米AWSが無料のクラウドコンピューティングスキルトレーニング拡充、4つの取り組み開始

新しいデジタル学習体験「AWSスキルビルダー」の提供や初の対面学習スペース開設など

米国Amazonは、同社の関連会社でクラウドコンピューティング事業の米国Amazon Web Services(AWS)が、無料のクラウドコンピューティングスキルのトレーニングを拡充する、と11月18日(米国時間)発表した。誰も簡単に利用でき、成長の可能性を広げられる4つの取り組みを始める。Amazonが目指す2025年までに2900万人のスキル育成を支援する活動の一環となる。

①新しいデジタル学習体験「AWSスキルビルダー」の提供②「Amazon.com」ウェブサイトへのAWSコースの追加③世界的なリスキル(スキルの再構築)プログラム「AWS re/Start」拡大④初の対面でのクラウド学習専用スペース「AWSスキルセンター」開設--の4つ。世界で600万人以上のスキル習得を支援してきたが、今回さらに数百万人にトレーニングを提供する。

①のAWSスキルビルダーは、200以上の国・地域でデジタル学習体験を提供。新たに追加した約60のクラウドコンピューティングクラスを含めて500以上のコースがあり、日本語を含む16の言語で学習目標や学習スタイルに対応したコンテンツが利用できる。②では、米国「Amazon.com」サイトのユーザーがワンクリックでAWSのトレーニングコースにアクセス可能になる。

③はAWS re/Startの提供都市を2020年の12カ国25都市から2021年末までに38カ国95都市に拡充。AWS re/Startは12週間のプログラムで、テクノロジー業界での経験がほとんどなくてもクラウドコンピューティングのキャリアを目指せる。④は米国シアトルに設けて11月22日から一般公開し、その後米国と世界各地に開設する。日本での②③の提供時期と④の展開は未定。

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