動画サービス、無料「YouTube」有料「アマプラ」の一強が鮮明に YouTubeの認知は9割突破【ドコモ・モバ研調べ】
NTTドコモ モバイル社会研究所は、「動画サービスの認知率・利用率」に関する調査結果を発表した。同研究所では2019年1月~2月に一般向けモバイル動向調査を実施。今回、無料動画サービス/有料動画サービスに焦点を当てて分析を行った。
無料動画サービス:YouTubeの認知が9割を突破、他サービスは利用率で低迷
まず「無料動画サービス」について認知率を聞くと、「YouTube」が92.4%と突出。すでにテレビなどに比肩しうるレベルで認知されていることが明らかとなった。以下「ニコニコ動画」74.9%、「GYAO!」62.2%、「AbemaTV」55.1%も高い数字を示した。
一方で利用率(月1回以上のサービス利用)は「YouTubeとそれ以外」で大差があり、YouTubeの65.4%に対して、他サービスは1割前後で低迷しており、“認知と利用が連動していない現状”が浮き彫りとなった。
有料動画サービス:認知はアマプラとHuluが2トップ、利用率でHuluは伸び悩み
同様に、「有料動画サービス」について認知率を聞くと、「Amazonプライム・ビデオ」(アマプラ)と「Hulu」が、6割台後半でほぼ並ぶ。以下、やや数字を落として「dTV」48.5%、「スカパー!オンデマンド」47.0%、「Netflix」44.7%が続く。
しかし有料動画サービスでも、利用率を見ると、「Amazonプライム・ビデオ」13.0%がかろうじて目立つぐらいで、その他サービスは一桁前半で低迷していることが明らかとなった。「Hulu」は認知率66.3%とAmazonプライム・ビデオの66.7%に並ぶ一方で、利用率は4.2%と、アマプラの3分の1程度に収まっている。コンテンツラインアップや料金体系にも依存するので、一律に評価判断はできないが、認知率と利用率にかなりのギャップがあるのは興味深い結果と言えるだろう。
調査概要
- 【調査対象】全国の15~79歳男女
- 【調査項目】スマホ・ケータイの全般的な利用実態など
- 【調査時期】2019年1月
- 【有効回答数】6,926名
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