人間の行動には、「法則性」があると言われています。
これをうまく活用し、より良いページづくりをしてみましょう。
「短期記憶」とは
数十秒から数十分という時間の間に、保持される記憶のこと。
記憶できる量は一般的に、7±2であると言われています。
見せる情報は「7±2」を意識して
メニュー
見せたいものが増えてくると、どんどん追加していきたくなりますが、情報を整理しつつ、「7±2」にとどめるようにしましょう。
写真付き新着情報など
さまざまな要素が多いトップページでは、「7±2」にとどめておきましょう。
チラシでも・・・!
チラシのレイアウトの際にも、要素毎に「7±2」にすると、伝わりやすいレイアウトになります。
たくさんのホームページの中で、好印象を与えるために
欲しいものについて調べたいとき、どこかへ行こうと思ったとき、いろいろなホームページを検索し、比較します。欲しい情報がたくさん掲載されていても、ゴチャゴチャしていて見にくいと、敬遠されてしまうことが多いです。比較対象になるために、まずはパッと見で「見やすい・わかりやすい」という印象を与えることが重要です。
あなたのホームページのゴールを達成するための、ベストな方法は何か。
改めて情報を整理し、見やすいかどうかを確認してみましょう。
「短期記憶」の反対語は「長期記憶」ですが、こちらは個人的な経験のような、日々のできごとから記憶される『エピソード記憶』や、練習などを繰り返して動作として身につける『手続き記憶』などがあります。
ホームページのファンになってもらい、常に訪問してもらえるようになったら、「長期記憶」に関するしかけも必要になりますね。
ホームページは運用が一番大切です。すぐ変えられる、いろいろ試せるのが良いところです。
どんなレイアウトにすると、アクセス数がアップするか、売上が上がるか、問い合わせが増えたか・・・等、いろいろ試して一番良い手段を見つけていきましょう。
このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
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この記事の筆者
蝦名 晶子(えびな・あきこ)
ディーシーティーデザイン 代表
http://dct-design.net/
NPO法人あおもりIT活用サポートセンター 副理事長
http://aoit.jp/
生まれも育ちも青森県青森市。
ショッピングセンターでマーケティング・共同販促・広告・イベント企画・ディスプレイ等の販売促進に携わる。当時おつきあいのあったデザイナーやクリエイターに影響をうけ「何かをつくりあげる」ことに魅力を感じるようになり、2000年、「デザインを発注する側」から「デザインする側」へ転職。2004年に起業し、現在は『ユーザー目線での制作』『スピーディーに良いモノを』をモットーとし、Webサイトや紙媒体の企画から制作・活用提案など、運用全般を手がけている。2012年、青森県内の有志一同とNPO法人あおもりIT活用サポートセンターを設立。IT教育部会を担当し、ITに関わる人材育成に力を注いでいる。
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