コロナ禍においても“推し活”には「変化無し」43.9%と最多。「増えそう」24.8%も続く【ボードウォーク調べ】

推しアーティストのネット配信ライブには、半数が「2,000円以上支払う!」と強い意志。

ボードウォークは、コロナ禍においても好きなアーティストのライブに積極的に参加している生活者(ファン活者)を対象に、「音楽に関わる消費行動」について調査した結果を発表した。

ファン活消費はコロナ禍でも変化なし、しっかりと“推し”に投資したいという意志

まず熱烈なファン層であるファン活者に対し、「コロナ禍において、ファン活動での消費(イベントのチケット代)に変化があるかどうか」を聞くと、「(ほぼ例年と)変わらない」43.9%が最多。それに「増えそう」24.8%が続く結果となった。3位は「減りそう」21.4%だが、ライブ機会自体が減っていることを考えると、熱烈なファン層がしっかりと“推し”に投資しようという、強い意志を感じる結果だと言える。

コロナ禍において、ファン活動での消費(イベントのチケット代)に変化があるかどうか

「新型コロナ感染症の影響で払い戻されたチケット代を何に使ったか?(払い戻しになったチケットがない場合は、仮に払い戻しになった場合、そのお金を何に使うか)」を聞くと、「あてはまるものはない」32.16%が最多で、2位は「そのアーティストや他アーティストのグッズ」29.30%だった。「あてはまるものはない」が最多であることが、複雑な状況を感じさせる。

新型コロナ感染症の影響で払い戻されたチケット代を何に使ったか

自粛期間中に頻度が上がった行動で、「アーティストの無料動画配信の視聴」が「飲食テイクアウト」を上回る

続いて、「配信ライブ(リアルタイム視聴)」「配信ライブ(アーカイブ視聴)」「過去のライブ・イベント映像」「ビデオチャット(10秒)」「料理やトークなどの動画」という5パターンについて、支払える金額を聞くと、「リアルタイム視聴」に対して「2,000円以上」だったのは50%、「アーカイブ視聴」に対して「2,000円以上」だったのは32%だった。

ファン活で支払える金額

また、緊急事態宣言が出された自粛期間中、「以前より頻度が上がった行動」を聞くと、「アーティストによる無料動画配信の視聴」54.4%が最多で、「映画やテレビ番組の無料配信の視聴」36.2%、「アーティストによる有料動画配信の視聴」33.1%、「飲食店からのテイクアウト」30.0%を大きく上回っていた。

「以前より頻度が上がった行動

また、「ライブやイベントの動画配信についてあるとよいと思う機能・サービス」では、「見逃し視聴」63.3%がとくに多い。「電子チケットにあるとよいと思う機能・サービス」でも、「当日のライブ映像の見逃し視聴が無料・割引になる」52.8%が最多になるなど、ファン活者においては、「ライブで見たい!」「見逃すこともあるので、後からも見たい!」「何度でも見たい」という熱を感じさせる。

ライブやイベントの動画配信についてあるとよいと思う機能・サービス
電子チケットにあるとよいと思う機能・サービス

調査概要

【調査対象】電子チケットサービス「ticket board」の会員
【調査期間】2020年8月6日~16日
【有効回答数】調査対象:473名(男性24%、女性76%)

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