拡大するESGとSDGsの認知、一般人でも「投資するなら考慮」6割超え【電通PR調べ】

企業に取り組んでほしいSDGsの目標トップは「すべての人に健康と福祉を」。

電通パブリックリレーションズ(企業広報戦略研究所)は、「2019年度ESG/SDGsに関する意識調査」の結果を発表した。全国1万500人の一般生活者を対象に、ESG・SDGsの認知、生活者の関心が高い取り組み、企業に期待する取り組みなどについてアンケートを行った。

「ESG」は、Environment, Social, Governance(環境・社会・企業統治)の頭文字を取ったもの。環境への配慮、働き方改善、公明正大な内部統制といった、今後の企業で重要視される要素を指す。

一方「SDGs」(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで採択された提言。国連加盟193国が2030年までの15年間で達成するとした、17のゴール・169のターゲットから構成される。

2019年は「SDGs経営ガイド(経済産業省)」が取りまとめられるなど、国内企業においても、ESGやSDGsに対する取り組みへの注目が高まっている。

ESG・SDGsともに認知はアップ、20~30代の男性は平均の倍近く

まず、一般生活者のESGの認知は「知っている」(「詳しく知っている」「聞いたことはある」計)が18.3%と昨年15.0%より伸長。SDGsの認知は「知っている」24.2%と昨年15.7%より、さらに大きく伸長した。

性・年代別で見ると、20~30代の男性における認知率がとく高かった。「詳しく知っている」の全体平均がESG:4.2%、SDGs:7.1%だったのに対し、20代男性〉はESG:8.8%、SDGs:15.6% 、30代男性はESG:8.9%、SDGs:12.4%と倍近かった。

企業のESGに対する取り組み、「投資する際に考慮する」は6割超え

「ESGに対して積極的に取り組んでいる企業」であることは、投資対象として高評価されやすい。一般生活者にとっても関心は高く、「投資を考える際、企業のESGに対する取り組みをどの程度考慮するか」と聞くと、「とても考慮する」17.8%、「少し考慮する」44.3%と、6割以上ESGへの取り組みに注目していた。

ESGについては、SDGsのように明確な項目はリストアップされていないため、各ジャンル代表的な3項目を掲げ「魅力を感じるESGの項目」を聞いたところ、「働きやすい職場環境づくり」46.3%、「エネルギー効率化」40.9%、「多様性、透明性の高い経営」27.9%が、昨年同様トップ3だった。「働きやすい職場環境づくり」は昨年より3.7%増と大きく伸長しており、社会的な関心の高さが伺える。

企業に取り組んでほしいSDGsの目標、17項目トップは「すべての人に健康と福祉を」

続いてSDGsについて、達成目標の17項目について、「企業に取り組んでほしい項目」を聞いた。トップ3は「すべての人に健康と福祉を」20.9%、「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」20.6%、「働きがいも経済成長も」15.5%で、こちらもESG同様、昨年と同じ順位だった。

昨年との比較で見ると、「すべての人に健康と福祉を」「安全な水とトイレを世界中に」「貧困をなくそう」「饑餓をなくそう」などの目標が低下し、「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」「働きがいも経済成長も」「つくる責任つかう責任」「産業と技術革新の基礎をつくろう」などが上昇している。“普遍的・基本的な万人の幸せや生活”よりも“企業の公正さや進化・改革”といった目標への関心が高まっている印象を受ける。

さらに「具体的な取り組み」「企業に期待する取り組み」について聞くと、1位は「食品ロス削減」(関心のある34.9%/企業に期待する30.4%)だった。以下「再生可能エネルギー技術の開発、利用(同33.0%/30.1%)、「海洋プラスチックごみ対策」(同31.4%/29.8%)が続いている。

なお、企業の取り組みを想起できた4,609人に、「企業のSDGsへの取り組みに関する認知経路」を聞くと、もっとも多かったのは「番組や記事(新聞やテレビ、ウェブニュース、雑誌など)」30.1%で、以下「商品・サービスを直接体験して」23.0%、「企業が直接発信する情報」20.4%が続いている。

性・年代別だと、「番組や記事(新聞やテレビ、ウェブニュース、雑誌など)」は60代男性(38.3%)と50~60代女性(37.8%/38.2%)が高い一方、20代は低かった。一方「商品・サービスを直接体験して」は30代男性(31.6%)でもっとも高く、次いで20代男性(28.1%)だったとのこと。

調査概要

  • 【調査対象】全国の20~69歳の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2019年6月26日~7月2日
  • 【設問内容】ESG/SDGsの認知の有無、企業に期待するSDGsの取り組み、投資に対するESGを考慮する度合など
  • 【回答者数】計10,500人(5世代・男女で各1,050人ずつ均等割り付け)
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