エシカル、SDGs、フェアトレード、フードロス、ふるさと納税…、結局どの単語が一番認知されている?【楽天インサイト調べ】
楽天インサイトは、「SDGsに関する調査」に関する調査結果を発表した。この調査は、環境問題やサステナビリティに関連する言葉の認知、「SDGs」につながる具体的な消費行動などを調査したもので、全国の20~69歳の男女1,000人が回答している。
9月25日を含む毎年9月末の約1週間は「SDGs週間(グローバル・ゴールズ・ウィーク)」とされており、世界中で「SDGs」の推進に向けた取り組みが行われる。SDGsは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略。
「エシカル消費」の認知度は46.7%
SDGs、環境問題、サステナビリティに関連する用語は、近年多岐にわたっている。そこで「ふるさと納税」「フードロス」「気候変動」「ジェンダー平等」「SDGs」「サステナブル」「クリーンエネルギー」「二酸化炭素排出(2050年二酸化炭素排出実質ゼロ)」「フェアトレード」「エシカル消費」「アニマルウェルフェア」「サーキュラーエコノミー」といった用語について、認知を聞いた。
その結果、「よく知っている+聞いたことがある」の合計は、「ふるさと納税」が96.4%でもっとも高かった。ただしこれは前回2020年12月の同調査とほぼ横ばいだ。以下「フードロス(食品ロス)」「気候変動」「ジェンダー平等」が続き、「SDGs」は5位にとどまった。ただしこれは前回調査から36ポイント以上上昇しているという。「サステナブル」も30ポイント以上上昇している。
「SDGs」には17の目標が設定されているが、関心度が高い項目は「3.すべての人に健康と福祉を」48.6%、「11.住み続けられるまちづくりを」48.2%、「7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに」43.1%、「6.安全な水とトイレを世界中に」42.1%、「1.貧困をなくそう」42.0%だった。上昇した項目は「11.住み続けられるまちづくりを」のみで他はすべて関心度が下降している。
そのほか「ふだんから環境保護・保全のために取り組んでいること」を聞くと、「マイバッグを利用する」78.6%が最多で、「節電を心がける」69.6%、「買った食材・食品を使い切る」64.8%、「節水を心がける」59.6%、「マイボトルを利用する」44.5%が上位。
その延長で「エシカル消費」(消費者が地域活性化や企業雇用などに配慮して行う消費行動)について聞くと、単語の認知度は46.7%で、具体的な行動としては「地産地消の商品を買う」37.1%、「ふるさと納税で事業者を応援する」28.8%、「コンビニでの在庫消費・賞味期限切れ(に近い)商品を買う」26.7%などの声があがった。
調査概要
- 【調査対象】全国20歳~69歳の男女
- 【調査方法】楽天インサイトが調査を実施
- 【調査時期】2023年7月12日~13日
- 【有効回答数】1,000サンプル
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