子どもを持つ親、AI時代に生き残る職種は「医療・介護系」55.2%がトップ【ワコム調べ】

親が現在就いている職業は「事務・オフィス系」「家事専業」「販売・営業系」「IT・エンジニア系」。

ワコムは、「職業に関する意識調査」の結果を発表した。子ども(小学生~中学生)を持つ、東名阪在住の30歳~50歳男女、計540名から回答を得ている。

AI時代に生き残る職種、「医療・介護系」「研究・教育系」「デザイナー・クリエイター系」が上位

将来的にAI(人工知能)やRPA(ロボットによる業務自動化)が普及することで、“特定の仕事がなくなるのでは?”“AIに仕事を奪われるのでは?”という不安が広がっている。子どもを持つ親なら、なおさら子どもの未来が心配だろう。本調査では、子どもを持つ親世代にアンケートを行っているが、まず「今後、AIやRPAによって失業者は増えると思うか」を聞くと、「増える」60.4%、「増えない」21.3%、「わからない」18.3%となり、増えると思う人が過半数を占めている。

 

次に「親世代が、実際にいま就いている職業」を聞くと、「事務・オフィス系」がもっとも高く、以下「家事専業」「販売・営業系」「IT・エンジニア系」が続く。

 

そして、「今後10年間でAIやRPAなどで業務が自動化されても、生き残るであろう職種」を聞いてみると、「医療・介護系」55.2%、「研究・教育系」47.4%、「デザイナー・クリエイター系」40.0%が上位で、親が実際に就業している職種と、対照的な結果になった。

 

「デザイナー・クリエイター系」が生き残る理由は「芸術的センス」「発想力」など。

なおワコムでは、「デザイナー・クリエイター系」の仕事に絞って分析を行っている。「デザイナー・クリエイター系の仕事が残る」と回答した216名に、そう考える理由を聞くと、「芸術的センスが必要な仕事だから」72.7%、がもっとも多く、次いで、「何もないところから新しいものを生み出す発想力が求められる仕事だから」46.8%、「決められた仕事を行うのではなく、仕事を作る立場だから」42.1%といった回答が高い数字を示した。

 

調査概要

  • 【調査対象】子ども(小学生~中学生)を持つ、東名阪在住の30歳~50歳男女
  • 【調査期間】2019年9月13日(金)~24日(火)
  • 【有効回答数】540名
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