「Yahoo! JAPAN」の投稿系サービスで個人への誹謗中傷投稿に対する対応強化の方針策定

外部有識者の提言を受けて、削除基準の明確化やAIの精度向上、削除理由の開示など表明

ヤフーは、「Yahoo! JAPAN」で提供している投稿系サービスで、個人に対して誹謗(ひぼう)中傷する投稿への対応をより一層強化する、と12月23日に発表した。各サービスのポリシーや削除基準を明確化して、誹謗中傷投稿対策の強化と効果測定に取り組む。

 

研究者や法律家など外部有識者7人で6月に設置した「プラットフォームサービスの運営の在り方検討会」(座長・山本龍彦慶応大教授)が12月22日に提出した提言書を踏まえた措置。提言書は自主的な取り組みの見直しと強化、透明化を促す内容となっている。

 

提言を受けてヤフーは今後の方針として、①ポリシーや削除基準の明確化②AI・機械学習の積極的活用と精度向上③措置ユーザーへの対応で、削除に関する問い合わせ窓口の設置と措置理由の開示フローの検討④透明性レポートの策定--などを明らかにした。

「Yahoo!ニュース コメント」や「Yahoo!知恵袋」で誹謗中傷投稿を排除したが、既存の取り組み強化で抑止や削減は難しくなっていた。座長の山本教授は「痛ましい事件がネット空間で二度と起きぬよう誠意をもって取り組むよう期待している」とコメントした。

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