続 ヒトの心理とページづくり(全6回)
カチッサー効果――思わず買ってしまうサイト上での働きかけとは(第3回)
「カチッサー効果」とは、働きかけによって深く考えることなしに、行動を起こしてしまう心理現象のことをいいます。
※「はじめてWEB」は2020年10月13日をもってサービスを終了しました。
人間の行動には、「法則性」があると言われています。
これをうまく活用し、より良いページづくりをしてみましょう。
「カチッサー効果」とは
「カチッサー効果」とは、働きかけによって深く考えることなしに、行動を起こしてしまう心理現象のことをいいます。
6W2Hの「Why」を明確に
ホームページで達成したい「ゴール」には
- ホームページからの問い合わせを増やしたい
- 電話によるムダな問い合わせがなくなるようにしたい
- 商品を知ってもらいたい
- 商品を買ってもらいたい
- とにかく一度来店してもらいたい
といった内容が多いと思います。
この、ゴールを達成するために、「6W2H」をひとつひとつ決めていきます。
商品が「ちくわ」の場合
- 【Who】自店が
- 【What】ちくわを
- 【When】常時(または記事を掲載した日から)
- 【Where】ホームページ上で
- 【Why】自慢の逸品だから
- 【Whom】主婦層
- 【How】ホームページのカートを利用して手軽に購入
- 【How much】100円で
ここで、注目したいのが「Why」。
【Why】自慢の逸品だから
たとえば、下記を比較してみてください。
当店の自慢の逸品をぜひご賞味ください
画像で美味しそうなイメージを訴求することも可能ですが、「なぜ」自慢の逸品なのかが明記されていません。
とびきり新鮮な素材を使い、石臼で丹念に仕上げた当店のちくわ。
プリっとした歯ごたえがたまらない!
「なぜ自慢の逸品なのか」
- とびきり新鮮な素材を使っている
- 石臼で丹念に仕上げている
これを明記し、さらに「五感」の「触感」を加えることで、食べたときのようすを想像することができる表現にしました。
より美味しそうに見え、食べてみたいと思わせることができます。
まとめ
働きかけによって、深く考えることなしに行動を起こしてしまう・・・「働きかけ」には、いろいろなものが考えられます。
誰かにお手伝いをお願いしようとしたとき
「手伝って」
とだけ言うよりは
「この作業はあなたの得意分野だから、ぜひ手伝って欲しい」
と、働きかけたほうが、快く手伝ってもらえるはずです。
その商品が「なぜ」良いのか、改めて紙に書き出してみるのもおすすめです。
ぜひ、活用してみてください。
※こちらも参考にしてみてください。
- あなたのホームページを「読んで」もらおう! 第2回:情報もレイアウトしよう※「はじめてWEB」は
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このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。
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