テレビでの動画視聴、10~20代では「Amazon Prime Video」9%を「YouTube」14%が上回る【ニールセン調べ】
ニールセン デジタルは、消費者のマルチスクリーンの利用動向調査「ニールセン デジタル・コンシューマー・データベース2021(Nielsen Digital Consumer Database 2021)」をもとに、コネクテッドTVなど“テレビでのデジタルコンテンツの視聴”について分析した結果を発表した。
若い人ほどテレビで動画視聴している、10~20代は4割近く
同調査では、スマホやパソコンでの動画視聴に慣れている若年層が、コロナ禍の在宅増で、テレビでも動画コンテンツの視聴機会が増え、コネクテッドTVの利用が拡大していると予測を行った。
そこで実際にデータを分析したところ、調査対象(インターネット利用者)のうち31%が、「テレビでのインターネット利用(動画視聴など)」を行っていた。年代別では10~20代が37%と他年代より高い。
各動画サービスについて、「広告型」(YouTube、TVer、AbemaTV、ニコニコ動画)と「定額制」(Amazon Prime Video、Netflix、Hulu、DAZN)に分け、10~20代での「テレビからの利用率」を見ると、YouTubeはすでに14%存在する。映画などが多い定額制のほうがテレビ向きのようだが、むしろ利用率は低めだ。
そこで、テレビでの動画視聴者794人に、「どういった理由でテレビでの視聴を行っているか」を聞いてみると、「画面の大きさが最適」58%、「長時間視聴する」49%に加え、「複数人で視聴する」40%が上位となった。その内訳は、やはり10~20代が、30~40代や50代以上の倍近くに達している。若者がテレビで動画視聴をする場合は、お茶の間感覚あるいはパーティ感覚で、複数人視聴するスタイルが定着しているとみられる。
調査概要
- 【調査内容】「ニールセン デジタル・コンシューマー・データベース2021」のデータ
- 【対象】スマートフォン、パソコン、タブレット、従来型携帯電話のいずれかのデバイスを通して月1回以上インターネットを利用している日本全国の16歳(高校生)以上の男女
- 【集計期間】2021年9月10日~9月14日
- 【回答者数】2,838人
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