マイクロソフト株式会社は7月25日、外来語カタカナ用語末尾の長音表記について、今後の製品やサービスの開発において国語審議会の報告を基に告示された1991年6月28日の内閣告示第二号をベースにしたルールへ原則準拠する方針を発表した。
今後発売される製品およびサービスの将来のバージョンにおいて順次移行するとし、これにより従来の「コンピュータ」は「コンピューター」、「プリンタ」は「プリンター」など、全313用語の表記が変更対象となっている。
マイクロソフトでは、これまで外来語カタカナ用語末尾の長音処理に関しては、JIS 用語や学術用語に規定されていない用語について、「2音の用語は長音符号を付け、3音以上の用語の場合は(長音符号を)省くことを “原則” とする」主旨の規定に則した表記ルールを採用していたが、コンピューターの普及が進み、技術進歩とともに過去のハードウェアおよびソフトウェアの制約が解消されつつある現状を受け、今後は、より自然な発音に近い表記を採用すると表明している。
なお、今回の発表を受けプリンターメーカーや学術機関が賛同のコメントを寄せている。ただし、慣用により音引きを省略する例外も認められており、例外対応については、マイクロソフト日本語スタイルガイドに記載されている。
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan
日本語スタイルガイドのダウンロード
用語の一覧はエクセルファイルで提供されている。
http://www.microsoft.com/language/ja/jp/download.mspx
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