消費者の購買意欲・印象・信頼に影響する広告媒体、やはりいまだ1位は「テレビCM」【サイカ調べ】
サイカは、「購買意欲・印象・信頼に影響する広告媒体」に関する調査結果を発表した。広告媒体の多様化、広告をとりまく環境の変化などを受け、同社が独自に調査・研究しているレポートの第15弾だ。
消費者の購買意欲・印象・信頼に影響する広告媒体、「テレビCM」「新聞・雑誌広告」が2強
この調査では、「テレビCM」「新聞・雑誌広告」「Webメディア上の広告」「まとめサイト・比較サイトの広告」「SNS上の広告」「動画サイト・動画配信サービス上の広告」「看板・屋外広告」に対して、「購買意欲を促進する媒体」「印象に残りやすい媒体」「信頼できると思う媒体」をそれぞれ質問した。
まず「購買意欲を促進する媒体」で、回答者数がもっとも多かったのは「テレビCM」77.4%が断トツで、続く「新聞・雑誌広告」は28.6%まで下がる。さらに14.4%まで下がるが3位は「Webメディア」だった。
世代別で見ると、全世代で「テレビCM」がトップだが、10代では「SNS上の広告」、20代・30代では「Webメディア」が2位に浮上する。3位に「動画広告」を選ぶ人も多い。
「印象に残りやすい媒体」でも、「テレビCM」86.2%が断トツの1位、「新聞・雑誌広告」26.3%が2位だった。こちらでも年齢別で見ると、10代・20代で2位に「SNSサイト上の広告」、3位に「動画広告」を選ぶ人が大幅に増加する。
そして「信頼できると思う媒体」を聞くと、1位「テレビCM」66.9%、2位「新聞・雑誌広告」50.2%が上位だが、数値は他2項目とかなりの変化がある。相対的に、信頼という点ではテレビCMは下がり、新聞・雑誌広告は上がっている。そして3位に「まとめサイト・比較サイトの広告」が14.4%と低い数字ながらランクインしている。
年代別に見ると、「まとめサイト・比較サイトの広告」に対しては、30代~50代の信頼度が高い模様。また60代では、テレビCMより新聞・雑誌広告のほうが、信頼性の高い媒体として認識されていることがうかがえる。
調査概要
- 【調査内容】購買意欲・印象・信頼に影響する広告媒体アンケート調査
- 【調査対象】一般消費者
- 【調査方法】Webアンケート調査
- 【調査時期】2019年12月
- 【回答数】1,269人
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