Webデザインと「ケチャップ問題」

情報設計において最も重要なポイントとは?実は身近な「ケチャップ」に注目する事で浮かび上がってきます。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

Webデザインにおける難題

Webサイトのコンテンツをどうやって分類して並べ、メニューやナビゲーションを設定していくかを考える(いわゆる情報設計)時に、悩ましい問題があります。ここではそれを名付けて「ケチャップ問題」とします。

「ケチャップ問題」の背景

とあるスーパーで、ケチャップをどこに陳列するかを考えてみましょう。お米や肉、魚といった大分類がある時に、ケチャップはどこに配置するべきか、という問題です。具体的に、陳列棚が次のように分かれているとしましょう。(実在のスーパーの棚構成を参考にしました)

野菜乳製品日配品砂糖・塩味噌・醤油
乾物・缶詰パン・ピザ

さて、ケチャップをどこに置いたらいいでしょうか?

調味料として考えた時に、「味噌・醤油」棚に配置すべきか、調味の必需品と考えて「砂糖・塩」の棚に置くべきか。あるいはパスタとの相性を考えると、この分類なら「乾物・缶詰」棚が良さそうです。チーズとの相性を考えると、「乳製品」棚も捨てがたいところです。

一方で、どれも座りが悪いのも確かです。ここは一つ「イタリアン」というコーナーを作って、そこに置いてはどうでしょうか?あるいは「ソース類」を独立させて、そこに置くという手もありそうです。

仮に「イタリアン」と「ソース類」を新設したとして、買い物に来たお客様にとって、ケチャップは「ソース類」と「イタリアン」のどちらに棚に置いてあると考えるかはそれぞれでしょう。
お客様がハンバーグソースにケチャップを入れようと思って探していれば「ソース類」にありそうと思うでしょうし、パスタの味付けに使おうとしていたら「イタリアン」の棚にあることを期待するでしょう。
これを「行動文脈」といいます。

商品の分類を排他的にツリー状に管理しようとしたら、ケチャップは「ソース」か「イタリアン」のどちらかにしか置けないことになります。

 

▼続きは下記にてご覧いただけます。
Webデザインと「ケチャップ問題」(2/4)
https://getting-better.jp/ketchup-issue-181220/2/

本稿は、Webに詳しくないWebマスターのためのブログ“Getting Better”
https://getting-better.jp/
に掲載された記事です。
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