スマートウォッチは「Apple Watch」41.1%が一強状態。スマートスピーカーはAmazonとGoogleが拮抗か【MMD研調べ】

スマートウォッチの所有率(18.0%)のほうが、スマートスピーカーの所有率(14.7%)より上。

MMD研究所は、スマートウォッチとスマートスピーカーに関する調査結果を発表した。スマートフォンを所有する20歳~69歳の男女1,867人から回答を得ている。

スマートウォッチの所有率は18.0%。ブランドトップは「Apple Watch」41.1%

まず全員に「スマートウォッチの所有」について聞くと、所有率は18.0%。性別だと、男性は全体の24.5%、女性は全体の11.6%がスマートウォッチを所有していた。

次に、スマートウォッチ所有者(n=336)に「所有ブランド・シリーズ」を聞くと、「Apple Watch」41.1%が圧倒的に多く、「Galaxy Watch」4.8%、「Galaxy Gear Fit」3.3%がそれに続く形。なお「その他」32.7%がかなりの割合を占めている。代表的な人気機種はほぼ網羅されているが、ここに入りきらなかった型番、あるいは中華メーカーの廉価な製品などがここに集中していると考えられる。そのため実際には、“Apple Watch対その他大勢”の状態だ。

さらに、「利用している機能」(複数回答可)を聞くと、「LINE・メール・電話の通知」58.3%、「歩数計」46.1%、「消費カロリー」42.0%が上位となり、さまざまな機能が使われている。

スマートスピーカーの所有率は14.7%。ブランドトップは「Amazon Echo」35.6%

全員に「スマートスピーカーの所有」について聞くと、こちらの所有率は14.7%で、スマートウォッチを上回った。性別だと、男性は全体の19.4%、女性は全体の10.2%がスマートスピーカーを所有していた。

次に、スマートスピーカー所有者(n=275)を対象に、「所有ブランド・シリーズ」を聞くと、「Amazon Echo」35.6%が1位。以下「Google Home」35.3%、「Google Home Mini」33.1%が続いた。こちらはスマートウォッチと異なり、製品は分散している。ただしブランドは上位7位までAmazonとGoogleが占めており、8位に「LINE Clova WAVE」がやっと顔を出すなど、やはり寡占傾向が強い。

さらに、「利用している機能」(複数回答可)を聞くと、「音楽を聴く」59.3%、「天気予報の読み上げ」48.0%、「アラーム・タイマーのセット」44.0%が上位だった。これに「ニュースの読み上げ」42.9%を加えた4つが階層を作っており、スマートスピーカーの主要機能と言えるだろう。

調査概要

  • 【調査対象】スマートフォンを所有する20歳~69歳の男女
  • 【調査期間】2019年7月12日~19日
  • 【有効回答数】1,867人
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