アドビがAI「Adobe Sensei」活用の「Adobe PDF Accessibility Auto-Tag API」発表

PDF文書を誰もが利用しやすい環境にするコンテンツ変換プロセスを簡素化・高速化

米国Adobeの日本法人、アドビは、米国本社が同社のAI(人工知能)・機械学習フレームワーク「Adobe Sensei」を活用した新たなAPI「Adobe PDF Accessibility Auto-Tag API」を5月17日に発表した、と5月18日公表した。これまでPDF文書を誰もが利用しやすい環境(アクセシブル)にするのに必要だったコンテンツ変換プロセスが簡素化・高速化できる。

PDF Accessibility Auto-Tag APIはSenseiを活用し、PDFのコンテンツ構造へのタグ付けを自動化、拡張する。見出し、段落、リスト、テーブルなどの構造をタグ付けするか識別し、スクリーンリーダー(画面読み上げソフト)など支援技術に適した読み上げ順序を指示。視力障害や弱視、失読症などの人でもデジタル文書が容易に操作できるようになる。

PDF文書をアクセシブルにするためには従来、トレーニングを長時間積んだり、経験があったりする担当者が手作業で時間をかけて文書に手を入れている。PDF Accessibility Auto-Tag APIを使うことで、プロセスの70~100%が自動化できる。APIを先行採用した企業は、各ファイルを完全にアクセシブルにするための時間を最大100%削減したという。

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