フリーランスエンジニアのリアル、独立時の貯金額は半数近くが「300万円以上」【スリーシェイクRelance調べ】

年収600万円以上の割合、独立後は大幅に増加。

フリーランスITエンジニア向け案件紹介サービス「Relance(リランス)」を運営するスリーシェイクは、「フリーランスエンジニアの確定申告やお金」に関する調査結果を発表した。20代~50代のフリーランスエンジニア1005人が回答している。

確定申告の失敗は「副収入、一時所得の申告漏れ」が最多

まず「会社員時代と独立後それぞれの年収」(専業フリーランスのみ回答)を聞くと、会社員時代は「400万~600万未満」33.2%が最多だが、独立後は「600万~800万未満」22.4%が最多だった。600万以上の割合に注目すると、会社員時代が約45%に対し独立後は約60%で、独立後は年収水準が上がっていると考えられる。

「独立したときの貯金額」では、「200万~300万未満」25.5%が最多。300万以上は計44.8%とほぼ半数を占めており、独立直後の収入減なども想定している様子がうかがえる。

「初めて確定申告したときに失敗した経験」では、「副収入、一時所得の申告漏れ」29.9%が最多で、以下「医療費控除の計算誤り」23.5%、「ふるさと納税の寄附金控除の申告漏れ」23.1%などが続く。さまざまな制度を利用しようとしつつ、ミスをしてしまった人が多いようだ。

そして近年注目されている「インボイス制度」について、「適格事業者にならなかった理由」(適格請求書発行事業者登録を行わなかった理由)を聞くと、「課税事業者ではないため(2年前の売上が1000万以下)」41.2%が最も多いが、「手続きや事務作業が面倒」25.9%、「インボイス制度への理解不足」14.3%も一定数存在し、インボイス制度の複雑さ・わかりづらさがあらためて指摘された。

調査概要

  • 【調査対象】フリーランスエンジニア(20代~50代)
  • 【調査方法】インターネット調査(調査元:ゼネラルリサーチ)
  • 【調査時期】2024年10月31日~11月6日
  • 【有効回答数】1005人
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