有給休暇の義務化、半年経過時点で10人に1人は1日も休めず【インテージ調べ】

有給休暇を取れない理由、「職場に迷惑をかけたくない」が半数近く。

インテージは、「有給休暇の義務化」に関する意識調査を実施した。労働基準法の改正(働き方改革法案)を受け、2019年4月1日から、年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対しては、そのうち5日は使用者が時季を指定して取得させることが、企業に義務づけられている(有給休暇の義務化)。

有給休暇の義務化から半年経過、1割ほどが「1日も休めず」

4月よりスタートした、いわゆる「有給休暇の義務化」について認知状況を調べたところ、民間企業・公社勤務者(経営者を除く)の39.2%が「知らなかった」と回答した。

 

そこで、「この半年間に休んだ日数」を具体的に聞くと、「5日以上」58.8%をはじめ、「10日」11.7%、「11日~20日」14.9%、「21日以上」1.4%だった。一方で1日も取得できていない、「0日」も9.5%と1割近く存在している。

 

有給休暇を取れない理由、「職場に迷惑をかけたくない」が半数近く

一方で「有給休暇の取得についての希望」を聞くと、「もっと取得したい」62.2%が圧倒的多数で、思うように有給休暇を取得できていない現状がうかがえる。

 

その理由を選択式で聞くと、「職場の人に迷惑をかけたくない」42.5%がトップ。続いて「後で忙しくなるのが困る」39.5%があがった。「自分にしかできない仕事が多い」28.2%、「業務量が多い」27.8%、「上司や同僚が有給休暇を取らないので、取りにくい」23.9%といった声も多かった。

 

調査概要

【調査対象】全国20~69歳の男女で、民間企業・公社の勤務者
【調査方法】インテージ「マイティモニター」より標本抽出しアンケート配信
【調査期間】2019年9月25日~27日
【標本数】2,883人

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