不動産情報サイトの「NPS」、1位は3年連続で「SUUMO」【NTTコム オンライン調べ】

不動産情報サイト5社の利用者に、アンケートを実施。若い世代はクチコミ契機でサイトを利用していた。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは、不動産情報サイトの「NPS」に関する調査結果を発表した。「at home(アットホーム)」「CHINTAI」「LIFULL HOME'S(HOME'S)」「SUUMO(スーモ)」「Yahoo!不動産」の5サイトが対象。

「NPS」(Net Promoter Score)は、企業やブランドに対する“愛着・信頼の度合い”を示す指標。顧客のロイヤルティ、継続利用意向、さらには企業の成長の指標として活用するケースが国内外で増えている。

不動産サイトのNPS1位はSUUMO、満足度でも1位多数

不動産情報サイトのNPSのトップは、3年連続で「SUUMO」-26.9ポイントだった。5社のNPS平均は-36.7ポイント、最下位の企業は-48.4ポイントだった。

 

なお、18の要因において満足度と重要度を比較したところ、「物件情報の正確さ」「物件情報の見やすさ(間取り図や写真など)」「目的に合った物件の探しやすさ、検索のしやすさ」などで、「ギャップが大きい」と利用者が指摘。1位のSUUMO(スーモ)は、これらの項目すべてで、満足度がトップだった。

若い世代はクチコミ契機で利用

続いて、これらの不動産情報サイトを利用する際に「決め手となった情報源」を聞いた。その結果、「当該サイトの内容をみて」56.3%、「比較サイトでの評価」18.0%、「家族や友人・知人からのお薦め(クチコミ)」16.3%が上位だった。年代別で見ると、20代・30代は「家族や友人・知人からのお薦め」や「消費者によるWebサイトやブログ」などを、他世代よりも重視している。

 

年代別利用の決め手となった情報源

「推奨者」は「批判者」よりも不動産業者への問い合わせや内見率が高い

NPSでは、顧客を「推奨者」「中立者」「批判者」の3タイプに分類するが、「推奨者」は「批判者」よりも、「不動産業者への問い合わせ」や「内見」において、大幅に経験割合が高いことがわかった。「推奨者」と「批判者」では、経験割合が2倍以上異なっている。

 

推奨セグメント別問い合わせおよび内見の有無

調査概要

【調査対象の不動産情報サイト】at home(アットホーム)、CHINTAI、LIFULL HOME'S(HOME'S)、SUUMO(スーモ)、Yahoo!不動産
【調査対象】インターネットリサーチモニターのうち上記の利用者(過去1年以内)
【調査期間】2019年9月24日~30日
【有効回答】1,883名

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