ネット接続されているテレビはすでに4割超、動画サービスを見ている人は2,677万人に【マクロミル調べ】

YouTubeユーザーの3人に1人は、PCやスマホでなく、テレビから視聴している。

マクロミルは、「テレビにおけるコンテンツ(民放テレビ番組、YouTubeなどの動画サービス)の視聴状況」「テレビにおける最新の生活者ニーズ」に関する調査結果を発表した。全国18~69歳の男女20,000人、およびネット接続したテレビで動画サービスを視聴している1,649人が回答している。

なお本調査での「テレビのインターネット接続」とは、スマートテレビによる直接接続、ゲーム機器、ストリーミングデバイス、セットトップボックスなどを使った接続を指している。

「テレビでの動画サービス視聴」は、やはり若年層が突出

まず、男女18~69歳=8,233万人として、テレビの保有率は「93.2%(7,672万人)」と推計される。そのうえで、ネット接続率を確認すると、「41.8%(3,441万人)」と推計された。さらに全体の「32.5%(2,677万人)」がテレビを使い動画サービスを視聴していた。世代別のネット接続率を見ると、若年層ほど高く、20代以下では過半数を占めた。40代以下/50代以上が分かれるラインとなっている。

さらに「動画サービスの視聴」を年代別で見ると、10代~30代は4割を超えるが、40代になると31.6%まで下落する。「テレビでの動画サービス視聴」は、やはり若年層に特徴的な視聴習慣と言えそうだ。

動画サービス別に見ると、「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」「Hulu」は、テレビでの動画視聴者が多く、「YouTube」「TVer」「ABEMA」は3割程度、「ニコニコ動画」「GYAO!」は2割程度に留まっている。これは主軸とする動画の長さによると考えられる。

また、1日あたりの利用シェアでは、地上波が49.2%に対し、動画サービス50.8%がわずかに上回った。内輪では、やはり「YouTube」18.2%が最多だが、それに「Amazonプライムビデオ」11.2%、「Netflix」6.6%が続く。

さらに、民放番組と動画サービスで人気コンテンツを見ると、民放番組が「ニュース・報道」「天気予報」「国内ドラマ」が上位だったのに対し、動画サービスは「映画」「国内ドラマ」「アニメ」が上位だった。やはり自身の興味やタイミングに合わせて視聴するため、動画サービスでは速報性よりコンテンツの内容が重視されていることがわかる。

なお「動画サービスをテレビで視聴する理由」については、「大画面で臨場感を味わう」「リラックスしてみる」が上位だった。

調査概要

  • 【調査方法】インターネットリサーチ
  • 【調査時期】2021年11月12日~15日
  • 【調査対象と有効回答数】第1~2章:全国18~69歳の男女 20,000人
  • 第3~5章:ネット接続したテレビで動画サービスを視聴していると回答した人 1,649人
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