ネットでのキーワード検索、「リスティング広告には絶対にアクセスしない」という人は23.1%【プラスト調べ】

男性は2ワード・女性は3ワードでの検索が主流、行動が明確なほどワードは増える。

プラストは、「コロナ禍のインターネットでの情報収集」に関する実態調査の結果を発表した。全国の20代~50代男女1,067人から回答を得ている。

男性は2ワード、女性は3ワードで検索している?!

まず、コロナ禍以降のネット利用の機会を聞くと、「変わらない」49.7%が半数を占めたが、「やや増えた」30.9%、「非常に増えた」17.1%がそれに続き、増加傾向を見せている。「プライベートでインターネットを利用する際、主にどの端末を使用していますか?」と聞くと、「スマートフォン」62.0%、次いで「パソコン」31.6%で9割以上を占める。

プライベートでの利用状況をさらに確認するため、「店舗などの施設(病院を含む)を選ぶ際、インターネットでどのようなことを検索していますか?」と聞くと、「場所」71.4%、「通常のメニュー・取扱商品の種類」47.6%、「営業時間・休日」43.4%、「メニュー・取扱商品の詳しい説明」33.6%、「キャンペーン・おすすめ情報」28.5%が上位だった。施設については、基本的にまずアクセス方法を確認するためにネット検索が使われているようだ。

そこで、「インターネット検索をする際、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで何ワードを入力しますか?」と聞くと「2ワード(例:「パーソナルジム 福岡」など)」という人が、どの年代・性別でも多数派で、ほぼ半数前後だった。1ワードという人は2~3割、あるいは3ワードという人は1割~2割に留まっている。男女別では、“女性のほうが3ワードで検索する”傾向がうかがえた。

サジェストキーワードも6割以上が利用

さらに「具体的にしたい行動が明確な場合(例:整体に行きたい。髪をカットしたい場合)に、インターネット検索をする際、何ワードを入力しますか?」と聞くと、どの年代・性別でも「3ワード(例:「整体院 渋谷 腰痛」など)」という回答が増加する。行動が明確化している場合は、検索ワード数を増やしちゃんと絞り込みを行っているようだ。とく女性40代は3ワードという人が約40%に達している。

なお検索エンジンの検索窓に表示される「予測変換候補」(サジェストキーワード)については、「利用する」男性12.8%・女性8.7%、「気になる候補があれば利用する」男性61.0%・女性68.4%だった。自身が入力したワードに加え、サジェストキーワードを使っているとすると、思った以上に複数のキーワードをユーザーが利用している可能性がある。

検索結果は、最上位+上位5項目+1ページ目で7割以上が完結

「表示された検索結果のページはどれくらい見ていますか?」と聞くと、「上位5項目くらい」35.4%が最多で、以下「1ページ目」32.1%、「2ページ目まで」14.0%、「最上位だけ」8.8%、「3ページ目まで」5.3%、「4ページ目以降も」4.4%となった。最上位+上位5項目+1ページ目で7割以上が完結していることがわかる。

一方、「検索結果ページの上部にあるリスティング広告にアクセスしますか?」と聞くと、「あまりアクセスしない」42.3%が最多で、「ある程度アクセスする」27.7%、「絶対にアクセスしない」23.1%、「必ずアクセスする」6.9%がそれに続いた。明確に“アクセスしない”としている層が2割以上存在している点は要注目だろう。

さらに「店舗や施設などの“ホームページ”や、メニューや商品などの“詳細ページ”を見た際に、問い合わせや、実際に行ってみたいと思うポイントはどこですか?」と聞くと、「商品やサービスの価格が適正」や「なんとなく安心感がある」が上位となった。男性のほうが価格の適正や明朗会計をやや重視しており、女性は若年層ほど安心感を重視している傾向が見られる。また、女性は男性よりも「内装がおしゃれ」の割合が高かった。

調査概要

  • 【調査対象】全国の20代~50代男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2021年3月9日~10日
  • 【有効回答数】1,067人(男性533人、女性534人)
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