Web担当者必見! リサーチ データ&市場調査レポート

サイトのデザインは54%が「好みで決定」、27%が最後に上司にひっくり返され、90%は消費者の意見を参考にせず/デザイン決定プロセス調査

現在のWebサイトデザイン決定プロセスにおける問題点とは?

デザイン案は多くても3案、直しも3回まででfix

では、サイト制作の現場で、デザイン決定までにどのようなプロセスを経ているのだろうか。

候補として何案ほどのデザインを検討するのかを聞いてみたところ、意外にも1案や2案が多く、93.1%が3案以下という結果だった(図5)。

図5 デザイン案は平均的に何案提示していますか?/されてますか?

最終デザインまでの直しに関しても、1回~3回が64.3%と、意外に少なかった(図6)。「ほぼデザイン修正をしない」が18.3%あるのも驚きだ。

図6 最終決定まで何回くらいデザインの修正をしますか?

作成途中のWebサイトデザインの確認をどのように行っているのかを確認したところ、最も多かったのはテストサイトでの確認(46.3%)、次いで「紙に印刷」が合わせて36%だった(図7)。

図7 デザインの確認方法はどのような形が多いですか?

評価ツールを使ったデザイン判断が進みつつある

世の中には、実際のユーザーを対象にサイトのデザインを「テスト」「評価」「分析」するツールやサービスがある。そうしたツールの利用状況を聞いたのが図8だ。残念ながら、全体の49.3%がそうしたツールを利用しておらず、主観的な判断に頼っていることがわかる。

また、ツールを利用している50.7%のなかでも、多いのは「アクセス解析」だ。さらに突っ込んだA/Bテストやアイトラッキングのようなテストツールは、まだまだ利用が進んでいないことがわかる。

図8 サイト制作において、効果を測定するツールを提案・導入していますか?

全体としてのツールの利用はまだまだだが、ツールを導入している企業に対してその活用状況を聞いたところ、71%がツールを利用してデザインを改善していた(図9)。一般にこうした活用状況の調査では「導入はしたものの利用していない」がそれなりの率あるものだが、この調査では3割弱と少なかった。

図9 サイト制作において、効果を測定するツールをどのように運用していますか?

ツールを導入していない企業や、導入したがうまく活用できてない企業に対して、その理由を聞いた結果が図10だ。理由として挙げられた主なものは予算で、次いで人的リソース、スキルといった回答となった。

図10 ツールを提案・導入していない、または導入はしているが、提案・改善を実施していない理由として何が挙げられますか?
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