まずはゴールを設定し、6W2Hで道を作っていく
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プレゼンをつくるときは、まず「聞き手に何をしてほしいのか、どうなってほしいのか」という具体的なイメージを持ちましょう。つまりプレゼンの「ゴール」を決めます。このゴールを意識することによって、プレゼンをつくるときだけでなく、実際にプレゼンを行う際も、本筋からブレないようになります。
Chapter3 STEP1 内容設計
Lesson10 [プレゼンのゴール]
6W2Hでプレゼンのゴールを具体的に決めよう
○目的地を決めない旅行は迷子になる
私はプレゼンのコンサルティングを行う際、まずクライアントに「このプレゼンのゴールを教えてください」と質問します。この質問をすると、約半数の方が答えに窮します。「え~っと、そうですねぇ、このプレゼンのゴールは……」と、その場で考え始めてしまう方が意外に少なくないのです。
プレゼンづくりは旅行と同じと考えてください。旅行は、「目的地」があってはじめてそこを目指して出発することができます。プレゼンも同様で、「ゴール」があるからつくり始めることができます。よく「プレゼン中に、自分が何を話しているのかわからなくなってしまう」というご相談を受けますが、これはそのプレゼンに「ゴール」がないからです。旅行も、「目的地」がなければ途中で迷子になってしまいます。それと同様のことがプレゼンで起きているのです。〔図表10-1〕
プレゼンをつくるときは、まず「ゴール」を決めましょう。「ゴール」を決めるだけで、プレゼンづくりが格段に楽になり、実際にプレゼンを行う際にも役立ちます。〔図表10-2〕
▼プレゼンづくりに「ゴール」は必須
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○6W2Hでゴールをイメージする
プレゼンのゴールを決める際のポイントは、できる限り具体的にすることです。聞き手に何をしてほしいか、どうなってほしいかを、具体的にイメージします。
具体的に決めるときは、6W2Hを使うと便利です。「What (何をしてほしいのか)」「Who (誰にそれをしてほしいのか)」「Why (なぜそれをしてほしいのか)」「When (いつそれをしてほしいのか)」「Where (どこでそれをしてほしいのか)」「Whom (誰に向けてそれをしてほしいのか)」「How (どのようにそれをしてほしいのか)」「How much (いくらでそれをしてほしいのか)」―の8つの項目を可能な限り具体的に考えてみましょう。なお、「What(何を)」「Who(誰に)」「Why(なぜ)」の3つは必ず明確にしなければいけませんが、そのほかの5つの項目は、必要に応じて考えます。無理に具体化する必要はありません。〔図表10-3〕
▼プレゼンのゴールを6W2Hで具体的にする
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同じ営業におけるプレゼンでも、ゴールが「お客さまに自社サービスを知ってもらうこと」なのか、「お客さまにサービスを購入してもらうこと」なのかで、そのプレゼン内容は大きく変わります。途中でブレないように、最初にゴールをきちんと決めましょう。
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