エンジニアが得意な開発言語1位は「Java」学びたい1位は「Python」、企業が求める言語と一致してる?【paiza調べ】

「ITエンジニアが得意な言語」と「企業が求める開発言語を得意とする人材」に、思った以上の差異。

ITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォームを運営するpaizaは、「開発言語」に関する調査の結果を発表した。ITエンジニア369名から、「得意な言語」「学びたい言語」「自分がサービスを作る際に使いたいフレームワーク」などについて回答を得ているほか、企業側の求人数、言語ごとの平均年収を算出している。

ITエンジニアが得意な言語と、企業が求める人材にかなりの乖離?

まずITエンジニア369名に「自分が一番得意だと思う開発言語」を聞くと、「Java」19.8%が1位で、以下「Python」12.5%、「C言語」10%がそれに続いた。普及度、Webでの人気、業務経験などから、こうした言語が上位となったようだ。

続いて「今一番学びたい言語」を聞くと、「Python」26.6%が特に人気で、以下「Rust」16.3%、「Go言語」11.7%が続いた。Pythonは機械学習領域でも使われる機会が増えており、近年人気が上昇している。

一方、「企業が求める開発言語」(paizaに掲載されている求人数、言語別)を見ると、僅差ながら「JavaScript」11.9%が最多で、以下「Java」11.3%、「PHP」11.0%の順だった。人気の「Python」は5位に留まる。Tエンジニアが得意とする言語・これから学びたい言語と、いま企業が求めている言語は、いささか異なっているようだ。

さらに、開発言語別に求人に記載されている提示年収の平均を算出すると、1位は「Scala」で、以下「TypeScript」「Go言語」「Kotlin」が上位だった。経験者が少ない新しい言語ほど、当然ながら提示年収が高くなっていると考えられる。

なお新たなサービスを作るときに使いたい言語・フレームワークでは、Django(Python)、Laravel(PHP)、Unity(C#)、Ruby on Rails(Ruby)、SpringBoot(Java)などがあがった。

調査概要

  • 【調査対象】「paiza転職」を利用中の現役ITエンジニア
  • 【調査方法】インターネットによる調査
  • 【調査期間】2021年3月19日~28日
  • 【有効回答数】369名
     
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