利用者人気急増の「TVer」、ドラマに加えオリンピック需要で大幅拡大?【ニールセン調べ】

「NHK」「TVer」「Daily Sports」が視聴者増加率で上位に。

ニールセン デジタルは、「トータルデジタル視聴者数の増加率の上位サービス」について分析した結果を発表した。「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)」のMonthly Totalレポートをもとに、PCとモバイルの重複を除いて算出している。

「NHK」「TVer」「Daily Sports」がこの夏に躍進

2021年7~8月のMonthly Totalレポートによると、前年2020年と比べて視聴者数の増加率が高かったのは、「NHK」「TVer」「Daily Sports」の3メディアだった。いずれもオリンピック関連コンテンツを扱っており、リーチと平均利用回数が増加し、GRP(Gross Rating Point、延べ視聴率)では40%以上の増加を見せた。

年代別で平均利用回数を見ると、3サービスいずれも18~34歳の増加率が圧倒的に高い。特に「TVer」は前年比52%増の21.4回に達している。今年に入りドラマの話題作が続いていたことに加え、オリンピック関連コンテンツの見逃し需要が、この夏の利用増を後押ししたと推察される。ただし35~39歳でTVerは微減となっており、さらなる分析の余地がある。

最後に、これら3メディア合計の「ターゲットGRP」(TARP)を年代別で見ると、18~34歳は233%の大幅増で665%に達した。オリンピックを機に他年代に追いついた状況だが、今後は若年層で「NHK」「TVer」「Daily Sports」の視聴がさらに定着しそうだ。

調査概要

  • 【調査内容】「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率」のデータ(BrandおよびSub-Brandレベルでの集計)
  • 【対象】18歳以上男女(PCとモバイルの重複を除く)
  • 【集計期間】2021年7~8月
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