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Step 4-9 Facebook/Instagram投稿、外せない注意ポイント

Step 4-9で知ってほしいことは、Facebook、Instagram投稿で、注意すべきポイントを知ることです。

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4-8では、SNS活用にあたり前提となる基礎知識を解説しました。4-9では、FacebookやInstagramといった画像を使ったSNS投稿の注意ポイントを紹介します。

Facebookでは、SNSに適した画像と整理された情報を投稿しよう

まずは、セミナーへの応募を促すFacebookでの改善サンプルを紹介します。

次の投稿サンプルを一目見て、何が問題なのか、改善点はどこかを考えてみてください。

改善前サンプル(実例ではありません。事例として作成したものです)

大きな問題は、2点あると考えられます。

  1. テキスト:情報不足
  2. 画像:チラシ(紙)のキャプチャ画像をそのまま使っている

チラシをキャプチャしたままでは情報が詰め込まれすぎており、文字も小さすぎるため、訴えたい情報をユーザーに一目で認知してもらえません。また、テキスト情報も不足しているため、たとえユーザーが興味をもったとしても、次の行動を促すものになっていません。

そこで、次のように問題を改善してみました。

【テキスト情報不足を補う】
  • 見出しをしっかり記す
  • ランディングページである「詳細Webページ」にリンク
  • セミナーの基本情報を整理して記述
【SNS投稿に適した画像に差し替え】
  • 知ってもらいたいポイントを整理し、すぐに認知できる画像を投稿
改善後の投稿サンプル

訴えたいことをわかりやすく表示し、興味をもったユーザーに、次の行動を起こさせる投稿を心がけましょう。

ECサイトを運営しているなら、宣伝色を出しすぎず、ユーザーの感情を喚起する投稿をしよう

次に、ECサイトを運用している企業のFacebook投稿を考えてみましょう。次のようなSALEを強調しただけの投稿は、当然NGです。

SALEだけを強調した投稿はNG

ECサイトへの来訪を促す投稿であれば、宣伝色を強く出しすぎず、役立つ情報を提示して、興味をそそる内容にしましょう。

たとえば、オーブンレンジを売りたい場合は、オーブンレンジを活用するレシピのようなお役立ち情報を掲載するという方法もあります。その場合、画像には次の2点をぜひ入れてみてください。

  • 紹介したレシピで作った料理のシズル感のある画像
  • 商品であるオーブンレンジの画像。そこにショッピングタグを追加

自社のECサイトに会員登録をしてくださっているユーザーには、一目でセールだとわかる投稿は有効ですが、SNS投稿を通じて一般ユーザーに訴えかけたい場合は有効とはいえません。

たくさんの情報の中から、自分にとって有益な情報、興味をひく情報をすばやく取捨選択しているユーザーの心を動かすにはどのような内容にすればよいのか、常にユーザー目線で考えるようにしましょう。

Instagramでは訴求ポイントを目立たせ、ハッシュタグを厳選しよう

Instagramのフィード投稿のイメージは、次図のようなフォーマットで、画像(あるいは動画)とテキストを投稿する形になります。

Instagram投稿イメージ

上記のフォーマットをふまえた上で、まずはテキストで気を付けたいことをみていきましょう。

次の投稿サンプルのテキストの改善点を考えてみてください。

改善前の投稿サンプル

大きな改善ポイントは2か所あります。

  1. ハッシュ(#)タグ:投稿画像やテキストと無関係なハッシュタグがある
  2. 訴求ポイント:訴求ポイントが目立たない

改善前サンプルには、投稿内容とは関係のない「#ウコン」や「#うこん」が含まれています。もし、ウコンやうこんを検索して投稿を見たユーザーは、がっかりしてしまいますし、時間を無駄にされたと怒ってしまうかもしれません。良くない投稿だと、Instagram側に報告されてしまう可能性もあります。

また、チューリップ公園に足を運んでもらう目的の投稿であるにも関わらず、訴求ポイントである「アクセス情報」が下方にあるのも問題です。そこで、次のように改善してみました。

【ハッシュタグ】
  • 厳選したハッシュタグを入れる
【テキスト内容】
  • お役立ち情報として「チューリップの見頃」を追加
  • 訴求ポイントであるアクセス情報を目立つ位置へ修正
  • チューリップに関する豆知識は、次の投稿へと興味をつなぐクイズ形式に変更
改善後の投稿サンプル

Instagramはハッシュタグからの流入が多いという特徴があります。そのため、ハッシュタグには十分な配慮が必要です。

また、何のための投稿なのかをふまえ、訴求ポイントを目立つ位置におき、ターゲットユーザーの興味をひく内容を考えて投稿しましょう。

画像では主題以外を排除し、ターゲットをひきつけよう

画像は主題以外の要素を排除する

Instagramでは、ユーザーの興味をひく要素として、画像/動画は特に重要です。たとえば、商品が「鍋スープ」であれば、鍋以外の要素は排除し、主題である「鍋スープを使った美味しそうな鍋」を目立たせるとよいでしょう。次の画像では、料理をしている人の姿や箸を削除し、鍋のなかみをアップにして美味しそうな具材が大きくみえるように工夫しています。

画像は主題以外の要素を排除

Instagramのフィード投稿ではURLは無効

テキスト部分にはURLを入れて自社サイトへの訪問を促したくなりますが、Instagramのフィード投稿ではURLでリンクをはることはできません。その代わり、その商品を使ったお役立ち情報を入れることをおすすめします。たとえば、「鍋スープ」であれば、簡単レシピを掲載することも1つの方法です。

また、ハッシュタグは適切なものを厳選しようと前述しましたが、2つや3つのように少なすぎると投稿を見てもらえる数も減ってしまいます。そこで、次のように改善するとよいでしょう。

URLが無効なので代わりにレシピを入れ、適切なハッシュタグを追加

投稿前には、再度、「何のため」「誰に向かって」をしっかり考え、ユーザー目線で見直してみましょう。Instagramのフィード欄という限られたスペースで、訴求内容を明確に伝えるため、不必要な情報は省き、逆にターゲットユーザーが知りたいと思われる情報を入れていくことが大切です。

なお、Instagramのハッシュタグは30個まで付けることが可能ですが、先述したように関係のないハッシュタグを無理やり入れるようなことは避けてください。ハッシュタグの数は10個前後が良いでしょう。

◇◇◇

4-9では、Facebook、Instagramの投稿において、注意したいポイントを解説しました。4-104-10では、Twitter投稿でのポイントを紹介します。

ポイント
4-9 「Facebook/Instagram投稿、外せない注意ポイント」のポイント
  • SNSに適した画像と整理された情報を投稿する
  • 宣伝色を出しすぎず、ユーザーの感情を喚起する投稿を行う
  • 訴求ポイントを目立たせ、適切なハッシュタグを厳選する
  • 画像では主題以外を排除し、ターゲットをひきつける
やってみよう
  • 自社の過去の投稿を見て、改善点を考えてみよう。
もっと学び、成長するために
次の本が参考になります。
  • 『デジタル時代の実践スキル SNS戦略』後藤真理恵:著 翔泳社:刊
  • 『デジタル時代の基礎知識 SNSマーケティング 第2版』林雅之、本門功一郎:著 翔泳社:刊
本記事の監修者

後藤 真理恵(ごとう まりえ)

株式会社コムニコ
カスタマーサクセス局プロダクションチーム マネージャー
一般社団法人SNSエキスパート協会 代表理事

東京大学 文学部卒・中学高校教諭第一免許状(国語)取得。日本オラクル(株)にて、技術者向け研修の開発~実施、講師育成、技術者向け資格試験の問題開発などを担当。その後はマーケティング、パートナービジネス部門などを歴任。

2013年に(株)コムニコに入社。数多くの企業のSNSマーケティングを支援することで得た豊富な知見とノウハウを積極的に発信し、SNSマーケティングの正しい知識の啓発や業界発展に努めている。

2016年11月、一般社団法人SNSエキスパート協会代表理事に就任。「SNSエキスパート検定(初級・上級)」「SNSリスクマネジメント検定」講座/認定試験の実施を通して、SNSマーケティングの正しい知識を持つ人材育成にも努めている。著書に『ファンを獲得! FACEBOOK投稿ノウハウ』(翔泳社・共著)、『デジタル時代の実践スキル SNS戦略』(翔泳社)。

デザイン:三苫慧子
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