テレビで動画サービスを視聴している人は3割以上、YouTubeはユーザーの3人に1人がテレビから視聴【マクロミル調べ】
マクロミルは、用途が多様化している「テレビ」に関する調査を実施した。テレビのネット接続状況、民放テレビ番組やYouTube動画などのテレビによる視聴状況について20,000人が回答している。
- 「テレビを見ない人」は平均9.6%だが、10代だと23.1%にまで達している
https://webtan.impress.co.jp/n/2021/09/28/41676 - 「YouTubeはテレビで視聴」が大幅増、前年比2倍の1,500万人以上がテレビで利用【Google調べ】
https://webtan.impress.co.jp/n/2020/12/16/38508
テレビで動画サービス視聴を行っている人は3割以上
まず「テレビの保有率」は93.2%だった。そのうち「インターネットに接続されていたテレビ」(スマートテレビのほか、ゲーム機、STB経由を含む)は41.8%だった。これは全国18~69歳の男女を8,233万人と推定すると、約3,441万人規模になるという。基本的に若年層ほど接続率が高い。
「テレビでの動画サービス視聴状況」を見ると、全体の32.5%がテレビでの動画サービス視聴を行っていた。テレビをネット接続している人をベースにすると77.8%換算となる。若年層ほど多いが、最も多かったのは20代で42.3%(テレビをネット接続している20代の83.1%)に達している。
動画サービス別では、「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」「Hulu」は、半数以上がテレビで動画を視聴していた。各動画サービスについて「各メディア利用者におけるテレビ利用率」をX軸、「市場における利用率」をY軸にして見ると、絶対視聴者数の多いYouTubeは“テレビでの利用者規模”では23%とトップになる。以下、「Amazonプライム・ビデオ」16.7%、「TVer」7.4%、「Netflix」6.8%が続く。
テレビで動画サービスを視聴している人に、「民放番組の視聴時間」と「各動画サービスの視聴時間」を聞くと、民放番組は115.2分/日(49.2%)、動画サービスは118.9分/日(50.8%)と、動画サービスが上回った。サービス別ではやはり「YouTube」43分/日(18.2%)のボリュームが大きく他を引き離した。
なお人気コンテンツについて民放番組と動画サービスを比較すると、民放番組は「ニュース・報道」「天気予報」のスコアが7割前後だが、3割未満だった。一方「映画」44.4%、「アニメ」35.6%が動画サービスでは上位だ。なお「国内ドラマ」は、民放番組で58.0%、動画サービスで42.3%と、双方で人気だった。
調査概要
- 【調査対象】全国18~69歳の男女、そのうちネット接続したテレビで動画サービスを視聴している人
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査時期】2021年11月12日~15日
- 【有効回答数】全国18~69歳の男女20,000人、ネット接続したテレビで動画サービスを視聴していると回答した1,649人
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