィードリーダーになるポテンシャルを秘めている(フェイスブックをフィードリーダーとして利用するのはなかなか大変であるにも関わらず)と述べたエントリを数週間前に投稿した際に寄せられたフィードバックに対して追跡調査を行ったことを意味する。そのフィードバックとは、「フェイスブックがトラフィックをもたらすなら“確かにすごい”。でも、何度も何度も戻って来るような、忠誠心の高い読者が欲しいはずだ」と言うものであった。
そうなると、フェイスブックにも忠誠心の高いビジターがいることになる。しかし、フェイスブックとグーグル・ニュースを比べた場合、ある程度予測がつく結果だと言える。フェイスブックにおいては、報道機関のファンになれば、実質的にアップデートを購読することと同じである。これは戻ってきてもらうための仕組みである。グーグル・ニュースは、20,000サイト以上の情報ソースを持っているが、購読することは出来ない。もしグーグルを介して購読したい場合は、グーグル・リーダーを利用しなくてはならない。そうなるとグーグル・リーダーの忠誠率が知りたくなる。
しかし、さっぱり分からない。前回ヘザー・ホプキンス氏が、フィードバーナーとしてフェイスブックを見たエントリを投稿した際に確認したときは、グーグル・リーダーはニュース & メディアのサイトに僅かの訪問者、0.1%しかもたらしていなかったことが恐らく影響しているのだろう。一方のグーグル・ニュースは遥かに多くのトラフィックを送っていた。そのため、グーグル・ニュースが比較の選択肢に選ばれた可能性が高い。個人的には、誤った選択だと思うが。
同氏は本日のレポートのなかで忠誠心に関するグーグル全体の傾向に触れている:
このシリーズにグーグルドットコムを入れるよう求める読者の方がいます。大抵、グーグルドットコムはこれらのサイトへのトラフィックの供給源としてトップに君臨しています。しかし、興味深いことに、グーグルからのビジターは、グーグル・ニュースやフェイスブックと比べると、再訪問者になる確率が低いのです。
データは提示されていないが、特に驚くことでもない。グーグル・ニュースでは、通常のグーグルのソースを“購読”することが出来ない。そして、ソースを発見しても、特にグーグルに戻る必要がないケースが多いのだ。
検索ギャップのおさらい
2001年、私はこの現象を“検索ギャップ”と呼んでいた。皆さんのお気に入りの統計データに目を通してもらえば、検索がインターネット上の行動の中で最も多いことを示すデータが揃っているはずだ。しかし、ウェブサイトの統計データに目を移すと、検索エンジンのトラフィックがトラフィックの供給源として1位を獲得していないことがよくある。人々の行動と検索エンジンが送るトラフィックの間になぜこのようなギャップが生まれるのだろうか?それは、信頼できるサイトを見つけると(ニュースサイトを含む)、以降、そのサイトを検索する必要がなくなるからだ。以前、私が述べたように:
買いたい本があるとしよう。すると、お気に入りの検索エンジンを使ってその本を検索し、その本に関するアマゾンのページを発見する。アマゾンを訪問し、表示されている価格と情報に納得したため、その本をアマゾンで購入する。検索エンジンのおかげで、アマゾンは顧客は獲得したことになる。
1ヶ月後、別の本が必要になる。アマゾンで楽しい買い物をしたことを覚えているため、検索エンジンを使うのではなく、直接アマゾンを訪問する。そのため、2度目の訪問の功労者は検索エンジンではない。しかし、そもそも最初にアマゾンを検索エンジンで見つけることが出来なかった場合、そして、好印象を持たなかった場合、2度目の訪問はなかったはずだ。
そこで、信頼できるサイトを見つけると、特定のニーズを満たすために当該のサイトに直接戻ることになる …。しかし、私たちのニーズは広範に及ぶため、新しいアイテムを求めて常に検索が行われている — 検索エンジンが頻繁に利用されるのはこのためである。
しかし、私は検索ギャップを、検索エンジンが重要ではないと言う意味で使っているのではない。検索エンジンは訪問したことがないウェブサイトを見つける方法として最も多く利用されており、無視することは出来ない。検索ギャップから学んでもらいたいのは、第一印象の重要性である。検索エンジンを介して人々が初めてサイトを訪問した際に、良い印象を持ってもらえるように工夫しよう。再び戻ってきてくれるかもしれないからだ。
それでは、フェイスブックとグーグルの忠誠度の統計データは存在するのだろうか?あるなら見てみたい。しかし、両サイトのユーザーが根本的に異なる行動を取ることを考えると、必ずしも比較できるわけではない。
ツイッターはTwitter.comではない
ニュースサイトへのトラフィックに関するこのエントリで、私が気に入らなかった点がもう一つある。それは、ツイッタードットコムのみを計測する統計データを使って、ツイッターをトラフィックの供給源として比較しようと試みていた点だ。これは大きな誤りだと思う。なぜなら、ツイッターの多くのアクティビティがサイトの外側で行われているからだ。ユーザーは第三者のアプリケーションを介して、またはグーグルのリアルタイムの結果ページ等に掲載されているつぶやきを見て、もしくは個人のブログに載っているつぶやきを見て、ツイッターと交流しているからだ。
そのため、これらのアクティビティを計測していないならば、トラフィックの供給源としてのツイッターのエコシステムを適切に計測しているとは言えないだろう — 実際より遥かに低く見積もっているはずだ。以下のエントリはこの件についてさらに深く追求している:
ツイッターが思っている以上にトラフィックをもらたす仕組み
ツイッターは予想の500%~1600%以上のトラフィックを運んでいるのか?
私はヒットワイズにこの件を尋ねてみた。すると以下のような回答が返ってきた:
現在、データを拡大し、アプリ/モバイルからのトラフィックも計測しています。
それはよかった。ただし、ツイッターにとっては手遅れであり、フェイスブックよりも格下だという印象をぬぐい去ることは至難の業である。統計データがフェアな比較をしていないなら、比較自体するべきではない。両者を比較することは出来ないと言えばいいだけの話だ。
この過ちを犯しているのはヒットワイズだけではない。ツイッターが適正に計測されていないことを示唆する統計データに私は何度も遭遇したことがある。ヒットワイズだけの問題ではないのだ。
ちなみにチティカが新しいデータを公開している。このデータ自体は特筆する価値があるわけではないものの、各種のソーシャルネットワークからユーザーが期待していること、そして、ユーザーがネットワークを去るタイミングを正確に測ろうとする意欲は見える。ニュースはツイッターのユーザーが最も期待しているポイントとされているが、“ツイッター”の定義、そして、計測方法については触れられていない。また、「Tech」にテクノロジーのニュースが含まれるか否か等についても明記されていない:
ツイッター: 47% ニュースに向かう
フェイスブック: 28% [...]
15 years 8ヶ月 ago
アメリカのインターネット広告市場、不況から脱却して再び成長路線に入ったようです。そしてけん引するのは、やっぱり検索広告のようです。ちなみに6,300億円は$6.3 billionです。 — SEO Japan
インターアクティブ・アドバタイジング・ビューロー(IAB)とプライス・ウォーターハウス・クーパーズが発表した2009年のIAB インターネット広告市場報告書で、オンライン広告検索広告の費用の比較に関する興味深い発見が報告されている。
2008年の第4四半期と2009年の第4四半期の比較を見ても、検索広告は、ここ1年の間、トップを走っている。このレポートによれば、検索広告の収入は、2008年の45%から2009年は47%と、わずかながらに成長している。アメリカのインターネット広告全体の収益は、2009年は227億ドルと3.4%減少しているにも関わらず、この現象がおきている。(第4四半期には再び増加するのだが)
一言でいえば、検索が圧倒的だ!
2009年第一四半期
2008年第一四半期
検索
47%($10,698)
45%($10,546)
ディスプレイ広告
35%($7,965)
33%($7,640)
– バナー広告
22%($5,061)
21%($4,877)
– リッチメディア
7%($1,505)
7%($1,642)
– デジタルビデオ
4%($1,017)
3%($734)
– スポンサーシップ
2%($383)
2%($387)
クラシファイド
10%($2,254)
14%($3,174)
リードジェネレーション
6%($1,451)
7%($1,700)
電子メール
1%($292)
2%($405)
つまり、オンライン広告全体の費用は減少しているのに、検索広告の費用は増えているのだ。
2009年第4四半期での検索広告費の急増(良い傾向だ)のおかげで、インターネット広告の収益全体が上昇した。ここ数カ月の兆候であるなら、この増加がすぐに終わってしまうことはないだろう。個々の検索マーケティング企業やコンサルタントを全て把握しているわけではないが、私たちはこれまでよりも忙しくなっているし、その終わりが間近に迫っているようには見えない!
IABレポートによるその他の面白い発見 :
広告表示、リッチメディア、デジタルビデオ、スポンサーシップを含む表示関連広告(Display-related advertising)は、2009年はトータルで80億近くになっていて、2008年と比べると4%の増加を示している。
表示関連広告の1つの要素である、デジタルビデオは勢いのある成長を見せており、2008年から2009年で約39%も増加している。
これらの最新の収益表は、伝統的なメディアからデジタルへの著しいシェアのシフトを強調するものになっている。2005年から2009年のPwCによる産業データに基にすると、5つの主要なアメリカの広告メディア(テレビ、ラジオ、新聞、消費者雑誌、インターネット)において、インターネットのシェアは広告収益と合わせると8%から17%に増加している。
2005年から2009年のPwCによる産業データに基にすると、5つの主要なアメリカの広告メディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット)において、インターネットのシェアは広告収益と合わせると8%から17%に増加している。
この記事は、Search Engine Journalに掲載されたArnold Zafraによる「Search Ads Top Record High of $6.3 Billion Ad Spending in Q4 ’09」を翻訳した内容です。
日本以上の不況に見舞われていたかもしれないアメリカでも検索広告は既に復活してネット広告全体の成長をけん引しているようですね!SEOへの支出はどうなのか気になる所ですが。。。しかし2005年から2009年でインターネット広告のシェアが8%から17%に増加した、と言う数字にも改めて驚きましたが。今度どこまで伸びていくのか気になります。
しかし四半期で6,000億円強って、確か2009年の日本のインターネット広告費が7,000億円程度だったと思いますから(電通のデータ)、アメリカは単純計算で日本の4倍の広告市場なんですね。広告市場自体にそこまで差は無かったと思いますから、日本のインターネット広告はまだまだ伸びていくんでしょうね。ネット業界にいると、そろそろ天井が見えてきた、と言うような話も聞くのですが、まだまだ伸びしろはあるのでしょうし、新たにチャレンジしていけることも色々あるのでしょうね。 — SEO Japan
SEO Japan フィード を購読