若年層のSNS利用、男女差が現れたのはFacebookとInstagram。年代差が現れたのはTwitter【Quark tokyo調べ】
Quark tokyo(クォーク トーキョー)は、「若年層(Z世代・ミレニアル世代)のSNS利用、購買行動」に関する調査結果を発表した。15歳~24歳の男女800名から回答を得ている(高校生・大学生・社会人・その他/フリーターの男女各100名ずつ)。SNSは、Twitter・Instagram・TikTok・Facebook・YouTube・LINE・その他SNSに大別している。
「TikTok」は意外と低調? 利用率トップは9割超えの「YouTube」
まず各SNSの利用率を聞くと、最も高いのは「YouTube」92%。以下「LINE」89.4%、「Twitter」79%、「Instagram」63%が上位になり、若年層の必須サービスになっていることがうかがえる。一方、ここ最近若年層に人気だとして話題となっていた「TikTok」は26.6%に留まっている。「Facebook」はさらにそれを下回る22.6%だった。
利用率を男女別で見ると、Facebookを除くすべてのSNSで、女性のほうが男性より高い。特にInstagramは、男性50.8%に対し、女性は75.3%にまで達している。
続いて「利用頻度」(アプリの起動回数など)を聞くと、1日に1回以上利用している人が最も多かったのは「LINE」91.5%。「Twitter」89.7%も9割近くで、InstagramとYouTubeも8割を超えている。一方「利用時間」は「YouTube」が圧倒的に長く、1日1時間以上利用する人が53.1%、0.5~1時間利用する人が26.0%に達している。以下、Twitter、Instagram、TikTokが続く。このへんはコミュニケーション主体なのかコンテンツ閲覧主体なのか、SNSの性質でかなり変わってくる。
SNSの利用目的は、圧倒的に「暇つぶし」
そこで、「各SNSの利用目的」について「暇つぶし」「情報収集」「友達との連絡」「自らの情報発信」「その他」のなかのどれに当てはまるのかを聞くと、Twitter・Instagramともに、「暇つぶし」という人が圧倒的に多かった。ただし高校生・大学生のTwitter利用においては「情報収集」が僅差で「暇つぶし」を上回っている。またInstagramを「友達との連絡手段」として使っている割合も比較的多い。Instagramは、Twitterより多用途で利用されている印象だ。
調査概要
- 【調査対象】15歳~24歳の男女。高校生・大学生・社会人・その他/フリーターと分類し、それぞれ男女100人ずつに調査を実施。
- 【調査方法】オンライン調査(ネットリサーチ)
- 【調査期間】2020年夏季
- 【有効回答数】800人
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