電通とデータアーティストがテレビ広告の投資対効果を最大化する「RICH FLOW」提供

「RICH FLOW(β版)」が正式版に、AIで多様なKPI指標に合わせて広告枠を柔軟に自動運用

電通は、電通グループで人工知能(AI)開発のデータアーティストと共同で、テレビ広告枠の柔軟な運用をAIを活用して可能にする「RICH FLOW(正式版)」の提供を始めた、と10月5日に発表した。2020年に開発したテレビ広告枠の組み換えシステム「RICH FLOW(β版)」に、「広告主間のテレビ広告枠の組み換え」と「広告主内の広告素材のアロケーション(割り付け)」を連携させる機能などを新たに追加した。

「RICH FLOW_MC」と「RICH FLOW_SC」のロゴ

正式版は「RICH FLOW_MC(リッチフロー・エムシー)」と「RICH FLOW_SC(リッチフロー・エスシー)」の2つの機能を連携。「MC」は複数の広告主間でテレビ広告枠を組み換えて広告効果を向上させる最適パターンを提案し、対応可能な放送局と連携して広告枠を組み換え、効果的なテレビスポット広告を運用する。「SC」は広告主のブランドごとに異なる複数のテレビCM素材を、ターゲット別に最適な番組にアロケーションする。

テレビの実視聴データを用いたオンライン・オフラインの統合マーケティング基盤「STADIA」と連携してマーケティングKPI(重要業績評価指標)に基づくテレビ広告枠運用を可能にする機能と、複数のKPIに合わせてテレビ広告枠を高精度に運用する機能も正式版に追加した。電通が企画・セールスと運用、データアーティストが開発を担当し、企業・ブランドごとに異なる多様な指標に合わせて広告枠を柔軟かつ自動的に運用する。

「RICH FLOW powered by STADIA」概要
「RICH FLOW(正式版)」概念図
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