NECは、同社の顔認識技術を活用した飲料自動販売機「顔認証決済自販機」の実証実験を、清涼飲料メーカーのダイドードリンコが7月3日に始めた、と7月6日に発表した。顔認証によって手ぶらで飲料が購入できる自販機で、日本初という。ダイドードリンコ本社やグループ会社の工場、NECの本社などで約3カ月間実験する。
顔認証決済自販機は、事前にスマートフォンやタブレットなどの端末で顔の画像、決済用のクレジットカード情報、パスコードを登録し、顔とパスコードの2つで認証する。購入する時は自販機の顔認識システムが起動して自動撮影し、その後、購入者がパスコードを自販機に入力して商品を選び、商品を持ち出す仕組みとなる。
NECの顔認証技術は、同社の生体認証「Bio-IDiom」の中核で世界トップの精度がある。Bio-IDiomは顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響など生体認証の総称。ニーズに応じて生体認証を使い分けたり組み合わせたりする。ダイドードリンコは国内飲料事業の売り上げの8割以上を自販機が占め、進化を推進している。
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