来てしまった未来。AIによるいい感じライティング&リライトツール『Articoolo』がやばい
もう原稿書きたくないです。デジマラボ編集長の飯野(@jombo65)です。
もうタイトルの通りです。
- 「○○についての記事を書きたい」って感じでこっちがキーワードを指定
- AIがキーワードに合わせて膨大なwebの記事のなかから情報を収集
- いい感じにまとめてくれて記事が自動で生成される
そんな、ライターの存在を脅かすサービスArticoolo。これを使えば楽できるかも……?なんて心の片隅で思いつつ実際に使ってみたので、機能や可能性などなど紹介します。
キーワードを指定するだけで記事を作成
記事を作成するためにやることはたったひとつ。記事の元となるキーワードを指定してあげるだけです。それだけで記事ができちゃいます。
今回は、AIによる記事:「article by AI」というキーワードで実際に記事を作ってみます。
記事の最大文字数、読みやすさと独自性のどちらを重視するか、といった項目を設定し、待つこと1分ほど。こんな感じに記事を作成してくれました(一部抜粋)。
おー! 英語というだけでなんとなくいい感じに作れているように見えますが、中身についてはどうでしょう。ざっくりとかいつまんで和訳してみます。
「将来的には人が書いた文章とコンピューターが書いた文章の違いがわからないようになる」
「記事を書くことは難しいし、多くの記事を構成するのには集中力が必要で時間もかかる。誰かがチートで記事を書いてくれたら……なんて思うのは合理的だ。」
ちゃんとキーワードにあった文章を書けてる……!!
細かくみればちょっと変な部分もありますが、AIが書いたと言われなければ気づかないのではないでしょうか。恐ろしい可能性……。
キーワードを指定するだけで、webから情報を探して記事化。これって、いわゆるこたつ記事であればいくつも作ることができる、ということですよね。
同じキーワードを入れても、毎回違う記事になるようなので、他の記事と内容が被ってしまう心配もないそうです。
タイトル付け、要約の作成、さらにはリライトまでも
なんとこのサービス。記事を生成するだけでなく、複数のタイトル案や要約まで自動で作成してくれます。
実際に、さきほどの文章のタイトルを生成してもらいました。
ほう。けっこうショッキングでいいタイトルです。タイトルも含めてなかなかなクオリティで記事が作れてしまいますね。
さらにさらに。記事のリライトまでできるんです。テキストの内容は変えずに言い回しを変更してくれます。
参考にしたい記事を探して、Articooloにインプット。すると、記事がリライトされてタイトルも新しく生成。
リライト+タイトルのジェネレートは1記事1分ぐらいで終わっちゃいます。元となる記事さえ決まっていれば、ちょっと違った言い回しにして記事を量産できてしまいますね……。
WordPressプラグインやAPIも使えてお値段もお手頃
そのほかWordPressのプラグインやAPIまで用意されています。なんだかそれだけでぐっと近くに感じます。
気になるお値段ですが、まとめて購入すれば1記事あたり1$もしない料金でサービスを使うことができます。API経由だともっとお安め。
人力でwebから情報を収集 → 記事を構成。という手間を考えれば、だいぶ安いかなあと。
残念ながら日本語にはまだ対応していないのですが、日本語の記事をAIが作るようになるのもそんなに遠くなさそう……なんて思ってしまいました。
多くの情報を人がまとめる時代は終わる・・・?
こういったサービスを使って感じるのは、web上にある膨大な情報をヒトが集めるのは効率的ではないということ。というよりは、AIに任せた方が、より早く多くの情報を入手できるんじゃないかなあ、と。
となると、これから必要になるのは、そもそもweb上に存在していない情報(データ)を生み出すスキルや、AIがまとめた情報を編集するスキルなのかもしれないですね。
オリンピックでもAIライターは活躍していたようですし、これからすごいスピードで進歩していくことを考えると、ワクワクが止まりません。
普段見ている文章もじつはAIが書いていた……なんてこともこれから普通に起きるんだろうなあ。
ではではー。
「BITA デジマラボ」掲載のオリジナル版はこちら来てしまった未来。AIによるいい感じライティング&リライトツール『Articoolo』がやばい2016/08/31
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