電通デジタルがアクセシビリティに実績と知見をもつインフォアクシアと業務提携

7月開始のコンサルティングを強化、デジタルコンテンツ・サービスで合理的配慮を推進

電通デジタルは、アクセシビリティ(利用しやすさ)に実績と知見のあるインフォアクシアと業務提携し、7月開始の「ウェブアクセシビリティコンサルティングサービス」を強化する、と9月28日に発表した。Webサイト構築・実装支援で強みをもつ電通デジタルと、インフォアクシアの強みであるアクセシビリティによって、良質な顧客体験(UX)につながるサービス提供を通じてコンテンツやサービスのインクルージョン(包摂)を推進する。

インフォアクシアは、Webアクセシビリティを高めるコンサルティング会社として2004年10月の設立以来、大手企業のWebサイト向けにアクセシビリティ診断やユーザー評価、トレーニング実施、制作・運用プロセスの各種サポートを提供してきた。Webコンテンツの国際的ガイドラインのW3Cの「WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)」のワーキンググループに参画して、国内外の標準化活動にも貢献している。

2024年4月1日から改正障害者差別解消法が施行され、障害当事者から改善が求められた民間企業は公的機関と同様に合理的配慮の提供が義務化される。電通デジタルは今後、社内対応力を強化するため啓発活動とトレーニングを実施。企業向けの勉強会やセミナー等の開催や、高齢者や障害当事者が参加するユーザビリティテストやインタビューでアクセシビリティやUI/UXの有効性を最大化するユーザー参加型アプローチを実施する。

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