千趣会5月26日、日本水産グループで化粧品の製造販売事業を手がけるニッスイファルマ・コスメティックスを買収すると発表した。
販売ノウハウや物流、コールセンターなどのインフラを活用し、相乗効果を生み出すことで化粧品事業の強化と拡大をめざす。
日本水産グループで日水製薬の化粧品子会社ニッスイファルマ・コスメティックスの全株式を6月30日付で買い取る。取得価額は非公表。
千趣会は今後、日水製薬との連携や協業についても協議していくという。
ニッスイファルマ・コスメティックスは基礎化粧品をはじめ、医薬品、医薬部外品、歯磨き剤、浴用剤、石けんなどの製造と販売を行っている。化粧品ブランド「リスブラン」「オレンジラフィーシリーズ」などを持つ。主な販路は東急ハンズなどの店頭販売や通販。
日水製薬は2010年、医薬事業の発展を目的に化粧品事業のリスブラン(当時、現在のニッスイファルマ・コスメティックス)を子会社化。翌年に吸収合併した。
2016年7月に化粧品事業を分社化し、完全子会社としてニッスイファルマ・コスメティックスを設立したものの、医薬事業とのシナジーを想定よりも図れず、伸び悩んでいたという。
ニッスイファルマ・コスメティックスの資本金は1億円。2017年3月期の売上高は9億5400万円、営業利益は1億3400万円。
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オリジナル記事:千趣会、日本水産グループの化粧品会社を買収
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