中高生が信頼する情報源、「ウェブのニュースサイト」より「テレビのニュース番組」【MMD研調べ】

利用するメディア、ニュースの入手方法、信頼するニュースソースなどについて、中高生にアンケート調査。

MMD研究所は、「中高生のニュースに関する意識調査」の結果を発表した。12歳~18歳のスマートフォンを所有する中高校生を対象に、テスティーが提供するスマートフォンアンケートアプリにて共同調査を実施。利用しているスマートフォン機種、通信会社、利用するメディア、ニュースの入手方法、信頼するニュースソース、関心のあるニュースジャンル、「2022年4月の成人年齢引き下げ」などについて質問を行った。

ふだん利用するメディア、上位は「SNS」「テレビ」「動画アプリ」

まず「ふだん利用するメディア」を聞くと、「SNS」がもっとも多く79.6%。以下「テレビ」73.2%、「動画アプリ」71.2%が続く。性別・学生区分別では、女子中学生、女子高校生は「SNS」の回答が9割近くまで高まる。

 
 

「テレビ」を利用すると回答した914人に、「テレビ番組を視聴中にスマートフォンを操作するか」を聞くと、「視聴中も操作する」と回答したのは78.4%だった。内訳は「番組中でもたまに操作する」40.6%、「CMの最中は操作する」28.2%、「番組は聞きながら、スマホの操作をメインでする」9.6%などとなっている。性別では、男子のほうが「操作をしない」という回答が多かった。

 

ニュースの情報源・信頼度は「テレビのニュース番組」が断トツ

次に、「日本や世界のニュースをどのように知っているのか」を聞くと、「テレビ」がもっとも多く73.8%、以下「SNS」55.8%、「ウェブのニュースサイト」38.9%の順。続いて「日本や世界のニュースを知る際に、もっとも信頼できると思う情報源」を選んでもらったところ、「テレビ」がもっとも高く60.1%。2位の「SNS」(9.9%)に大きく差を付けている。

 
 

一方で、「ウェブやアプリでニュースを読む」と回答した687人に対して、「ニュースを読むときはどのように読んでいるか」を聞くと、「ほとんどタイトルしか読んでいない」という回答は7.1%にとどまり、92.9%が本文にも目を通していた。性別・学生別では、男子は「タイトルも中身の文章もしっかり読んでいる」という回答が半数近いが、女子は4割に満たず、意識差があることが明らかとなった。また関心のあるニュースジャンルにも性別で差があり、男子は「漫画・アニメ」、女子は「芸能」の注目度が高かった。「経済」「自分の住んでいる地域のニュース」などへの関心は男女とも低い。

 
 

知らないことがあったら、家族や友人に聞くより「ネットで検索」

「ニュースを見ていて、知らない単語や内容がわからなかったときにとる行動」について聞くと、「ネットで検索する」62.5%が1位。以下「両親・家族に聞く」53.4%、「友人・知人に聞く」22.8%が続く。性別・学生別では、女子中学生のみ「両親・家族に聞く」が71.3%でもっとも高いが、それ以外は「ネットで検索する」という行動が多い。

 

なお「3年後の2022年4月1日より成人年齢が18歳に引き下げられることを知っているか」については、91.4%が「知っている」と回答。どこで知ったかを聞くと、「テレビ」がもっとも高く67.8%、以下「先生から聞いた」31.8%、「家族から聞いた」28.6%の順だった。

調査概要

  • 【調査対象】12歳から18歳のスマートフォンを所有する中学生、高校生の男女
  • 【調査期間】2019年2月5日~2019年2月10日
  • 【有効回答】1,248人
  • 【調査方法】インターネット調査
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