人間の行動には、「法則性」があると言われています。
これをうまく活用し、より良いページづくりをしてみましょう。
今回は、ターゲットの行動をどう知ったら良いか、ヒントになる調査方法などをご紹介します。
総務省のデータを活用しよう
総務省「情報通信白書」
総務省が調査したデータが公開されています。
例えば、
「IoT時代におけるICT産業動向分析」
インターネット技術が、どのような産業に活用されているか、これからどのように活用されていくのか、等がわかります。
「スマートフォンの普及とICT利活用」
スマートフォンの普及率や、どんな目的でどんなメディアを利用しているか等がわかります。
「IoT時代の新製品・サービス」
これから普及されていくであろう、技術やサービス等がわかります。
難しい単語がたくさん出てくるかもしれませんが、用語解説も掲載されているので便利です。
厚生労働省のデータを活用しよう
厚生労働省「国民生活基礎調査」
厚生労働省が調査したデータが公開されています。
例えば、
「各種世帯の所得の状況」
年齢別の所得状況や、生活意識の状況がわかります。
こちらも、用語の説明も掲載されています。
上記のほかにも、保健・医療や社会福祉に関する調査結果も掲載されています。
まとめ
ターゲット層が、普段どんな生活をしているか、どのようにインターネットを利用しているか等、データを参考に戦略を考えてみましょう。戦略はいろいろ考えられますが、ホームページでは改変が比較的簡単にできますので、いろいろ試してみてください。
こういった、信頼できるデータから想定される「一般論」から答えを導き出すことが、目的を達成するための一番の近道だと思います。
このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
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この記事の筆者
蝦名 晶子(えびな・あきこ)
ディーシーティーデザイン 代表
http://dct-design.net/
NPO法人あおもりIT活用サポートセンター 副理事長
http://aoit.jp/
生まれも育ちも青森県青森市。
ショッピングセンターでマーケティング・共同販促・広告・イベント企画・ディスプレイ等の販売促進に携わる。当時おつきあいのあったデザイナーやクリエイターに影響をうけ「何かをつくりあげる」ことに魅力を感じるようになり、2000年、「デザインを発注する側」から「デザインする側」へ転職。2004年に起業し、現在は『ユーザー目線での制作』『スピーディーに良いモノを』をモットーとし、Webサイトや紙媒体の企画から制作・活用提案など、運用全般を手がけている。2012年、青森県内の有志一同とNPO法人あおもりIT活用サポートセンターを設立。IT教育部会を担当し、ITに関わる人材育成に力を注いでいる。
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