いちばんやさしい資料作成&プレゼンの教本(全10回)

わかりやすいプレゼンの仕方は相手の負担をなくすこと。情報量とデザイン

プレゼン資料は自分が話したい情報を入れがち。整理された情報とデザインで相手のためのプレゼンをしましょう。

 

 

いちばんやさしい資料作成&プレゼンの教本

 

この記事は、書籍『いちばんやさしい資料作成&プレゼンの教本』の一部をWeb担向けに特別にオンラインで公開しているものです。

 

 

 

NGプレゼン資料の2つの問題点である「情報量」と「デザイン」。これらが適切に設計されていないプレゼン資料は、聞き手にとって「負担」となってしまいます。このLessonでは、これらの負担を解消する方法をお伝えします。

Chapter4 STEP2 資料作成 前編
Lesson23 [プレゼン資料のデザイン概論]
プレゼンを聞いてほしければ聞き手の「負担」をなくそう

○「羅列された情報」を「整理された情報」へ

プレゼン資料には、自分が話したい情報を記載しがちです。しかし、プレゼンの主役は聞き手です。プレゼン資料に記載する情報は、自分が話したいかどうかではなく、聞き手にとって大切かどうか、という基準で優先順位をつけましょう。

聞き手目線で優先順位をつけたら、次にその順位に従って情報の取捨選択をします。ここで意識すべきは、取捨選択の「捨」です。断捨離という考え方がありますが、プレゼン資料でも情報の断捨離が必要なのです。聞き手目線の優先順位に従って、思い切って情報を断捨離しましょう。

そして、最後まで残った情報に関しては、短い一文でまとめるなどして、シンプルに表現します。

こうすることによって、「羅列された情報」を「整理された情報」へと昇華させることができます。〔図表23-1〕

情報を整理する方法〔図表23-1〕

○「散らかったデザイン」を「整ったデザイン」へ

デザインを整えるためには、本章でお伝えするルールを適用すればOKです。プレゼン資料には、「文字」や「図形」、「グラフ」や「画像」などさまざまな要素があり、その要素ごとに「デザインのルール」が存在します。そのルールを適用するだけで、デザインは自然と整います。〔図表23-2〕

デザインを整える方法〔図表23-2〕

私はデザイナーではありません。しかし、プレゼン資料デザインの仕事を通じてデザインを学ぶことにより、名刺やチラシなど、さまざまなツールを自分でデザインできるようになりました。一度ルールを覚えてしまえば、いろいろなシーンで活用できますよ。

シンプルにしすぎたら伝わらない?

「プレゼン資料をシンプルにするのはわかったけど、シンプルにしすぎたら、逆に伝えたいことが伝わらなくなってしまうんじゃないかな」という不安をお持ちですか?

安心してください、そんなことはありません。その不安を解消してくれるのが「配布資料」です。こんな話をすると「プレゼン資料と配布資料って同じじゃないの?」という声も聞こえてきそうですが、「プレゼン資料」と「配布資料」は別物です。

しかし実際は、これらのツールを混同してしまう方がとても多いので、次のLessonで、それぞれの役割を改めて整理しましょう。

  • 著者:髙橋 恵一郎
  • 発行:株式会社インプレス
  • ISBN:9784295006008
  • 価格:1,980円+税

いちばんやさしい資料作成&プレゼンの教本
人気講師が教える「人の心をつかむプレゼン」のすべて

いきなりパワポでつくってませんか?

ストアカNo.1プレゼン講師が伝授!資料の内容設計から伝わるデザイン&話し方まで、成功するプレゼンのノウハウが全部わかる「いちばんやさしい」資料作成&プレゼンの入門書です。

【内容づくり】【資料のデザイン】【伝え方の練習】の3ステップで「成功率」が劇的にアップするプレゼンのルールを解説。

難しそうに思えるかもしれませんが、ITの知識やデザインのセンス、プレゼンの経験がなくても理解できるように配慮しているので心配不要です。

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

DSP
広告関連の用語。広告主(デマンドサイド、需要側)が広告を出稿するためのプラットフ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]