スマホの利用時間、1日当たり「136.3分」で前年から10分近く増加。SNSの利用時間伸長が目立つ【グロッサム調べ】
Glossom(グロッサム)は、スマートフォンユーザーの情報収集動向を時系列に分析した「スマホでの情報収集に関する定点調査」の結果を発表した。Glossomでは同種の調査を2019年より毎年実施しており、2021年は全国10代~70代の男女1,442名から回答を得ている。
“メディアでの情報収集”だけでなく、“SNSでの情報発信”も活発化
まずスマホ利用は増加傾向が続いており、1日平均の利用時間は2020年「126.6分」から今年2021年は「136.3分」に増加した。利用サービスを「SNS」「サーチエンジン」「メディア」で大きく分類しそれぞれで計測すると、利用率最多は「メディア」の79.6%。一方利用時間においては「SNS」の利用時間が多く、2020年「67.1分」から2021年は「77.8分」と15%以上増加していた。メディアでの“情報収集”だけでなく、SNSでの“情報発信”も活発化している様子がうかがえる。
SNS種別では、Instagramの利用時間が伸長
SNSについて種別ごとに利用時間と利用率の推移を見ると、「Instagram」の利用時間が2020年「21.6分」から2021年「33.5分」と特に大きく伸びていた。利用率も2020年「43.8%」から2021年「50.2%」と伸長し、半数を超えている。
Instagramに加え、Facebook、LINE、TikTok、Twitter、YouTube無料版など、SNS全般で見ると、SNSの総利用時間は増加していた。性年代別で見ると、2020年は10代女性の利用時間の伸びが大きかったが、2021年度は20代が大きく伸長し、1人当たりの利用時間が10代を超えた。利用率についても大きく上昇し、90.3%と全年代のなかでもっとも高かった。
各SNSで見ると、Facebookは10代と50代で利用時間は増えるも利用率は減少。LINEは全体的に利用時間が増加。TikTokは利用率は増加したが、10代~30代の利用時間が減少していた。YouTubeは外出自粛などを背景に、利用率・利用時間ともに増加傾向が続いている。
調査概要
- 【調査対象】日本全国に在住のスマートフォンを所有する10代~70代の男女
- 【調査方法】インターネットによるアンケート調査
- 【調査期間】2021年5月26日~28日
- 【有効回答数】1,442名(2020年調査:1,442名、2019年調査:2,060名)
- 【SNS】Facebook、Facebook Messenger、Instagram、LINE、TikTok、Twitter、YouTube無料版、その他のSNS
- 【サーチエンジン】Safari、Chrome、その他ブラウザ
- 【メディア】Gunosy、SmartNews、LINE NEWS、Yahoo!ニュース、その他のニュース系情報サービス、美容・ファッション・健康(MERY、ARINEなど)、食・料理(Cookpad、macaroni、mogunaなど)、住まい・暮らし(LIMIAなど)、旅行・おでかけ・レジャー(aumo、TABI LABOなど)、音楽・映画・ドラマ・エンターテインメント、各種趣味(スポーツ、乗り物、カメラなど)、その他のジャンル・分野の情報・話題のまとめメディア
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