女性ならではの身体の悩み「相談は自然なこと」、男性4割・女性3割で男性のほうが高い【ビッグローブ調べ】
ビッグローブ(BIGLOBE)は、「人権とジェンダー平等に関する意識調査」の結果第3弾を発表した。今回は主に、生理などの女性特有の健康課題、フェムテックに関する話題を分析している。回答者は20代~60代男女1,000人。
- 「男性の育児休暇」「夫婦別姓」「同性婚」など、同じジェンダー問題でもさまざまな温度差【NHK放送文化研調べ】
https://webtan.impress.co.jp/n/2021/07/09/40862 - 会話・SNSでの「人権問題」発言で、いろいろ配慮している人は7割ほど。若年層の意識の意外な低さ【ビッグローブ調べ】
https://webtan.impress.co.jp/n/2021/11/11/41896
月経の不調・つらさ、職場関係で男性に話せるのは5割弱
月経による不調・つらさについて、女性500人に「プライベートで親しい男性(恋人/配偶者など)に話すことができるか(できたか)」と聞くと、「何も気にせず話せる」47.4%、「どう思われるか気になるが話せる」20.2%で、合計7割近い。
一方、職場などソーシャルな関係の男性(上司/同僚/友人など)だと「何も気にせず話せる」22.8%、「どう思われるか気になるが話せる」22.2%と、やや数値は下がるが、5割近くが話をしている。
逆に男性500人に「職場の女性が月経による不調やつらさによって業務に支障がある場合、相談してほしいと思うか」と聞くと、「そう思う」24.1%、「ややそう思う」42.9%と、7割近くが理解や配慮を示した。
また男女双方に「女性が、女性ならではの身体の悩みを他人にオープンに話したりすることについてどう思うか」と聞くと、全体では34.8%が「自然なことだと思う」と回答している。男女別では「自然なことだと思う」が男性の4割、女性の3割と男性の方が高い結果となった。男女別では男性の「自然なことだと思う」39.8%に対し、女性は29.8%に留まっている。女性の最多は「やや戸惑いがある」41.2%だった。この感覚面でのギャップ解消が、次のアクションの鍵かもしれない。
ここ最近、デジタルデバイスでの体調管理やアプリでの健康アドバイスなど、女性ならではの課題をITで解決する「フェムテック」(Female+Technologyによる造語)関連の商品・サービスが増えている。そこで最後に、全員に「フェムテック」という単語について聞くと、「知らないし、聞いたこともない」75.4%、「聞いたことがあるが、意味・内容までは知らない」15.2%、「言葉の意味・内容を知っている」9.4%となり、まだまだ認知が進んでいないことが判明した。
調査概要
- 【調査対象】全国の20代~60代の男女
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2021年8月27日~30日
- 【有効回答数】1,000人(男性500、女性500)
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