サイズがCMS「Web Meister」でグラフDBが扱える新バージョン「Web Meister G」発売へ

グラフDBを使う日本初の商用CMS、アプリケーション言語とテンプレートエンジンはPHPに

ウェブ制作・CMS(コンテンツ管理システム)開発のサイズは、同社のCMS「Web Meister(ウェブマイスター)」でグラフDB(データベース)が扱える新バージョン「Web Meister G」の販売を4月から始める、と2月5日に発表した。日本で初めてグラフDBを使用する商用CMSという。大規模で複雑なサイトでもサーバーに負荷をかけることなくコンテンツが管理できる。価格は据え置いた。

グラフDBは、保存するデータの相互関係に注目したDBで、データをネットワーク状のグラフ構造で構成する。従来のリレーショナル型DB(RDB)はデータに索引(インデックス)をつけて階層化・構造化して保管するが、データ相互のつながりをそのまま格納するのは不得意。膨大なデータの格納と高速検索ではグラフDBの方が優れている。

Web Meister GはこれまでのRDBを使ったデータ管理を改め、オープンソースのグラフDBを使った。プログラムのコードが増えず複雑化も抑制でき、アクセスが速まる。サイト構築で多用されるデータフォーマット、JSONで記述したドキュメントの扱いもグラフDBは得意。アプリケーション言語とテンプレートエンジンは、従来のJAVAとXSLTから技術者が多いPHPに変更した。多くのサイト制作会社で取り扱いが容易になる。

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