高校生がなりたい職業、学年が上がるにつれ明確に? 高校1年・2年・3年で1位はすべてバラバラ【LINEリサーチ調べ】

意外と現実的? 特定職種に人気は集中せず、“国家資格”が必要な職業が多くランクイン。

LINEの調査サービス「LINEリサーチ」は、高校1年生~3年生に「将来なりたい職業」についてアンケートした結果を発表した。将来の夢や目標、親の職業に影響されるか、男女で差があるかなどを調査している。

高校生がなりたい職業は「資格持ち」が人気? 人の役に立ちたい気持ちも強い?

まず高校生全体に「あなたが将来いちばんなりたい職業は?」と聞くと、女子高校生(JK)1位は「看護師」7.5%、男子高校生(DK)1位は「国家公務員・地方公務員」6.7%だった。JK・DKに共通して、“国家資格”が必要な職業が多くあがると同時に、「人の役に立ちたい」という意識を感じる職種が多かった。

女子高校生のトップ3は、「看護師」「教師・教員・大学教授」「国家公務員・地方公務員」。「看護師」と回答した人からは、「人助けをしたい」「人の役に立ちたい」という声が多かった。また家族が看護師だった、自身が優しくしてもらったなど、体験や環境に根付いた回答も多かった。これは2位の「教師・教員・大学教授」でも同様だ。3位の「国家公務員・地方公務員」は福祉職も含まれるが、やはり「安定しているから」という回答が多い。

男子高校生のトップ3は、「国家公務員・地方公務員」「システムエンジニア・プログラマー」「教師・教員・大学教授」。女子よりも「安定した給料が手に入るから」「AIの時代が来るので」「新しい考えを持つ可能性を秘めた未来を生きる人を育て上げ、この国を変えたい」など、未来志向の強い意見が寄せられた。

高校1年・2年・3年で「なりたい職業」1位はすべてバラバラ

さらに詳細に、男女別・学年別で「なりたい職業ランキング」を集計した。学年が上がるにつれて「決まっていない/わからない」という回答は減少するが、基本的に男子のほうが女子より「決まっていない/わからない」とする割合が多い。

学年別に見てみると、高校1年生では、女子は総合3位の「国家公務員・地方公務員」が1位、男子は総合5位の「設計者・開発者・工業デザイナー」が1位にランクインした。

高校2年生では、女子は総合2位の「教師・教員・大学教授」が1位、男子は総合2位の「教師・教員・大学教授」が1位にランクインした。

そして高校3年生では、女子は総合1位と同じ「看護師」が1位、男子も総合1位の「国家公務員・地方公務員」が1位という結果になった。

全体的に、女子のほうが1年生の時点からブレが少ない一方、男子高校生は専門職志向から安定志向に移行する傾向があるようだ。

調査概要

【調査対象】日本全国の高校1年生~3年生の男女
【調査方法】LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
【調査期間】2020年8月17日~19日
【有効回答数】1,041サンプル(女子高校生:521人、男子高校生:520人)

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