中高生の63%は「家族と一緒にいる時にスマホを使う」【中高生の家庭でのデバイス利用調査/MMD研究所・テスティー調べ】

MMD研究所はスマートフォンを所有する中高生1,104人を対象に、家庭でのデバイス利用に関する調査を実施した。

MMD研究所は、スマートフォンを所有する12歳から18歳の男女1,104人を対象とする「中高生のデバイスの利用に関する調査」をテスティーと共同で実施した。

63%が「家族と一緒にいる時にスマートフォンを操作する」

「あなたは自宅にいる時、どんな場合にスマートフォンを操作しますか?」(複数回答可)との質問に対して、「自分の部屋で1人の時に」との回答が85.8%と最も多く、次いで「家族と一緒にいる時に」が63.0%となった。

「家族と一緒にいる時にスマートフォンを操作する」と回答した中高生695人を対象に、スマートフォンを操作する際の家族との会話について択一で聞いたところ、58.6%が「画面を見て操作しながら、会話もする(=操作がメイン)」と回答した。次いで「各々が好きに過ごしているので、会話はない」が26.9%、「スマートフォンで見た情報を元に、会話をする(=会話がメイン)」が14.5%。

保護者との連絡手段はLINE

「あなたがスマートフォンで保護者と連絡を取る際の手段をすべて教えてください」との質問に対しては、「LINE(トーク)」が84.6%と最も多く、次いで「LINE(電話)」が57.3%となった。「スマートフォンの電話機能(080、090)」は40.6%。

自宅にある端末は固定電話74%、ノートPC 57%

「あなたの家にある端末をすべてお選びください」との質問に対しては、「固定電話」が74.1%、「PC(ノート)」57.1%、「PC(デスクトップ)」43.2%という結果となった。

このうち、「固定電話が自宅にない」と回答した中高生286人を対象に固定電話の利用経験を聞いたところ、23.8%が「使ったことがない」と回答した(回答者全体に占める比率としては6.2%に相当)。

スマートスピーカーが自宅にあると回答した105人(所有率9.5%)にその種類を聞いたところ、「Google Home(Google)」が21.0%、「Amazon Echo(Amazon)」が14.3%、「Clova WAVE(LINE)」が10.5%となった(複数回答可)。なお、「わからない」が48.6%を占めている。

PCの用途は「検索」「動画視聴」。高校生は「WordやExcel」も

前項で自宅にPC(ノートもしくはデスクトップ)があると回答した中学生392人、高校生475人にその用途を聞いたところ、「ネットで検索する」「動画を見る」が1位、2位を占めた。

3位は中学生の「ゲームをする」(28.3%)に対して高校生では「WordやExcelを使う」(30.5%)で、多少の違いが見られた。なお、そもそも「PCはあまり使わない」との回答もそれぞれ3割ほど存在している。

また、同じく自宅にPCがあると回答した中高生に対して「この中であなたが PC を利用してできることをすべて教えてください」と聞いたところ、以下のような回答となった。

「音楽をモバイル端末にコピーする」「スマートフォンのデータを同期する」のようなスマートフォンの「母艦」としての使われ方と、「WordやExcelを使う」「画像や動画を加工する」のようにスマートフォンが不向きな込み入った作業を行う端末としての使われ方があることが分かる。

中学生と高校生を比較すると、全体的には同じような傾向にあるものの、「画像や動画を加工する」「ホームページを作る」「プログラミングをする」などクリエイティブな操作ができるのは中学生に多く、「WordやExcelを使う」は高校生のほうが多い。

調査概要

  • 【調査対象】スマートフォンアンケートアプリ「TesTee」のモニターのうち、スマートフォンを所有する中学生・高校生の男女(12歳から18歳)
  • 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
  • 【調査時期】2018年2月1日~2月10日
  • 【回答者数】1,104名
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